【ジムニーで車中泊も】初めてジムニーでソロキャンプに行ったらあまりにも最強すぎた<おもちのビート>

●文:おもちのビート ●まとめ:月刊自家用車編集部
ジムニーが似合う場所といえば…キャンプ場!
こんにちは。YouTubeで「おもちのビート」チャンネルを運営しているおもちです。
YouTubeチャンネル“おもちのビート【POV Drive ch】”最新動画↓
軽自動車でありながらもラダーフレーム構造の本格派で、一般的に街中を走っているSUVとは一味も二味も違う「ホンモノ」のクルマです。見た目のカッコ良さ&可愛さも兼ね備えており、過去に私も所有していました。
そんなジムニーが様になる場所は一体どこでしょうか? そうですキャンプ場です。
今回は、初めてジムニー(JB64)でソロキャンプに行った時の様子を私の感想を交えてお届けします。
もちろん高速道路も走ってOK。荷物を積んでいざキャンプ場へ
今回私が向かったのは、山梨県にあるお気に入りのキャンプ場です。時間短縮も兼ねて、高速道路を使って目的地を目指します。「ジムニーで高速道路ってどうなの?大丈夫??」と疑問に思う方もいるかもしれないのですが、車両がノーマルであれば、特に問題なく走行することができます。
過去に静岡↔︎大阪間を走行したこともありますので、そこは間違いないはずです。
私のジムニーはノーマルですが、100〜120km/h出しても、特にハンドルがフラつくとか、そんなことはありませんでした。
目的地のキャンプ場は山の中。高速道路を降りたら峠道が連続します。さすがに背の高いクルマなので、急カーブが連続する峠道は車体の上側を横に持ってかれてしまいます。
今回はソロキャンプなので荷物は室内に収まっているのですが、キャリア等を使って屋根に荷物を積むと余計に辛くなりそうです。
カーブは苦手なのでしっかり減速して曲がっていきます。人も荷物も左右に振られるので、荷物はしっかりと固定しておきましょう。
ただし、「上り坂を走る」ということに関してはパワー不足を感じることなく走行することが可能です。
キャンプ場到着。狭い悪路へ躊躇なく突撃。
高速道路と峠道を越えて、キャンプ場にやってきました。
今回やってきたのは山梨県にある「道志の森キャンプ場」。キャンプ場として敷地が広く、キャンプ場として整備されつつも、野営感を感じることができる林間キャンプ場です。
キャンプ場内はほとんど舗装されていない悪路になります。(ここは比較的穏やかな路面)
ここまでの舗装路はただの準備運動。ここからが、ジムニーの本領が発揮される場所になります。
まず大きなアドバンテージになるのが、ジムニーのボディが小さいこと。ここのキャンプ場は予約無しのフリーサイト式なので、テントを設営できそうな場所を車で探す必要があります。
車が通る通路は確保されておりますが、決して広くはありません。車以外にも人が歩いていたりと、普通車だとかなり気を遣う場面も出てきます。
しかし、ジムニーは軽自動車サイズなので狭い場所でも難なく走行することが可能です。大きな段差や「わだち」があってもあまり気にする必要がありません。
以前、普通のクルマで来た時は、常に険しい顔をしながら場内を走行していたので、この差はかなり大きいです。
狭い&石でボコボコの道。でもジムニーなら余裕。むしろ楽しい。
Uターンも楽勝。同じ場所を行ったり来たりするので、少しのスペースでUターンができるのが助かります。
良い場所を見つけて設営完了。アウトドア感がすごい。
悪路を半分楽しみながら走行して、無事に良い場所を見つけることができました。
ここをキャンプ地とする。
森の中から見える夏の青空
そしてジムニーとテント
溢れ出る圧倒的なアウトドア感…どこからどう見ても完璧…。
設営後、しばらく自分のサイトを外から眺めていました。この組み合わせの中キャンプができる満足感、はっきり言ってヤバいです。
愛車を眺めつつ、昼間からビールを飲んでキャンプアニメを鑑賞…。最高である。
ところで、今回はテント泊でしたが、ジムニーは一人であれば車中泊は可能です。
リアシートと助手席を倒して、車中泊用の分厚いマットを敷けば寝床は完成です。これが結構フラットで寝やすい。
ジムニーでのベッドメイキング。筆者の身長は181cmですが普通に寝られました。
室内空間は狭いので「車内でのびのび快適!」というわけではないのですが、寝る分には十分でした。
設営の手間も無くなりますので、「タープ&ジムニー車中泊」というお手軽キャンプもいいかもしれませんね。
正直ジムニーじゃなくてもキャンプはできる。それでも私はジムニーでキャンプがしたいのです。
正直に言います。
ジムニーじゃなくてもキャンプはできます。
今回宿泊した道志の森キャンプ場も、周りを見渡すと普通のセダンやミニバン、スポーツ系のバイクでキャンプに来ている人も結構います。
ジムニーが場内を走りやすいのは間違いない事実なのですが、ジムニーやSUVじゃないとダメ……なんてことはないです。
過去所有していたCR-Z(ローダウン済み)でも、場所を選べばキャンプできます。
ですが、上に書いた通り「ジムニーでキャンプをする」というところに、非常に満足感とロマンを感じることができたのです。
そして、こういう車を持っていると、このような自然の中に出かけるのが楽しくなります。それだけでもジムニーを選ぶ価値はあるのではないでしょうか。
