ビー・エム・ダブリュー株式会社は、MINI Clubmanの最終モデルとなる限定車「MINI Clubman Final Edition(クラブマン・ファイナル・エディション)」を、全国のMINI正規ディーラーを通じて販売することを発表した。価格は554万~567万円。導入台数は国内320台限定、納車は、2023年10月以降を予定している。
●まとめ:月刊自家用車編集部
人気モデル「クラブマン」の、最後を飾る特別なミニ
ミニ・クラブマンは、54年前の1969年にシリーズモデルとして追加された、長い歴史を持つミニのひとつ。初代モデルは2ドアモデルながら、車体後方に猟銃や荷物を運ぶスペースが設けられた、英国で主に狩猟等に使われたシューティング・ブレークをコンセプトとしている。
歴代モデルは、唯一無二の世界観と細部までこだわりぬいたデザインで爆発的な人気を誇ってきているが、特にラゲッジ・スペース部分に持つ左右のゲートが、それぞれ外側に開く観音開きのスプリット・ドアであり、これにより、荷物の出し入れをスムーズに行うことが可能。実用性の高さも魅力のひとつになっている。
2001年にBMWがミニを扱うことになって以降も、その人気は不変で、多くのユーザーから愛されてきたが、ミニ・クラブマンは現行モデルでついに終焉を迎えることになる。
世界限定1969台の超希少車。そのうち国内向けは、320台が限定導入される
今回、導入される限定車「MINI Clubman Final Edition」は、ミニ・クラブマンの最後を飾るべく生産させるメモリアルモデル。初代モデルが生誕した1969年にちなみ、全世界1969台が生産され、そのうち日本には320台が導入される。
エクステリアは、ミニ・クラブマンの世界観と親和性の高いMINI Yoursエニグマティック・ブラック、もしくは人気色のナヌク・ホワイトの2色から選択でき、専用色となる銅を想起させるシマー・コッパーをアクセント・カラーに採用する。ラジエター・グリル周りや、クロス・バー、エクステリア・ストライプ、18インチ・アロイ・ホイールのグラフィック・パターンがシマー・コッパーで統一されることで、エレガントな深みとクラシックな印象を高めるという。なお、Cピラーとサイドスカットルには、世界限定1969台中の1台を意味する「1 of 1969」のロゴが配置される。
インテリアは、ショルダー部にエディション・バッジを備えたMINI Yoursレザー・シートを特別装備。。シートは、Final Edition専用のダーク・マルーンで仕上げられ、ブルーのコントラスト・ステッチが刻まれている。インテリアトリムにも、専用色となるシマー・コッパーをアクセントに採用し、インテリア全体を落ち着いたブラウン・トーンに統一している。またインテリア各所にも「1 of 1969」のロゴが配置される。
モデル | メーカー希望小売価格 |
MINI Cooper S Clubman Final Edition | 554万円 |
MINI Cooper SD Clubman Final Edition | 567万円 |
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(ビー・エム・ダブリュー)
第4世代の新型1シリーズ BMW 1シリーズは、2004年に初代モデルが誕生。BMWのラインナップにおいて最もコンパクトなモデルだ。約50:50の理想的な前後重量配分、スポーティで俊敏なハンドリング性[…]
BMW M8 Competition M xDriveのファイナルエディション BMW M8 Competition M xDriveは、最高出力625PS(460kW)/6,000rpm、最大トルク[…]
8シリーズのファイナルエディション BMW 8シリーズは、ピュアスポーツモデルに匹敵する高い走行性能に加え、美しいスタイリングで強烈な存在感を持つモデルだ。2枚ドアのクーペモデルをベースに、オープンエ[…]
サーキット走行が可能な本格ハイパフォーマンスモデル BMW M3セダンはBMW 3シリーズ セダンの、BMW M3ツーリングはBMW 3シリーズ ツーリングをベースに、BMW M社が開発した高性能マシ[…]
