
カワサキモータースジャパンは2026年8月24日、オフロード四輪車「MULE PRO-FXT 820」の2027年モデルを発表した。発売は2026年11月14日を予定しており、メーカー希望小売価格は278万3000円。
最大の特徴は、用途に応じて3人乗りから6人乗りまでシートレイアウトを変更できる「トランスキャブシステム」だ。
●文:月刊自家用車編集部
3人乗りと6人乗りを使い分けられる!
MULE PRO-FXT 820は、農場や牧場などでの作業を想定したユーティリティ・ビークル(UV)だ。
最大の特徴となるのが、カワサキ独自の「イージートランスキャブシステム」。後列のシートを格納すれば荷台を広く使うことができ、シートを展開すれば6人乗りとして使用できる。シートアレンジに必要な時間はわずか約1分という。
人を乗せるときは6人乗り、荷物を運ぶときは荷台を広くするなど、作業内容に応じて使い分けられるのが面白いところだ。
812ccの3気筒エンジンを搭載
パワーユニットは、812cm³水冷4ストローク並列3気筒DOHC4バルブエンジン。CVT(無段変速機)と組み合わせることで、低速域から力強いトルクを発揮し、重い荷物の運搬や牽引にも対応する。
さらに、電動式セレクタブル2WD/4WDシステムやディファレンシャルロックも備えており、不整地での走行を想定した装備が充実している。
最大牽引力は907kg。農場や牧場などでの作業車として、頼もしい性能を持つ。
フロントとリヤには独立懸架式サスペンションを採用。75Aの高出力発電機も搭載し、屋外作業での利便性にも配慮されている。
MULE PRO-FXT 820
「TERYX」とはキャラクターが違う
カワサキのオフロード四輪車と聞くと、スポーツ走行を楽しむ「TERYX」シリーズを思い浮かべる人もいるかもしれない。しかし、MULE PRO-FXT 820は、同じオフロード四輪車でも方向性が大きく異なる。
TERYX KRX 1000 (スモーキーグレー×スーパーブラック)
カワサキでは、スポーツ・レクリエーション用途を重視したTERYXに対し、MULEは実用性を重視したユーティリティ・ビークルとして位置づけている。MULE PRO-FXT 820は、農場や牧場などでの作業を想定し、人や荷物の運搬、牽引などを1台でこなせるのが特徴だ。
3人乗りと6人乗りを切り替えられるトランスキャブシステムも、こうした実用性を象徴する装備といえる。
MULE PRO-FXT 820
車両価格は278万3000円
2027年モデルのMULE PRO-FXT 820は、ティンバーライングリーンの1色を設定。
メーカー希望小売価格は278万3000円で、2026年11月14日に発売される。
今回のモデルでは従来型から車両重量が867kgから884kgへ変更された一方、最大許容荷重は733kgから717kgへ変更された。また、生産国はアメリカ合衆国からメキシコ合衆国へ変更されている。
なお、MULE PRO-FXT 820は公道および一般の交通の用に供する場所では走行できない。
| 項目 | 2027年モデル MULE PRO-FXT 820 |
|---|---|
| エンジン | 812cm³水冷4ストローク並列3気筒DOHC4バルブ |
| トランスミッション | CVT |
| 駆動方式 | 2WD/4WD |
| 車両重量 | 884kg |
| 最大牽引力 | 907kg |
| 定員 | 3~6人 |
| 価格 | 278万3000円 |
| 発売日 | 2026年11月14日 |
| カラー | ティンバーライングリーン |
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