
2026年のFIA世界ラリー選手権(WRC)第7戦「ラリージャパン(フォーラムエイト・ラリージャパン2026)」が、本日5月28日(木)から31日(日)にかけて、愛知県と岐阜県を舞台に開催される。昨年まで11月開催だったラリージャパンが、今年から5月下旬へと時期を移したことで、コンディションや会場構成にも変化が生じている。
●文:月刊自家用車編集部
開催時期が大きく変わった2026年のラリージャパン
2026 GR YARIS Rally1 ラリージャパン2026シェイクダウンの模様。
ラリージャパンといえば、秋の愛知・岐阜を舞台に繰り広げられる国内最大級のモータースポーツイベント。しかし2026年は、開催時期が例年の11月から5月下旬へと大幅に移動した。これにより、気温・路面温度ともに高く、場合によっては30度前後に達することも想定される。また、梅雨入りが早まった場合はウェットコンディションでの戦いになる可能性もある。
一方、落ち葉が少ないことで路面はよりクリーンな状態が保たれやすく、ドライバーにとって走りやすいコンディションになることも予想されている。
今年は現行レギュレーション最後の年。Rally2にはランチア・イプシロンが初出場
ランチア・イプシロン・ラリー2HFインテグラーレ
WRCトップカテゴリーのRally1には、トヨタGR、ヒョンデ、フォードがが参戦。トヨタはTOYOTA GAZOO Racing World Rally Team(TGR-WRT)からRally1とRally2に参戦。Rally1は専用開発のラリーカーだが、Rally2は市販車がベースとなりラリージャパンには7台のGR Yaris Rally2が出場予定となっている。また、WRCの名門ランチアの今季復帰もニュース。Rally2にランチア・イプシロン・ラリー2HFインテグラーレがラリージャパンに出場するのも注目だ。
名古屋でオープニングセレモニー、舞台は豊田市を中心に展開
2026 GR YARIS Rally1 ラリージャパン2026シェイクダウンの模様。
今年のラリージャパンでは、新たに愛知県名古屋市内でオープニングイベントが設けられた。名古屋城にほど近い愛知県体育館の敷地内で、本日5月28日(木)の夕方にオープニングセレモニーが行われる。ラリーカーの走行は同日朝8時過ぎから豊田市の鞍ケ池公園でのシェイクダウンからスタートする。
サービスパークは例年どおり豊田市の豊田スタジアムに設置され、愛知県と岐阜県のステージを走行する。
3日間・20SS・総走行距離302.82km
WRC 第7戦 ラリージャパン 2026 マップ
競技初日となる29日(金)のデイ1は、愛知県内のアスケ(足助)、イセガミズ・トンネル(伊勢神トンネル)、イナブ/シタラ(稲武/設楽)という3本のステージを各2回走行。そのうちSS1/4のアスケは今年新たに設けられた新ステージだ。
30日(土)のデイ2は、愛知・岐阜両県にまたがるオバラ(小原)、エナ(恵那)、マウント・カサギ(笠置山)の3ステージに加え、豊田市に新設された3.19kmのスーパーSS「フジオカSSS(藤岡)」を2回走行。3日間で最長となる120.22kmを一日で戦う最も過酷なデイだ。
最終日31日(日)のデイ3は、ヌカタ(額田)、レイク・ミカワコ(三河湖)、クラガイケSSS(シェイクダウンの逆走)の各ステージを走行。最終SS20「レイク・ミカワコ2」はパワーステージに指定されており、トップ5タイムを記録したドライバーとマニュファクチャラーにボーナスの選手権ポイントが付与される。
ラリー全体では3日間で20本のSSを走行し、総SS距離は302.82km。リエゾン(移動区間)を含めた総走行距離は905.27kmに及ぶ。
トヨタGAZOO Racingはホームイベントで優勝を狙う
今シーズンすでにケニアとクロアチアで2連勝を達成した勝田 貴元/アーロン・ジョンストン組。
今大会にはTOYOTA GAZOO Racing World Rally Team(TGR-WRT)が、エルフィン・エバンス(33号車)、セバスチャン・オジエ(1号車)、オリバー・ソルベルグ(99号車)、勝田貴元(18号車)の4台に加え、TGR-WRT2からサミ・パヤリ(5号車)を加えた計5台のGR YARIS Rally1で参戦する。
日本で最もなじみ深い勝田貴元は、今シーズンすでにケニアとクロアチアで2連勝を達成。ドライバー選手権でもトップ争いを繰り広げており、現在ドライバーズランキングで2位。ホームイベントでの優勝に強い意欲を見せている。
ラリージャパン2026は31日(日)まで開催。詳細はラリージャパン公式サイト(https://rally-japan.jp/)およびWRC公式サイト(https://www.wrc.com/)で確認できる。
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