ALCANTARA®でカスタマイズ 機能性、高級感、そして独自性を兼ね備えた自動車を紹介することを目的としたこのプロジェクトでは、ALCANTARA®でカスタマイズされた内装と外装の新作モデルが展示さ[…]
最新の関連記事(ワゴン)
航空機エンジニアが心血を注いだ国産車たち 今ではよく知られていることですが、工業製品の商品企画にはプロダクト アウト型とマーケット イン型というふたつのスタイルがあります。 ごくごく大雑把にいうと、プ[…]
ニッサン GT-R[R35] 生産期間:2007年12月~ 新車時価格:777万円〜3061.3万円 中古車の価格帯:613万円~6280万円 2007年、”ニッサンGT-R”として新たにデビューした[…]
ワゴン車としては、12年ぶりとなるフルモデルチェンジ 初代クラウンエステートは、1999年(平成11年)に11代目クラウンの新規開発バリエーションモデルとして誕生。 前モデルに当たるクラウンワゴン(ス[…]
累計3400万台を記録する、VWのベストセラーモデル 1973年の発売以来、50年以上の歴史を誇るパサート。これまでに累計3400万台以上が販売されており、これは、同社のアイコンのひとつ「ビートル」を[…]
昨年秋に導入されたレイバックが、レヴォーグ選びに幅をもたらしている 2020年秋にデビューした2代目「レヴォーグ」は、ショートワゴンにも似た軽快なプロポーションを持つスポーツワゴンとして、個性派揃いの[…]
人気記事ランキング(全体)
ナメたナットを切って外すツール 角をナメてしまったナットは、外れたとしても再利用することは難しい。であれば、壊してして外す、という選択肢もある。それを可能とするツールが「ナットブレーカー」だ。ナットを[…]
ベース車はスズキ・エブリイワゴン/キャビン 2mini Frozoo(マリナRV) ベースとなる車両はスズキ・エブリイワゴン。釣りやキャンプなどアウトドア趣味のユーザーに人気が高い軽バンコンは、キャン[…]
ベース車両はダイハツのアトレー ベースとなる車両はダイハツのアトレー。燃費が良く小回りの効く軽自動車でありながら、車内スペースが広く、多くの荷物も積み込める人気の車。キャンピングカーイベントではベース[…]
1:トヨタ マークII/チェイサー/クレスタ[X70] デビュー:1984年8月 ボディカラーは”スーパーホワイト”ほぼ一択”だ。ワインレッドの内装に、柔らかなシート表皮。どこか昭和のスナックを思い起[…]
アルファードがベースのキャンピングカー(グランドモーター) ベースとなる車両は広々とした高級感あふれるミニバン・アルファード。キャンピングカーとしてだけでなく、世間でよく見かける超人気車種だ。サイズが[…]
最新の投稿記事(全体)
ベース車両はトヨタのハイエース ベースの車両はトヨタのハイエース。カスタムの幅が広く、アウトドアを中心としたユーザーに、非常に人気の高い車だ。 ハイエースはなんと言ってもクラス最大級の荷室の広さが魅力[…]
クラウンクロスオーバーの人気ホイールに交換できるカスタマイズサービスがスタート 今回提供が始まった「ホイールデザインカスタマイズ」の対象モデルは、24年に一部改良したモデルのCROSSOVER RSお[…]
ナビメーカーが本気で作ったナビアプリ、質の高いルート検索&音声案内で人気 「COCCHi」は、パイオニアがカーナビメーカーとして培ってきた技術やノウハウを活用したスマートフォン専用カーナビアプリ。道路[…]
TV-CMでも大好評のいかつさアップの定番パーツが1位を獲得 (第1位)アクティブフェイスパッケージ 最も注目を浴びたのは、TVCMなどにも登場した「アクティブフェイスパッケージ」。フロントグリルとL[…]
オーテックオーナーが一同に会する名物イベント 11月16日(土曜)に開催された「AOG(AUTECH OWNERS GROUP)湘南里帰りミーティング2024」は、2004年にメーカー主催によるオーナ[…]
- 1
- 2