
この春に新生活を迎えるユーザーの中には、クルマの購入を検討している人もいるはずだ。そんなユーザーにこそ注目してほしいのが、購入満足度が高い“安くていいクルマ”だ。ここではマツダCX-5をピックアップ。初めてのクルマとしても安心してオススメできる1台だ。
●文:月刊自家用車編集部
次期型も気になるけれど、最新モデルはコスパの良さは歴然
ディーゼルターボ車の走りは、いまでも魅力大
すでに次期型CX-5の噂を耳にする機会も増えているため、購入するかどうかを悩んでいるユーザーもいるとは思うが、マツダのSUVは輸入車ブランドのような年次改良を積極的に行うこともあって、初期型と最新モデルは別物とまではいえないものの、かなりの差がある。今から狙ったとしても、後悔しないだけの理由も多い。
まずオススメできる理由の筆頭に来るのは、ミドルSUVの中ではかなり買い得な予算で狙えることだ。
現行CX-5がデビューしたのは2016年12月だが、2024年12月にグレード体系の見直しが実施されるなど、次を見据えた動きを垣間見ることができるが、注目したいのはその価格帯。
主力の2Lガソリン車は281万500円〜、2.2Lディーゼルターボ車は312万9500円〜と、他社のミドルSUVと比べるとかなり魅力的な予算で狙うことができる。
パワートレーンは3タイプが選べるが、低回転域から分厚いトルクが盛り上がってくるディーゼルターボ車がオススメ。
マツダSUVの売りになるフルレザー仕様のグレードともなると、価格帯は400万円前後からと車格相応の予算になってしまうが、キャビン内装が控えめなファブリックシート仕様ならば、ミドルSUVの中ではかなりのコスパの良さがある。
グレードごとに内装まわりの加飾が異なることも特徴。上級グレードはプレミアムキャラでも勝負することができる。
走りやキャビン性能に関しても、パワーユニット&トランスミッションは、設計年次が新しいCX-80やCX-60に比べると一世代前のユニットになるが、前述した頻繁に実施される改良進化の恩恵もあって、高い競争力を保っている。とくに2.2Lディーゼルターボ車の力強い走りは、いまでもまったく見劣りを感じない。車載IT(マツダコネクト)に少し癖があるが、価格と性能、ユーティリティ機能のバランスの良さは、このクラスではかなりの優等生といえる。
荷室は広さもシートアレンジも平凡。積載性を売りにするタイプではない。
オススメグレード:XDレトロスポーツエディション(2WD)
コスパを重視するならばXD iセレクションがお買い得
価格を最優先するなら、ディーゼルターボ車のエントリーグレードになるXD iセレクション(312万9500円〜)になるが、内装の違い(ファブリックシート)に加え、マツダコネクトのモニターサイズが小ぶりな8.8インチサイズ(上位グレードは10.25インチ)だったり、運転席パワーシートが省かれていたりと、装備面でも露骨に差が付けられている。
さらに他のグレードではオプションで付けられる装備に対応していないものも多め。コスパはミドルSUV全体で見ても抜群に良いのだが、せっかく新車を購入するのに…と感じてしまうユーザーもいるかもしれない。
そのひとつ上のブラックセレクション(345万9500円〜)になると、ハーフレザーシートとなり、その他の気になる装備の差もほぼ解消されるのだが、ここまで予算を出していいならば、マツダ車の売りである好きな内装のグレードを選びたくなる。
オススメはシックな内装が楽しめるXDレカロスポーツエディション(374万5500円〜)とするが、CX-5は上位グレードの内装はいずれも唯一無二の雰囲気を持つ。上位グレードは少し価格帯が上がってしまうが、それに見合った満足度はあることが魅力。もちろん上級グレードでもコスパの良さは同じだ。
最新購入&値引き情報:モデル末期は販売店も承知。大幅値引きで売り込みにくるので、良い条件を貪欲に狙うべし
- 車両本体目標値引き額:28万円
- 納期の目安:1〜2か月
- リセール予想:B–
いつフルモデルチェンジしてもおかしくない時期に来ているが、現時点で販売店に尋ねても明確な回答は返ってこない。いずれにせよ現行モデルは末期のバーゲンセール中なので、商談の最初から20万円前後の値引きを出してくるケースが目立つが、商談を進めていくと値引きは拡大する。
競合させるライバル車としては、供給が安定してきたトヨタ ハリアーがもっとも効果的。ハリアーのガソリン車は価格も近いこともあって、マツダのセールスマンの反応も良い。納期は早く、長くても2か月で納車される。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(CX-5)
ディーゼル廃止も「この価格なら納得」と思わせるコスパの良さ CX-5は、初代登場から約13年で世界累計450万台以上を販売する、マツダのビッグセラーモデル。長らくマツダの屋台骨を支えてきた現行モデルが[…]