もしこの記事を見て「ジムニー、いいかも…」と思った方は、良かったら次期愛車候補に入れてみてくださいね。
普通の軽に比べて相当癖はありますが、そこを許容できれば頼もしい相棒になること間違いなしです。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(クリエイターポスト)
ジムニーからセルシオへ乗り換え!? こんにちは。YouTubeで「おもちのビート」チャンネルを運営しているおもちです。 YouTubeチャンネル“おもちのビート【POV Drive ch】”最新動画↓[…]
ビートオーナーがAZ-1を試乗!ABCトリオって? こんにちは。YouTubeで「おもちのビート」チャンネルを運営しているおもちです。 YouTubeチャンネル“おもちのビート【POV Drive c[…]
日本には、ドライブの楽しさを倍増させる”メロディーロード”という道が全国各地に存在します。 メロディーロードを走ると、運転中に音楽を奏でるという楽しい体験ができます。 ただ走るだけで音楽が聞こえるこの[…]
クルマの世界では、環境への配慮と技術革新が重要なテーマとなっています。 特にクルマの排出ガスの問題は以前から問題視されており、現在は地球温暖化/大気汚染への対策として、エコフレンドリーな電動化技術が注[…]
日本の高速道路は、経済の動脈として不可欠な役割を果たしています。 しかし、多くの高速道路が建設されてから数十年が経過し、老朽化が進んでいます。 こうした中、高速道路の安全性と機能性を維持し、さらに向上[…]
最新の関連記事(ジムニー)
ロングホイールベース化された5ドアジムニー ジムニー ノマドの最大の特徴は、ホイールベースを従来より340mm延長し、5ドア化した点にある。全長3,890mm、ホイールベース2,590mmという寸法は[…]
“万能軽四駆”という企画は、一発逆転を目指した弱小メーカーから生まれた クルマの開発には大金がかかる。たった1枚のドアを開発するだけで、そのコストは億単位になるという。いかに自動車メーカーが大企業でも[…]
カスタマイズカーの祭典「東京オートサロン」で見つけたユニークな車両 2025年1月10〜12日に、千葉県・幕張メッセで開催された東京オートサロン2025。カスタマイズカーが多数展示される同イベントは、[…]
ジムニーのピックアップトラック 可愛らしい「ちいかわ」が載せられたピンクのかわいいトラックに目を取られ、正面に回り込んでみるとビックリ、なと正体はジムニーだった。それもそのはず、展示されていたのはジム[…]
7年目を迎えても、圧倒的な人気は健在 ジムニーの現行モデルが登場したのは2018年。今年で7年目を迎えることになるが、人気はいささかも衰えていない。生産ラインを増やすのが難しいラダーフレーム車という特[…]
人気記事ランキング(全体)
ナットの取り外しの基本を無視すると、トラブルの原因に… 整備作業においてボルトやナットの脱着は避けて通れない基本中の基本の作業。それだけに、ソケットレンチやメガネレンチの使用頻度は必然的に高まる。が、[…]
どんな車にも絶対ついているのがサンバイザー 車種を問わず、あらゆるタイプの車に装備されているサンバイザー。軽自動車でも高級車でも、オープンカーでも装着されていることが多い。サンバイザーは、その名の通り[…]
新型プリウスオーナーに朗報! 最新のフロントガラス周り事情に対応した内窓専用ワイパー 今回紹介するのは、内窓専用ワイパーの『エクスクリア360ワイパーフラット』。幅広いカー用品を展開するカーメイトから[…]
不可能と思われたハイブリッド量産に挑んだG21プロジェクト 1997年暮れに世界初の量産ハイブリッド車として初代プリウスが発売されてから、すでに27年が歳月が過ぎた。しかもその間に、ハイブリッド車は世[…]
車載ジャッキの使い方の基本 ジャッキというと、車載ジャッキを思い浮かべるビギナーは多いハズ。しかし、車載ジャッキはあくまでパンクのときなどのための応急用であり基本的にメンテナンスでは使用してはならない[…]
最新の投稿記事(全体)
アウトランダーPHEVのコア技術を、専門の技術説明員が解説 三菱自動車ブースの主役は、2024年10月に大幅な改良を施し、市場に投入されたフラッグシップモデルのアウトランダーPHEV。リアル展示会のブ[…]
408&308で好評のボディカラー「オブセッションブルー」を採用 今回導入される「GT Obsession Blue」は、GTグレードに、2008初採用のボディカラー「オブセッションブルー」をまとった[…]
「カーボンニュートラル達成」「交通事故死者ゼロ」に対する具体的なアプローチ例を公開 今年の「人とくるまのテクノロジー展 2025」のホンダブースでは、究極の安全を目指すモビリティの未来像が具体的に提示[…]
不可能と思われたハイブリッド量産に挑んだG21プロジェクト 1997年暮れに世界初の量産ハイブリッド車として初代プリウスが発売されてから、すでに27年が歳月が過ぎた。しかもその間に、ハイブリッド車は世[…]
爪や指輪で傷つきがちな、ドアハンドル周辺 「マジかよ…勘弁して欲しいな…」 友人に車を貸して戻ってきた際に、ドアハンドル周辺を見て驚愕するオーナー。思わず「傷だらけじゃん…ふざけんなよ」と、思わず愚痴[…]
- 1
- 2