ロータス初の電動ハイパーGT「エメヤ」をニューヨークで披露。生産開始は2024年を予定

ロータスは、ニューヨークで3日間限定で開催している没入型体験イベント「Studio Emeya」を通じて、ブランド初となる4 ドア・ハイパーGTモデル「エメヤ(Emeya)」を発表した。このロータスの電動スポーツカーのフラッグシップモデルは、2024年に生産開始予定。9月9日には1日限定で一般公開されるという。

●まとめ:月刊自家用車編集部

0-100km/h加速は2.8秒以下を記録。世界最速の電動GTが誕生

今回発表された「エメヤ」は、ドライバーのためにデザインされたロータスの新しい電動グランドツアラー(GT)。

ロータスが75年間培ってきたエンジニアリングとデザインにおける専門知識と、最新の先進技術を融合させることで、ロータスの走りとフィーリングの新たなベンチマークとして投入されるという。

パワーユニットは、ロータスのハイパワー・デュアルモーターを搭載。最高仕様モデルの最高速度は155mph (250km/h)を超え、0-62mph(0-100km/h)加速は2.8秒以下を記録。

0-62mph(0-100km/h)を 2.8 秒未満で走行できるエメヤは、世界で最もパワフルな 4 ドア GT のひとつ。

最新の空力&低重心設計により、高次元のパフォーマンスを発揮

さらに先駆的なアクティブフロントグリルやリヤディフューザー、リヤスポイラーから生み出される先進的かつアクティブな空力特性が与えられたことも特徴のひとつ。ロータス独自の「ハイパースタンス」と呼ばれる低重心設計と組み合わされることで、走行安定と乗り心地、さらに卓越したハンドリングを高次元で両立している。

サスペンションは電子制御式のエアサスシステムで、高度なオンボードセンサーが 1 秒間に1000回前方の道路を読み取り、最もスムーズな乗り心地を確保するために車両を自動的に調整する機能も備えている。

フロントにはアクティブフロントグリルとアクティブエアリップ を装備。アクティブフロントグリルは、ドラッグを減らしてクルマの効率を高め(クローズ時)、バッテリーとブレーキシステムを冷却する役割も与えられている。

リヤにはアクティブリヤディフューザーとアクティブリヤスポイラーが装着。アクティブデュアルレイヤーリアスポイラーの幅は280mmで、215kg以上のネットダウンフォースを発生させる。

約5分間の充電で、150kmの後続距離を追加

充電性能は、350kWのDC急速充電器を使用すれば、約5分の充電で93マイル(150km)の航続距離を追加できるほか、15分以内に航続距離を80%まで高めることも可能。

ほかにも高度なサステナブル素材を積極的に用いたり、専用設計のオーディオシステムを搭載するなど、既存のロータスモデルを超える新たなアプローチも盛り込まれている。

ロータスが提案するラグジュアリー・ライフスタイルの電気自動車ラインナップのフラッグシップモデルは、2024年に生産開始される予定だ。

インテリジェントなドライバーコックピットには、直感的なインフォテインメントシステムが組み合わされる。さらにKEFの車載オーディオシステムも搭載。ロードノイズキャンセレーション(RNC)により、静かなリスニング空間も実現している。

ロータスは、ファッションや衣服産業から出る綿くずを再利用した新しい高級糸を使用する世界初の自動車メー カー。キャビン内張りなどに用いられている。

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