50km/hでも違いを実感。ホンダアクセス「実効空力」エアロは、驚きの接地感が凄かった。│月刊自家用車WEB - 厳選クルマ情報

50km/hでも違いを実感。ホンダアクセス「実効空力」エアロは、驚きの接地感が凄かった。

50km/hでも違いを実感。ホンダアクセス「実効空力」エアロは、驚きの接地感が凄かった。

ホンダのカスタマイズ・ブランドとして知られる「ホンダアクセス」と「無限」が合同で試乗取材会を実施した。どんな内容であったのかを、まずは「ホンダアクセス」からレポートしよう。

●文/写真:鈴木ケンイチ

「ホンダアクセス」と「無限」、その違いとは?

年明けそうそうとなる1月中旬にホンダアクセスと無限による「Honda カスタマイズモデル試乗取材会」が実施された。

ホンダのカスタマイズ・ブランドとして知られる、ホンダアクセスと無限ではあるが、その実態には違いがある。

ホンダアクセスは、ホンダの子会社であり、ホンダの量産車と同じ厳しい基準で、開発から生産、販売までが行われている。メーカー純正の高いクオリティが特徴だ。

一方、無限は、ホンダとは資本関係のない独立した存在。その上で、ホンダのクルマやオートバイを使ってレースシーンで活躍してきたという企業だ。そのレースで培った技術と知見をカスタマイズ製品に落とし込んでいるのが特徴となる。

同じホンダのカスタマイズを手掛けるブランドでありながら、その立ち位置と見据えるところが、ホンダアクセスと無限は異なっている。

「Honda カスタマイズモデル試乗取材会」は、湘南の海に面した広い駐車場にて開催された。

30年前から続く空力へのこだわりが、製品群に宿る

そんなホンダアクセスのカスタマイズで個性となるのが空力アイテムへの注力だ。

ホンダアクセスのエアロパーツは、ドレスアップ目的だけでなく、名称の通りに空力(エアロ)の効果を重視しているのが特徴だ。

1995年の法改正によるチューニング緩和の後に登場した、1996年の5代目「プレリュード」では、ホンダ初のフルエアロパーツが設定されていた。その時代から、すでに現在に続く、見た目だけでなく、空力という機能を追求する姿勢があったという。

そして、最新の「プレリュード」に用意されたホンダアクセスのエアロパーツは、「前後のリフトバランスを整える」「風洞実験で確認しながら、主翼形状と翼端板の位置決め」が実施されたそうだ。

ホンダアクセスの用品を装着した新型「プレリュード Sport Style」。フロントロアースカート、フロントグリルモールディング、ブラックエンブレム、ドアバイザー、ドアミラーカバー、アルミホイールセンターキャップ(ブラックHマーク)、19インチアルミホイール、マッドガード、テールゲートスポイラーを装着する。

ホンダアクセスの、フロントロアースカートと、テールゲートスポイラーは、前後のリフトバランスを整え、風洞実験で形状と位置が決められている。

実際に効果が体感できる「実効空力」という考え方

今回の試乗取材会では、そんなホンダアクセスの空力へのこだわりが実感できる試乗が用意されていた。それがテールゲートスポイラーの比較だ。

用意されたのは、ホンダアクセスの「シビックタイプR」用の「テールゲートスポイラー」。

これはウイングの地面側にシェブロン(鋸歯)形状の突起を配置することで、強いダウンフォースを発生させる。直進時だけでなく、旋回時にも空力が追従するので日常の速度域でも体感できる、ホンダアクセスいわく、これこそが“実効空力”であるという。

ホンダアクセスの実効空力を体感するために用意された2枚のテールゲートスポイラー。手前のシェブロン(鋸歯)が見えるものがホンダアクセス製、奥が純正品となる。

まずは、比較として純正テールゲートスポイラーの「シビックタイプR」で、会場内のパイロンコースをスラローム。その後、同じ車両でホンダアクセスのシェブロン(鋸歯)付きのテールゲートスポイラーに交換。その状態で、同じパイロンコースを走り出してみた。

すると、最初の1本目のパイロンのターンで、いきなり違う。純正よりも、よりイージーにクルマの向きが変わる印象が強い。走行時の安定感も増していて、4輪のグリップ力が高まっている。ホンダアクセスいわく、高い直進安定性もポイントのひとつというから、高速道路でもこの効果は実感できそうだ。

