
テスラは2023年に発表した新型Model 3の納車を12月7日より開始した。
●文:月刊自家用車編集部
エクステリア、インテリアだけでなく、安全性能も大幅にアップグレード
新型Model 3は、エクステリアやインテリアの変更だけでなく、ファーサイドエアバッグの追加や、サイドドアのインナーフレームの補強など、安全性性能も大幅にアップグレード。
空力性能を最大化するエクステリアデザインや、車内を包み込むようなラップアラウンドインテリアなど、多岐にわたる改良が行われ、一充電あたりの航続距離は706km(国土交通省審査値)へ向上し、現在、日本で発売されている電気自動車の中で最長の航続距離を実現した。
フロント・リアのインナーフレーム補強
主な変更点
エクステリア
【ヘッドライト、テールライト】
ヘッドライトは、シャープでスレンダーなデザイン(ウィングシェイプヘッドライト)に変更。このデザインよってフロントの幅を広く見せ、ライトの照射距離と照射幅の拡大により夜間走行時の安全性が向上した。テールライトはワンピーステールライトへと変更となり、シャープな「C」字型の洗練された形状となった。
【新しいボディカラー】
ステルスグレーとウルトラレッドを追加。光源や見る角度によって変化するようデザインされた。
【ホイールをアップデート】
アップグレードされた18インチ フォトンホイールと19インチ ノバホイール(オプション)は美しいビジュアルと、ノイズをさらに低減する新しいスタイルとなった。
インテリア
【リアタッチスクリーン】
後席に8インチのリアタッチスクリーンを標準装備。シートヒーターの制御、エアコンの風量調整、音楽やビデオストリーミングなどが可能に。
【イマーシブサウンド】
独自設計のサウンドシステムは、デュアルサブウーファーを含む最大17個のスピーカーとデュアルアンプシステムによって臨場感あふれるサウンドを作り出す。(Model 3は9個のスピーカーと、シングルアンプシステム)
【包み込むようなキャビンデザイン】
アンビエントライトはドアパネルからフロントガラスまで広がり、リビングルームのような雰囲気を演出。
【多機能ステアリングホイール】
アップグレードされたステアリングホイールは、ウィンカー、ワイパー、ヘッドライト、ボイスコマンドなどの操作を集約し、ドライブがさらに快適に。
【アコースティックガラス】
前後左右、360°すべてのメインガラスは2層アコースティックガラスとなり、キャビンの静粛性が向上した。
【ガラスルーフ】
テスラならではのオールガラスルーフを継続。
【フロントシートベンチレーション】
Teslaアプリで事前にフロントシートベンチレーションを作動させ、環境の温度に応じて風量を自動的に調整。シートヒーターに加え、どんな季節でも快適なドライブライフ実現。
【シート】
シートの包み込み性とサポート性が大幅に向上。。
【CN95フィルタ】
臭いを通さず空気中の有害物質をろ過できるため、車内の空気を清潔に保つことが可能。
パフォーマンス
【長い航続距離】
スポーティで効率重視のデザイン。エクステリアデザインをアップデートし、空力性能を最大化することで、1回の充電でModel 3ロングレンジは最大629 km(WLTP)を走行。
【驚異的なパフォーマンス】
Model 3ロングレンジのシステム最大出力は331kWに上り、最大トルクは559Nm。動力性能は同クラスのガソリン車を大幅に超えるパフォーマンスとなる。
乗員同士の衝突を防ぐファーサイドエアバッグ
安全性
【サスペンションシステム】
新しいサスペンションシステム、そして次世代の車両安定制御システムにより、車両のスポーティーな特性を維持しながら衝撃吸収効果を向上。
【新しいドアヒンジ、ロックストライカー】
より高い基準でサイド構造を改善し、側面衝突時の安全性を効果的に向上している。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(新車)
より精悍な佇まいが楽しめる、新たなパッケージオプション「M Sport Package Pro」 今回、X5とX6に追加される「M Sport Package Pro」は、Mハイグロス・シャドー・ライ[…]
豪華な装備で魅せるEクラスの最高峰 E 53は、 3.0 リッター直列 6 気筒ターボエンジンと電動モーターを組み合わせたシステムトータル出力 585PS(430kW)を発揮するプラグインハイブリッド[…]
スズキのBEV世界戦略車が国内導入 新型eビターラは、2024年11月にイタリア・ミラノで初公開された、スズキのBEV世界戦略車第一弾となるモデル。 「Emotional Versatile Crui[…]
オートサロン2025で披露された注目バージョンが市販化 2020年に発売が始まったGRヤリスは、走りに直結するさまざまな改良を頻繁に行うことでも有名なモデル。それだけメーカーのこだわりが強いことをユー[…]
WLTCモードで295kmの航続距離を確保 新型軽EV「N-ONE e:」は、「e: Daily Partner」をグランドコンセプトに掲げ、日々の生活をより豊かにするパートナーを目指して開発。 EV[…]
人気記事ランキング(全体)
見た目では用途がわかりにくい、意外性のあるカー用品 世の中には多種多様のカー用品があり、奇抜なものから思わずおっと唸ってしまうようなアイテムがたくさんある。カー用品のお店やECサイトでカーグッズを探っ[…]
コンパクトに収まるベース仕様 RS1+のベースとなるのは、スズキ・エブリイワゴン。標準設定としてベッドマット、カロッツェリアの楽ナビ、そして諸費用を含む構成になっている。軽キャンピングカーを求める人に[…]
大人が手にする秘密基地 N-VAN コンポの最大の魅力は、まるで子供の頃に夢見た秘密基地を現実にしたような空間にある。助手席側の大開口部とフラットな床が生み出す自由度は抜群で、サイドオーニングを展開す[…]
全方位型のツインタイプの小型ファン 先日、ヘッドレストに装着するタイプの扇風機を愛車に導入したのだが、ファンとしてはオーソドックスな丸型タイプの扇風機も使う機会があったので、便利そうな2種を紹介してい[…]
日本車が手本とした、美を優先する伊デザイン。その代表が117クーペ 日本において、商品のデザインが売れ行きを大きく左右することに最初に気づいたのは、松下電器器具製作所(後の松下電器産業、現パナソニック[…]
最新の投稿記事(全体)
車内を快適に! カーエアコンの正しい使い方とは? 車内を快適な温度に保つために必要な、カーエアコンの正しい使い方を4つのポイントから見ていこう。 まずひとつ目のポイントは、カーエアコンの起動タイミング[…]
初期型 NA6CE(1989年) 未知の需要に果敢に挑戦して大ヒットを記録 初代ロードスターこと、「ユーノス・ロードスター(NA系)」が発売されたのは1989年です。年号が昭和から平成に切り替わった年[…]
より精悍な佇まいが楽しめる、新たなパッケージオプション「M Sport Package Pro」 今回、X5とX6に追加される「M Sport Package Pro」は、Mハイグロス・シャドー・ライ[…]
豪華な装備で魅せるEクラスの最高峰 E 53は、 3.0 リッター直列 6 気筒ターボエンジンと電動モーターを組み合わせたシステムトータル出力 585PS(430kW)を発揮するプラグインハイブリッド[…]
見た目では用途がわかりにくい、意外性のあるカー用品 世の中には多種多様のカー用品があり、奇抜なものから思わずおっと唸ってしまうようなアイテムがたくさんある。カー用品のお店やECサイトでカーグッズを探っ[…]
- 1
- 2