
現在、国内のバッテリーEV市場は、ホンダからリリースされた電動スポーツ「Super-ONE(スーパーワン)」がEV補助金を活用することで割安に買えることもあって大きく盛り上がっているが、東京都が2026年6月24日に発表した「EV購入補助金の拡充方針」により、その勢いがさらに増しそうだ。購入を検討していたユーザーにとって、この発表は「今すぐディーラーへ走るべき」決定打になるかもしれない。
●文:月刊自家用車編集部
ベース額と上乗せ補助額で、プラス30万円も補助金がアップ
東京都が打ち出した新たな方針は、EVシフトを一気に加速させる破壊力を秘めている。
公開された補助額の体系・内訳(令和8年7月1日以降に初度登録された車両が対象)によると、自動車メーカー別の補助額における「ベース額」が、これまでの10万円から一挙に「20万円」へと倍増。さらに、自動車メーカー別の上乗せ補助額も拡充される。
このメーカー別の(新)上乗せ補助額は、これまでの(旧)補助額に対して、概ね20万円上がっているため、東京都に在住のユーザーが補助金の対象となるバッテリーEVを購入する場合、ベース額と上乗せ補助額でプラス30万円も補助金が増えることになる。
東京都はEVの補助額を最大130万円、PHEVを最大115万円に引上げ。メーカー別補助金において、ベース額を10万円、GXの取組評価による上乗せ額を最大20万円引き上げることで各30万円の増額となる。助成対象は、東京都内の個人、事業者(個人事業主含む)。
スーパーワンなら、国+東京都の補助金合計は220万円
ホンダ・スーパーワンを例にすると、このモデルの車両本体価格は339万2000円。これまでは、国からのCEV補助金130万円に加えて東京都の旧補助金60万円(給電機能付きのため、基本補助額は20万円。メーカーごとの上乗せ補助額が40万円だった)が適用されていた。
これでも実質的な負担はかなり抑えられているのだが、今回の東京都の拡充によって、都の補助金が60万円からさらに30万円上乗せ(ベース額で+10万円。上乗せ補助額で+20万円)された「90万円」へと跳ね上がる。
これに国の130万円と合わせるだけで、国+東京都の補助金合計は220万円に達し、車両本体の実質負担額は119万200円(登録諸費用別)という驚異的な水準になってしまうわけだ。
スーパーワンは、往年の名車「シティターボⅡ」を彷彿とさせる踏ん張ったスタイリングに、軽量&低重心がもたらす手応え十分な走りを詰め込んだ1台。
ベースとなったN-ONE e:の上級グレードからわずか19万1400円アップという良心的な価格設定もあって、走って最高に楽しい電動スポーツが、軽自動車のベース車並みの負担で手に入るチャンスということで人気が沸騰しているのだが、さらにその勢いが加速するのは間違いないだろう。
大拡充の恩恵をダイレクトに受けるのが、令和に蘇ったホットハッチとして話題沸騰中のホンダ「Super-ONE(スーパーワン)」だ。車両本体価格は339万2000円。
スーパーワンは、軽乗用EVのN-ONE e:をベースとしながらも、全幅を拡大した専用シャシーの採用や、車内体験を向上させる各種機能を備えることで、日常の移動を刺激的な体験を楽しめる電動スポーツモデルに仕立てられている。
駆動モーターやバッテリーはN-ONE e:と変わっていないが、唯一無二のブーストモードを備えるなど、制御機能は専用仕立て。サスなども専用設計が奢らえる。
ステアリングの専用スイッチで最高出力を70kWへ解放されるブーストモードは、刺激的な走りをサウンドと共に体感できる目玉機能。ブーストモード時はメーターや室内照明が紫に変化し、タコメーターやアニメーションの演出が加わる。
東京都の場合、EV周辺機器や再エネ導入の同時導入で優遇額がさらにアップ。最大10万円のV2H等充放電設備に加え、太陽光発電導入で30万円(合計最大260万円)、または再エネ電力契約で15万円(合計最大245万円)が優遇される。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(ニュース)