ホンダアクセスのテールゲートスポイラーを装着した「シビックタイプR」。美しいカーボン地と、翼端板の形状の違いが見て取れる。

ホンダアクセス製のテールゲートスポイラーを、下から覗くと、シェブロン(鋸歯)を確認することができる。空気の乱流が発生することで、ダウンフォースがより強く発生するのだ。

しならせてタイヤの性能を使い切る「ホイール」の効果を実感

続いてホイールの試乗も行われた。用意されていたのが、「ヴェゼル」用の18インチホイール「MS-050」。3本のスポークが5角形に配置されるデザインは、ちょっと懐かしい80年代テイストだ。

このホイールの狙いは、タイヤを使い切ることという。それを実現するためにホイール全体の剛性が最適化されている。具体的には、旋回時にホイールをしならせることで、タイヤの接地面圧を高めるという。なお、ホイール単体の重量はノーマルと変わらないとのこと。

ホンダアクセスの「ヴェゼル」用18インチアルミホイール「MS-050」。ホイールの固有振動数や弾性変形領域もサスペンションの一部と捉えて、剛性を最適化している。

パイロンを並べたスラローム路で、ノーマルホイールと「MS-050」を比較した。すると、純正ホイールでは、ロールの途中でひっかかるような動きが感じられていたのだが、「MS-050」ではスムーズに動いてくれ、操舵フィールがスッキリしたものになっていた。一般道の試乗では、荒れた路面の細かな上下動が少ない。

サスペンションやタイヤ交換ほどの大きな差ではないが、乗り比べると確かに違う。確かな違いを生み出すアイテムといえるだろう。

比較試乗として、同じ「ヴェゼル」で、純正ホイールとホンダアクセスの「MS-050」を装着した2台を用意。パイロンでのスラロームと、一般道を比較試乗した。

機能アップを実現するアイテムも披露

また、取材会として、試乗以外にも、ホンダアクセスのデモカーが数多く用意されていた。

ホットな走りが期待されるEVスポーツ「スーパーONE」のカスタムは、1980年代に人気を集めた「シティ・ターボ2」を彷彿とさせるものだ。「シティ・ターボ2」は、おしゃれでキュートなコンパクトカーとして1981年にデビューした「シティ」に、追加されたハイパフォーマンス・モデルだ。クラス最強のターボ・エンジンと、ワイドな前後ブリスターフェンダーを装着して異彩を放ったレジェンド級のモデルと言えるだろう。

軽EVとなる「N-ONE e:」にホンダアクセスの純正アクセサリー「Sport Style」を装着した車両。前後ホイールが異なるのは、無限のパフォーマンスダンパー装着車との比較試乗のためにタイヤサイズを統一するため。

また、人気の「ステップワゴン・スパーダ」用の新バンパーワイドガーニッシュも、この取材会で本邦初公開されている。

「ステップワゴン・スパーダ」用のフロントバンパーに装着する、バンパーワイドガーニッシュが新製品として初公開された。写真のベルリナブラックだけでなく、べルリナブラック×プラチナホワイト・パールの2色が用意されている。

それ以外にも、ホンダアクセサリー用品を装着した、「CR-V」「N-ONE e:」「フリードAIR」「WR-V」が用意されていた。「フリードAIR」と「WR-V」は、愛犬家向けのホンダドッグ仕様だ。愛犬をクルマに載せるための安全性と利便性アップのために、自動車メーカーならではの配慮と高い品質を備えた用品を見ることができた。愛犬グッズも可愛いだけでなく、高い機能性を備えているのがホンダアクセスならではだろう。

ホンダドッグの用品と、ホンダアクセスのアクセサリーを装着した2台。「フリードAIR」は「Superior Style」。「WR-V」は「TOUGH STYLE」を身にまとっている。

「フリードAIR」に装備されたホンダドッグの「ペットシートプラスわん2」。助手席エアバッグの展開をなるべく避ける形状をしているのが特徴だ。

愛犬がドアの内張を傷つけないための「ペットドアライニングカバー」。ドアと窓のガラスの隙間に上部をひっかけるだけという簡単装着だ。

「WR-V」は、愛犬と共に車中泊を行えるようにした車中泊仕様。大型のケージがあっても、大人がまっすぐに寝ることができる。

※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。