
普段、何気なく利用している橋。しかし、そこには意外な歴史や機能があったりもする。今回紹介するのは、日本国内で現在でも約30基が存在するという、可動橋を紹介しよう。愛車でのドライブに最適なスポットでもあるので、興味がある人は是非、チェックしてみてほしい。
●写真/文:ジパングツーリズム編集部
役目を終え、数を減らしつつある可動橋。
可動橋とは、橋の下を船などが通る際にパカッと二つに分かれて運行の妨げにならないように動くようなアレのこと。要は「動く橋」のことだ。かつては日本国内にも約80基の可動橋があったそうなのだが、年々その姿を消してゆき、現在では約30基の可動橋が残っているらしい。そんな中で現役の日本最古の可動橋が三重県にあると聞き、行ってみた。
三重県四日市市に残る、末広橋梁
訪れたのは、三重県は四日市市にある「末広橋梁」と呼ばれる可動橋だ。日本最古の可動橋と言われており、竣工は1931年(昭和6年)。つまり、90年以上の歳月が経過しており、現在も現役で稼働している。ちなみに、鉄道用の可動橋となっており、1日に数往復の貨物列車が通過する。鉄道用としては、日本唯一の存在で、国定重要文化財にも指定されている。
末広橋梁に掲示されているプレートにはしっかりと「昭和6年」の文字が刻まれている。建設したのは山本工務所と書かれている。
末広橋梁のプレートには「昭和6年12月架設」の文字が刻まれている。
可動時は大迫力! 思わず「ウソでしょ…そう動くんだ?」
現在は一日に最大5往復、電車が通行する際に普段上がっている橋がゆっくり下がる様子を見ることができる。初めて見る人は思わず「ウソでしょ…。橋が動くなんて、その発想はなかった…」と、感心してしまうほどの迫力だ。
普段は跳ね上がった状態の末広橋梁。船の往来が可能となる。
これで列車が通過可能となる。
大体2分間で跳ね上がっていた橋が下りてくる。90年以上前から変わらぬその動きにとてもロマンを感じてしまう。
列車運行は最大1日5往復。太平洋セメントのタンク車が14時及び17時頃通過する。列車通過の20~25分頃前に橋の可動が開始する。事前に時間をチェックした上で訪問しよう!
※本稿は、WEBサイト「ジパングツーリズム」から抜粋して掲載しています
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