
マツダは、欧州で新型CX-5のティザーサイトを公開し、2025年7月10日午前10時(CEST【Central European Summer Time】※日本時間で午後5時)に正式デビューすることを発表した。
●文:月刊自家用車編集部
魂動デザインの進化に加え、装備機能の充実ぶりも期待できそう
現行型のCX-5は2017年に発売され、すでに8年が経過している。すでに国内でも次期型の登場は噂になっており、編集部が販売店に取材したところ「2025年末ごろが有力」という話も聞いている。
そんな状況の中、欧州のマツダサイトで新型CX-5のティザーサイトが解説された。
3世代目になる新型CX-5は、公開された横シルエットからも分かるように、マツダの新世代モデルに共通するシャープなラインが採用されるなど、マツダの「魂動デザイン」が、さらに進化することは確実のようだ。
欧州マツダの公式サイトで、新型CX-5のティザーが開始されている。ページにはカウントダウンタイマーが表示されており、日本時間の2025年7月10日午後5時に詳細が明らかになる予定だ。またページには新型CX-5のシルエットが映し出されており、「THE BEST JOURNEY NEVER ENDS」というメッセージも添えられている。
さらにサイトでは、キャビン空間も「広々としてすっきり」と語られるなど、現行型よりもユーティリティ機能が向上することも期待ができそう。装備機能に関しては、「人間中心のテクノロジーと安全システム」を採用するとされており、車載ITのマツダコネクトや、運転支援機能のさらなる進化が図られるのも確実だ。
ティザーサイトでは前後の横シルエットが公開済みで、マツダのデザイン進化の方向性を垣間見ることができる。フロント&リヤともにLEDライトを用いたモダンで引き締まった表情が楽しめる。
そうなると気になるのはパワーユニットだが、正式発表される7月10日には、パワートレーン構成の概要も発表されるのは間違いない。
すでにマツダは今年3月に発表した「ライトアセット戦略」において、「SKYACTIV-Z」と名付けた新開発2.5L直4エンジンにモーターを組み合わせたフルハイブリッドモデルを、2027年中に次期CX-5へ搭載することを公表している。新型の国内導入は2025年後半に正式デビューする可能性が高く、発売当初は現行型に搭載されている2.0L直4DOHCと2.2L直4ディーゼルターボの改良ユニットの搭載が有力なので、このフルハイブリッドは、その2年後に遅れて追加されることになりそうだ。
いずれにせよ、新型CX-5が今年後半のミドルSUV選びに大きな影響を与えるのは確実。まずは7月10日の正式デビューを楽しみにしたい。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
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