BMWでもアルピナでもない!「ボーフェンジーペン」の最新プロダクト「05 GT」とは? ボーフェンジーペンは、ドイツ・ブッフローエを拠点とする家族企業であり、その前身は高性能ラグジュアリーカーで名を馳[…]
左から初代クラウン RS型、トヨタ スポーツ800 UP15型、トヨタ 2000GT MF10L型、スープラ JZA80型、LEXUS LFAの計5台で参加。 初代クラウンからLEXUS LFAまで、[…]
今週末に富士スピードウェイで開催された、S耐24時間レースの会場内でお披露目されたスバル・アセント。日米貿易合意を受けて施行された国土交通省の認定制度の利用を前提に、国内導入の検討が進んでいることが公[…]
「食・癒・泊」の新商業施設 「富士モータースポーツフォレストテラス」は、富士スピードウェイ(西ゲート)そばに誕生した複合商業施設。 富士の美食をバラエティ豊かに楽しめるレストランの「食」、富士山を真正[…]
超電導液体水素ポンプを世界初採用 トヨタは、将来の市販化を見据えて液体水素燃料や燃焼技術などの開発を続けてきたが、今回の富士24時間レースでは、2025年の最終戦で技術公開された「超電導液体水素ポンプ[…]
人気記事ランキング(全体)
バブル景気に沸く中誕生した、日産の大ヒット高級車 1980年代までの日本において、3ナンバーの普通自動車は贅沢品の象徴であった。当時の自動車税制では、税額が4万円以内に抑えられていた排気量2L未満の小[…]
アッソ・デイ・フィオーリ ショーモデルの難しい造形を見事に再現した生産技術力 卓越した技術が厳しい競争を生き抜くための大きな武器であることは、言うまでもない。ただし、時にその技術が諸刃の剣になることも[…]
日常使いもこなせるジャストサイズの定番バンを採用 キャンピングカーのベース車両として、圧倒的な耐久性と積載力から絶大な支持を集めているのがトヨタのハイエースだ。紹介するモデルは、キャンピングカー総合ビ[…]
あえて一人用に割り切った広大なデスクスペース 今回紹介するのは、数々の個性的な軽キャンパーを製造・販売しているビルダーのオートワンが手掛けた、電化キャンパーのニューモデルである給電ベースだ。オートワン[…]
日常使いと車中泊を完璧に両立するジャストサイズ キャンピングカー選びにおいて、多くのファミリー層が直面するのがベース車両のサイズ問題だ。休日のレジャーには大型のキャブコンバージョンが魅力的だが、平日の[…]
最新の投稿記事(全体)
ベース額と上乗せ補助額で、プラス30万円も補助金がアップ 東京都が打ち出した新たな方針は、EVシフトを一気に加速させる破壊力を秘めている。 公開された補助額の体系・内訳(令和8年7月1日以降に初度登録[…]
最新の電動化技術と革新的なデジタル空間を携えて日本に上陸 アウディのプレミアムセダン&ステーションワゴン「新型A6シリーズ」が、最新の電動化技術と革新的なデジタル空間を携えて日本に上陸。歴代の品格を受[…]
夢のコラボレーション 寺田陽次郎氏とACO会長によるドライブが実現 今回のデモンストレーション走行では、モデルカーブランド「Spark」の協力のもと、特別なパレード枠での単独走行が行われる。注目のドラ[…]
ジムニーを”ヘリテージSUV風”に。スキッドプレート標準装備の新作フロントバンパー カスタムパーツブランド「ARX(Auto Rubys Xact Parts)」を展開する株式会社AutoRubys([…]
接近時アンロックと降車時オートロック機能も採用 今回の一部改良では、運転支援機能の強化と利便性の向上が図られている。 まず運転支援機能「e-Assist」に、先行車発進通知が追加。信号待ちや渋滞などで[…]
- 1
- 2
























