長年にわたるトラクションへのこだわりが結実! スバル流スポーツ進化論”SUBARU BRZ”

  • 2022/10/08
  • 【BRAND POST】スバル
SUBARU BRZ R(6MT)
●車両本体価格:308万円
●ボディカラー:WRブルー・パール

“4WDのスバル”にあって異彩を放つFRスポーツ、SUBARU BRZ。今回は2WDスポーツに込められたスバルらしさを探るべく、1DAY試乗を敢行。そこで浮かび上がったのは、駆動方式の違いを超えたスバルの走りの哲学だった。

●文:川島茂夫 ●まとめ:月刊自家用車編集部 ●写真: 長谷川徹 ●BRAND POST提供:スバル

スバルのこだわりが生むアクセルで操る醍醐味

ファントゥドライブを求めた最適な駆動方式がFRとされる。操舵系と駆動系を前後輪で役割分担し、深いスリップアングルまで高いコントロール性を維持。しかも、重量物のパワートレーンが前にあるため、最も危険な、前輪を軸に後輪を振り出したオーバーステアでの回復性も高い。加えてSUBARU BRZのエンジンは後ろ寄りに配置され、フロントミッドシップに近い構成。運動性も回復性も高ければ、操る楽しみが拡がるのも道理である。

SUBARU BRZ

●発表日(最新改良):2021年7月(2022年5月)
●価格:308万円〜343万2000円

■主要諸元(R・6MT) ※オプションを含まず
●全長×全幅×全高(㎜):4,265×1,775×1,310(アンテナを含む。ルーフ高は1280㎜) ●ホイールベース(㎜):2,575 ●最低地上高(㎜):130 ●最小回転半径(m):5.4 ●車両重量(㎏):1,260 ●乗車定員(人):4 ●パワーユニット:2,387㏄水平対向4気筒DOHC(2,35PS/25.5㎏・m) ●駆動方式:後輪駆動 ●WLTCモード燃費(総合モード):12.0㎞/ℓ ●燃料タンク容量(ℓ):50 ●使用燃料:無鉛プレミアムガソリン ●タイヤ:215/45R17 [写真タップで拡大]

NA(自然吸気)のFA24型エンジンは、直噴とポート内噴射を組み合わせる「D-4S」を採用。6MT車は坂道発進をサポートしてくれるヒルスタートアシストやクルーズコントロール(定速タイプ)を標準搭載。 [写真タップで拡大]

エンジン搭載位置を低くするとともに、ボンネット/フロントフェンダーに加えルーフもアルミ製として低重心化を進めている。 [写真タップで拡大]

オーバーステアを御するのはFRスポーツの醍醐味のひとつだが、オーバーステアに陥りやすいのは単なる後輪のグリップ不足。FRスポーツで重要なのはトラクションであり、トラクションで姿勢変化を抑え込んだりラインをコントロールしたりできる領域の広さがハンドリング評価では重要だ。と書きしながら思うのはスバルの4WD哲学だ。SUBARU BRZの話とは主従が逆になるが、4WDによる懐深いトラクション性能はスバルの特徴であり、こだわりだ。だからFR、つまり2輪駆動ながらSUBARU BRZがトラクションにこだわっているのも納得。4WDとFR、駆動方式は異なっているが、スバルの走りの哲学は共通なのだ。

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高さを抑えたボンネットは水平対向エンジンの賜物だ。灯火類はフルLEDで、ヘッドランプはオートライト機能やステアリング連動機能を備える。リヤにはダックテールスポイラーを採用している。

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SUBARU BRZの開発では雪上性能も磨き込んだとのこと。雪上試乗会も開催し、スタック覚悟の悪コンディションの中で見せた予想外の好走に、FRになってもスバル車なのだな、と感心させられた。

ならばサーキット走行でのその効果は如何に、となるが、スリップアングルが過大なオーバーステアにさえ陥らなければ、トラクションで抑え込むのも難しくない。中立から小舵角のカウンターステアでアクセルを踏み込み失速を抑える、あるいは軽く加速しながらコーナーリングラインを拡げる。綺麗に決まった時の乗りこなし感は何ともいえない。しかも排気量を拡大した水平対向4気筒は高回転の伸びやかな加速特性をそのままに、中庸域のトルクが増大。微妙な加減速制御も絶妙であり、変速の自由度も高い。コーナーの調理法はドライバー次第、これぞファントゥドライブ !なのである。

サスチューニングは大負荷前提の相応な硬さとなるが、各輪の路面接地と前後左右への急激な負荷変動を抑えるために、しなやかなストローク感覚も備える。スポーツカーに興味のない同乗者にとってスポーティなサスはマイナス要因だが、SUBARU BRZは同乗者をさいなむような荒さがなく、高速ツアラーとしても悪くない。ウェルバランス狙いではなく、ツウ好みのハンドリングを狙った結果、乗り心地も改善されているのだ。

スポーツドライビングの入門車として様々なドラテクを駆使しやすく、それでいて神髄にも迫れて、カップルズツアラーとしての側面も備えている。コンパクトクーペは実用面のハードルが高くなりがちだがこの良質なスポーツ性は大いに魅力的だ。

気になる室内もチェック

5月の一部改良で、ライトスイッチはOFFを別にした2ポジション式に変更された。 [写真タップで拡大]

AT車には広角の新ステレオカメラによるアイサイトコアテクノロジーを搭載する。 [写真タップで拡大]

メカニカルな雰囲気のコックピット。インパネは直感的にロールを把握しやすい水平基調のデザインだ。メーターは7インチカラー液晶の両側にモノクロ液晶を組み合わせたデジタルメーター(BOXERメーター)。アルミパッド付スポーツペダル/フットレストを標準装備する。 [写真タップで拡大]

フロントシートはホールド性の高いスポーツタイプで、スポーツマインドを刺激するレッドステッチがアクセント。リヤシートはトランクスルーが可能な一体可倒式だ。 [写真タップで拡大]


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