ハイブリッドに匹敵するコスパの良さは見逃せない 排ガス規制の波に揉まれたディーゼルエンジンは、さまざまな技術革新の恩恵もあって、いまでは二酸化炭素排出量が減少した新世代型に進化を遂げた。“クリーンディ[…]
全長115mm延長がもたらす「CX-5史上最大」のゆとり 2026年夏の登場が噂される新型CX-5は、マツダらしいスタイリッシュなデザインを踏襲しつつも、機能装備を大きくブラッシュアップし全方位で進化[…]
現在、モデル末期のバーゲンセールを実施中 マツダCX-5は、2026年夏頃にフルモデルチェンジが予定されているため、現行モデルは販売末期で値引きが拡大してきている。車両価格+付属品込みの値引きで平均3[…]
後席快適性の改善で、家族に優しいSUVへ 新型CX-5は、現行型から全長とホイールベースがそれぞれ115mm長くなり、サイズ感は現行CX-5と先代CX-8の中間的な設定となる。これにより、車体寸法はミ[…]
最新の関連記事(SUV)
495HPの余力が意味するもの パトロールNISMOは3.5L V6ツインターボをベースに専用チューニングを受け、495HP/700Nmを発生する。数値だけ見れば大型SUVとしては過剰だが、この余力こ[…]
“万能軽四駆”という企画は、一発逆転を目指した弱小メーカーから生まれた クルマの開発には大金がかかる。たった1枚のドアを開発するだけで、そのコストは億単位になるという。いかに自動車メーカーが大企業でも[…]
自動車アフターパーツの総合メーカーである株式会社データシステムは、日産・セレナ用の「TV-KIT」をリリースした。最新の「NissanConnect インフォテインメントシステム 12.3インチ Go[…]
48VハイブリッドAWDシステムを、ジープとして初導入 今回導入されるハイブリッドモデルは、低速域でフル電動走行も可能な48VハイブリッドAWDシステムをベースに、伝統の走破性と環境性能を凝縮した1台[…]
「実用レジャーワゴン」を目指した設計思想。ソルテラとの違いは明白 トヨタとの協業によるBEV(電気自動車)として2022年に誕生した「ソルテラ」。昨年7月にはニューヨークで「アンチャーテッド」が世界初[…]
人気記事ランキング(全体)
夜になると浮き彫りになる“見えない不便” 日中は気にならない車内の環境も、夜になると一気に不便さが表面化する。特にセンターコンソール下や足元、シート脇といったエリアは光が届きにくく、必要なものを探すだ[…]
車種専用設計が生むフィット感と違和感のなさ カーメイトといえば、ユーザー目線に立ったアイテムづくりで知られるブランドだ。今回取り上げる収納アイテムも例外ではなく、トヨタの人気ハイブリッドモデルであるプ[…]
意外と使い切れていない車内スペースの実情 クルマの中を見渡してみると、すでに何らかのカーグッズが設置されているケースは多い。特にスマートフォン関連のホルダーや充電器といったアイテムは、もはや必需品とい[…]
専用設計だから自然に馴染む。違和感のないフィット感 ルームミラーは、運転中に何度も視線を向ける装備であるため、見やすさや違和感のなさが非常に重要になる。純正ミラーでももちろん機能としては十分だが、視認[…]
P-1(すばる1500) 現在の社名の原点ともなった幻の名車 P-1の制作は1951年頃、中島飛行機を母体とする富士精密工業の直4エンジンを搭載した乗用車を、富士自動車工業をはじめとする複数の会社の合[…]
最新の投稿記事(全体)
クルマのスマートキー、どこに行ったか問題に終止符 多くのクルマが採用するスマートキー。従来の物理キーは、ドアのロックの施錠や解錠のたびにポケットなどか取り出す必要があったが、スマートキーは身につけてい[…]
工具メーカーが作る“異色の快適アイテム” クルマの中で少し体を休める。長距離移動や趣味の遠征、仕事の合間など、ドライバーにとってその時間は意外と重要だ。短時間でもリラックスできる環境が整っているかどう[…]
ホンダが黄金時代を迎えていたF1譲りの精緻なチューニング 日本人というのは、制約があってこそ創意工夫の実力を発揮する民族なのかもしれない。狭い国土に人がひしめき、多くが山岳地で耕作面積も狭ければ資源に[…]
「SSMジムニー用モニタースタンド」(データシステム) 視界の不安を一掃する「目」と「座」を新発売 現行ジムニーは2018年の登場以来、常にバックオーダーを抱える異例のロングセラーモデルだ。2025年[…]
マツダの中国向け電動車『EZ-60』 マツダが中国で展開している『EZ-60』。中国の自動車メーカーである「長安汽車」との共同開発により作られた電動クロスオーバーSUVで、先に中国市場に導入されていた[…]
- 1
- 2





























