トヨタ、プライムアースEVエナジー社を完全子会社化することで、車載用電池の量産体制を強化

トヨタ自動車は、車載用電池の量産体制を強化する目的で、プライムアースEVエナジー株式会社を完全子会社化すること発表した。3月下旬の完全子会社化を予定している。

●まとめ:月刊自家用車編集部

完全子会社化で、より柔軟な量産体制を実現

これまで、トヨタ関連企業の電池量産体制としては、プライムアースEVエナジーと豊田自動織機がハイブリッド車(HEV)用電池を担当、プライムプラネットエナジー&ソリューションズ(出資比率はトヨタが51%、パナソニックHDが49%)が、電気自動車(BEV)とプラグインハイブリッド車(PHEV)用電池を担当、というように棲み分けされていたが、完全子会社後のプライムアースEVエナジーは、HEV用電池に加えて、BEV用とPHEV用の電池生産も担当。

プライムアースEVエナジーの完全子会社化により、電池量産体制が大きく強化されることで、今後、予想される車載電池の需要の高まりに対して、より柔軟な対応が可能になる格好だ。

プライムアースEVエナジー社 概要
会社名プライムアースEVエナジー株式会社(今後の社名変更を検討中)
従業員数約4700名
沿革1996年12月パナソニックEVエナジー(株)設立(出資比率はトヨタ 40%、パナソニックHD 60%)

2005年10月HEV市場の拡大に伴い増資
トヨタ単独で増資を引き受け、出資比率変化(トヨタ 60%、パナソニックHD 40%)

2010年6月プライムアースEVエナジー(株)へ社名変更
トヨタ単独で増資を引き受け、出資比率変化(トヨタ 80.5%、パナソニックHD 19.5%)

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