「ミニバン」より小くて「軽自動車」より広い。新ド定番になるか? 非常に優秀な車だね、快適性と日常の使い勝手が両立。まさに良いところどり。│月刊自家用車WEB - 厳選クルマ情報

「ミニバン」より小くて「軽自動車」より広い。新ド定番になるか? 非常に優秀な車だね、快適性と日常の使い勝手が両立。まさに良いところどり。

「ミニバン」より小くて「軽自動車」より広い。新ド定番になるか? 非常に優秀な車だね、快適性と日常の使い勝手が両立。まさに良いところどり。

休日に家族と大自然の中で車中泊を楽しみたいけれど、本格的なキャンピングカーは車体が大きすぎて普段の買い物や通勤で運転しづらく、駐車場にも困ってしまう。かといって軽自動車ベースのキャンパーでは、家族全員で寝るには室内が狭すぎて疲れが溜まってしまうと購入をためらっていないだろうか。日常の使い勝手とアウトドアでの極上の快適性を両立させつつ、軽自動車より広くてミニバンより運転しやすいという、まさにいいとこ取りの驚きの車中泊モデルが存在する。床下に格納できる画期的なキッチン設備と、大人4人が眠れる空間を備えた、魔法のような一台の全貌に迫ろう。

●文:月刊自家用車編集部

日常使いと車中泊を完璧に両立するジャストサイズの人気バン

キャンピングカー選びにおいて、多くのファミリー層が直面するのがベース車両のサイズという妥協だ。休日のレジャーには大型のキャブコンバージョンが魅力的だが、平日の市街地での運用を考えると運転のハードルが高くなってしまう。絶大な支持を集めているのが、キャンピングカー広島が手掛けるポップ・コン キャンパーRだ。ベース車両として採用されているのは、取り回しの良い絶妙なボディサイズを誇る日産のNV200バネットである。

商用バンとして開発されたNV200バネットは、荷室空間が広くフラットなフロアが確保されているため、キャンピングカーへの架装ベースとして非常に優秀なポテンシャルを秘めている。耐久性に優れたシンプルな構造を持ち、必要十分な動力性能と維持費の安さが光る。全高が2メートル以下のモデルが多く、都市部に多い高さ制限のある自走式立体駐車場や地下駐車場にも問題なく入庫できるのが最大のメリットだ。

狭い路地やスーパーの駐車場でもストレスなく運転できるため、日常的な足としても大活躍する。燃費性能も優れており、維持費を抑えながら豊かな旅を実現できるという点で、実に合理的な選択肢と言えるだろう。

極上の座り心地を約束するシートと広大なベッドスペース

ポップ・コン キャンパーRの車内に足を踏み入れると、商用バンの無骨な面影はなく、家族での車中泊を見据えた高い実用性と快適性を兼ね備えた居住空間が広がっている。乗車定員5名というスペックを持ち、キャビンには上級モデルで採用されているモールドハイバックシートが装備されている。

優れたホールド性と快適な座り心地を両立したシートは、長距離移動でも同乗者の疲れを大幅に軽減してくれる。シートにはリクライニング機能や前後スライド機構が備わっており、状況に合わせた自在なアレンジが楽しめる。シートを反転させて背面のマットを展開すれば、あっという間に大人が手足を伸ばしてゆったりと横になれる広大なフルフラットのベッドスペースが完成する。

左側スライドドアのすぐ後ろには、サブバッテリーなどの電装パーツ収納部とトランクスペースを併せ持つベッドマットベースが設置されている。前後のヒンジでマットはしっかりと固定されており、手放しで荷物の出し入れやバッテリーのチェックができる賢い設計となっている。後部の壁面にはカップホルダー付きの収納ラックが設けられ、使い勝手への細やかな配慮が光る。

床下に格納できる画期的なダウンギャレーの驚くべき機能

ポップ・コン キャンパーRの独創性を最も際立たせているのが、床下に沈めることができるダウンギャレーという画期的なシステムの存在である。車内で水を使うためのギャレーはキャンピングカーに必須の装備だが、使用しない時には居住空間を圧迫する要因となってしまう。

ダウンギャレーは、使わない時はマットの下に完全に姿を隠し、車室内幅いっぱいのベッドスペースを確保することができるのだ。コンパクトなクラスでありながら最大級のベッド面積を実現する魔法のようなギミックである。使用する際には、トップカウンターを引き上げてロックするだけで、機能的な流し台として瞬時に活躍する。

ギャレーには丸型のステンレス製シンクやミニカセットコンロ、そして省スペースに収まる5リットルの給水タンクが2本スマートに収納されている。ギャレーの背面には10リットルの排水ポリタンクも格納されており、車内での簡易的な調理や手洗いなどを強力にサポートしてくれる。限られた車内の空間を極限まで効率的に使い切る、ビルダーの情熱と技術力が結集された素晴らしいシステムだ。

ポップアップルーフが生み出す圧倒的な開放感と居住空間

居住空間の快適性をさらに一段階引き上げているのが、車両の屋根に搭載されたオリジナルのポップアップルーフである。目的地の大自然に到着し、ルーフを上へと押し上げれば、車内上部に圧倒的な開放感をもたらす立体的で広大なスペースが出現する。

ルーフを展開することで、大人が車内で自然に立ち上がって着替えができるほどの高さを確保できるのだ。テント部分の後面には、外側にレザー、内側にメッシュという2重構造の窓が設けられており、昼間は心地よい自然の風を取り込み、夜は虫の侵入をしっかりと防ぎながら朝までぐっすりと熟睡することができる。

ポップアップルーフの内部には、長さ1880ミリ、幅1030ミリという大人が2名横になれるルーフベッドが用意されている。下段のフラットスペースと合わせることで、家族全員が窮屈な思いをすることなく広々と快適な夜を過ごせるポテンシャルは圧倒的だ。天井には暖色のLED照明に加えてスポット照明が機能的に配置されており、夜の車内をロマンチックに彩ってくれる。

標準ルーフ仕様も選択できる柔軟性と充実したオプション装備

車中泊の質をさらに高めるためのこだわりのオプション装備も豊富に用意されている。最大175Wの能力を持つソーラーチャージャーパネルや、食材の保管に必須となる保冷温蔵庫、映画鑑賞が楽しめるDVD内蔵テレビなどを追加することが可能だ。

さらに、真夏の厳しい暑さから車内を守ってくれる待望のクールパッケージもオプションで選択できる。寒い冬の車中泊には欠かせないガソリン式のFFヒーターも装備できるため、季節を問わず一年中極上のバンライフを楽しむことができる隙のない布陣となっている。バックドアにはサイクルキャリアを装着でき、遊びの幅を大きく広げてくれる。

立体駐車場などでの取り回しをさらに重視するユーザーに向けて、ポップアップルーフを装備しない標準ルーフ仕様のジュニアもラインナップされている。外観はノーマルのNV200バネットとまったく変わらないため、目立ちすぎるキャンピングカーに抵抗がある人にとって最高のステルス仕様となるはずだ。日常の足として使い倒せるサイズ感に、家族での本格的な車中泊を可能にする装備を詰め込んだ究極の移動基地を手に入れて、新しいカーライフの扉を開いてみてはいかがだろうか。

写真ギャラリー

ベースとなる車両は日産のNV200バネット。

設置されているテレビは角度を自由に変えることができる。外向きにして車外で映像を楽しむことも可能。

着脱式のテーブルはシートの裏に収納できるようになっている。

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