6月21日に発売したトヨタ新型「アルファード」/「ヴェルファイア」。今回両車で性格が異なるコンセプトになっており、「ヴェルファイア」は、スポーティなコンセプトでパワートレーンラインアップも異なっている。発表会に登壇した執行役員・デザイン領域領域長サイモン・ハンフリーズ氏によれば開発当初は廃止の運命にあったというが、社内の強い反対の声で継続が決定したという。「ヴェルファイア」の車両本体価格は655万円〜892万円。
●文:月刊自家用車編集部
専用グレード「Z Premier」を設定。2.4L直4ガソリンターボエンジンを専用搭載!
3代目となる新型「ヴェルファイア」は、同時に登場した新型「アルファード」とは異なり、スポーティな位置づけとなっている。トヨタでは、「お客様のヴェルファイアならではというこだわりにお応えするため」として、運転する喜びを感じてもらえるように、専用のサスペンションチューニングやボディ補強を行った専用パワートレーンユニットを採用した。
「意のままの走り」を目指して、ジエターサポートとサイドメンバーを繋ぐ「ヴェルファイア」専用のボディ剛性部品を追加。走り出しから車両がしっかり動く応答性の良さを実現したという。
また、専用搭載エンジンとしてT24A-FTS型2.4Lガソリンターボエンジンを搭載。最高出力279PS/6000rpm、最大トルク430Nm/1700〜3600rpmを発生する。従来型が搭載していた3.5LV6ガソリンエンジンに対して、低速速度域のトルクを増大。さらにアクセルペダルをショートストローク化することで、少ない操作量でも車両の重さを感じさせない力強い加速を実現しているという。加えて、走り出しから常用域での不快なエンジンノイズの低減や加速時のスポーティなエンジンサウンドのチューニングによって運転する楽しさを追求した、としている。WLTCモード燃費は、2WD車で10.3㎞/L、4WD車で10.2㎞/Lとなる。
A25A-FXS型2.5Lガソリンエンジン採用のシリーズパラレルハイブリッドシステム搭載車と上記のT24A-FTS型2.4Lガソリンターボエンジン搭載車には、「ヴェルファイア」専用グレードとして「Z Premier」が設定される。黒色の「漆黒メッキ」を基調とした金属加飾をフロントグリルやバンパー、ドアウインドゥフレームモール、リヤスポイラーモール、バックドアガーニッシュモールに採用。さらにカラードドアハンドルとしてアグレッシブさとモダンを両立したデザインとした。アルミホイールもブラックスパッタリング塗装の専用19インチアルミホイールとなる。インテリアカラーも専用色としてサンセットブラウンが用意されている。
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