【DIYで出来ちゃいました】7万円でガレージのシャッターを自力で電動化してみた。<おもちのビート>

●文:おもちのビート ●まとめ:月刊自家用車編集部
こんにちは。YouTubeで「おもちのビート」チャンネルを運営しているおもちです。
YouTubeチャンネル“おもちのビート【POV Drive ch】”最新動画↓
クルマ好きなら全員憧れているのが「ガレージ」ですよね。
大切な愛車を雨風から防いだり、工具を広げて整備をしたり、趣味の物を置いたり… ガレージにはロマンが詰まっていると思います。
私もずっと憧れ続けていて、4年ほど前に念願叶ってガレージを建てることができました。私が建てたのはヨドガレージ(倉庫タイプのもの)なので、今に至るまでに色々なDIYをガレージにしてきました。
その中で一番満足度が高かったのが「シャッターの電動化」です。「今までの苦労はなんだったんだ…」と、なるくらい最高です。
今回は、私がシャッターを電動化した方法と、電動シャッターのメリットについて記事にしたいと思います。
手動シャッターは約7万円で電動化できる。しかもDIYで。
実はガレージのシャッターは、DIYで電動シャッターにすることができます。
DIYで電動化できる商品がこちら。
システムデザインのスマートガレージキットです。
ほとんどのシャッターに対応しており、自分のガレージのシャッターの写真をメーカーに送り、適合した物を購入する形になります。
メーカーさんが自分のシャッターの構造を確認した上で商品の受注をしてくれるので、そのあたりは非常に安心でした(私の場合追加オプション品が必要でした)。
私のように比較的新しいシャッターに取り付けるのはもちろん、古めで少し変わったシャッターについてもメーカーさんとやり取りをしながら適合するパーツを選んでいただき、電動化することができたそうです(視聴者さん談)。
取り付け難易度は結構高め。試行錯誤しながら6時間くらいかかりました。
純正の電動シャッターをオプションで選ぶと、大体数十万円の費用がかかります。
それに比べたらだいぶ安いですよね。
取り付けたのが2021年で、今までの間で故障や不具合はありません。
自動でシャッターが開いて車が見えるこの瞬間、たまりません… なお、普段は車内にいるのでこうやって自撮りしないと自分では見れません。
大事な注意点として、DIYで作業可能ですがシャッターの駆動部にあるバネはかなり強力のため、万が一そのバネが外れたりして人に当たると、命に関わる重大な事故に繋がってしまうそうです。
このバネは相当強力で、腕なんかは簡単に吹き飛んでしまうらしい…
取り付けに不安がある方については素直に専門業者に依頼することをお勧めします。
電動シャッター、まじで最高すぎる…
取り付けには苦労したものの、いざ使い始めると「最高」の一言につきます。
個人的に感じているメリットを3つ上げてみました。
シャッターの上げ下げの手間が無くなる。
電動化したら、当然自分でシャッターを上げたり下げたりする必要がなくなります。
シャッターの開閉って結構手間で、特に下げる時は一度棒を使って手の届くところまでシャッターを下げる手間が発生します。開ける時も中腰の状態からシャッターを持ち上げますし、シャッター自体もそこそこ重量があるので、下手をするとぎっくり腰になる可能性も…
このちょっとした中腰姿勢、腰をやらかしやすいです…
電動化すれば、そのあたりのわずらわしさが全て無くなります。
車の乗り降りの手間がなくなる
手動シャッターの場合、シャッターを開ける→クルマに乗り込んで外へ出す→クルマから降りる→シャッターを閉める→クルマに乗り込んで出発。
という流れになります。クルマを外に出した後に、シャッターを閉めるために乗り降りが発生するのが結構面倒なんですよね。
それが電動化されると、
シャッターを開ける(ボタンを押すだけ)→クルマに乗り込んで外へ出す→シャッターを閉める(リモコン)→出発
という流れになり、シャッターを閉めるための乗り降りが無くなります。
閉操作をしてシャッターが閉まったことを確認して出発。帰宅時も車内からリモコン操作で開けますが、若干反応が悪い時があって画像のようにリモコンをなるべくシャッターに近づけてます。
私みたいに背の低いクルマに乗っている方は乗り降りが大変ですので、かなり恩恵を受けられます。雨の日でもわざわざ濡れることがありません。最高です。
ちょっとだけ車両の盗難対策になる
電動シャッターは、開閉用のモーターが通電している限り、手動で開けることはできません。(もしかしたら壊す勢いで力を入れると開くかも)
そのことを利用して、私はシャッターの開閉ボタンを付けず、リモコンだけで操作するようにしました。
つまり、リモコンがなければシャッターを開けることができません。
通常は壁などに開閉ボタンを付けるのですが、私は付けませんでした。
モーターの通電を止められてしまうとシャッターは手動で開いてしまうのですが、少しは時間を稼げるかな? といった感じです。
実は盲点? シャッターを電動化したら一緒に付けたいアイテムがこちら
シャッターを電動化して、地味に困ったことに気づきました。
それは、「夜帰ってきた時に、ガレージの中が暗いこと」でした。
今まではシャッターを開けた時に、一緒にガレージの電気も付けてから車を停めていました。しかし、電動化したことでクルマから降りることが無くなり、ガレージの電気もつけることができません。
そのため、暗いガレージの中に車のバックランプだけで駐車することになっていました。バックカメラがあるクルマなら良いのかもしれませんが、私が所有するビートにそんな最先端アイテムは存在しません。
どうしようかなと考えたところ「じゃあ勝手に電気がつけばいいんだな」という結論に至り、人感センサーライトを導入しました。
シャッター近くに人感センサーライトを導入。
シャッターを開けたあと、クルマがガレージに近づくと自動的に電気がついてくれるので、格段に夜間の駐車が楽になりました。
また、それ以外にもガレージの中に入った瞬間にパッと電気がついてくれるので、電気のスイッチを探すのが簡単になりました。
ガレージに人感センサーライト、オススメです。
もう手動には戻れない…。シャッターの電動化、ほんとおすすめです
ここまで電動シャッターの良いところしか書いていませんが、ほんと良いところしかないんですよね。強いて言うなら手動の方が開閉速度が早いことでしょうか(電動の方が遅い)。
しかし、電動シャッターの方が動作がゆっくりな分、音が静かと言うメリットもあります。どちらかというと早朝に出発することが多いので、ゆっくりでも静かな方が私としてはありがたいです。
もちろん、手動シャッターの方が好きな方はわざわざ電動化する必要はないと思います。手でガラガラッとシャッターを開けて愛車と対面する……ロマンですよね。わかる。
逆に、ちょっとでも電動シャッターに興味のある方については全力でオススメしたいです。本当に楽で、ガレージライフがより一層楽しくなること間違いなしです。
ただ、最初の方にも書きましたが、DIYで取り付ける方はくれぐれも注意してください。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(クリエイターポスト)
ジムニーからセルシオへ乗り換え!? こんにちは。YouTubeで「おもちのビート」チャンネルを運営しているおもちです。 YouTubeチャンネル“おもちのビート【POV Drive ch】”最新動画↓[…]
ビートオーナーがAZ-1を試乗!ABCトリオって? こんにちは。YouTubeで「おもちのビート」チャンネルを運営しているおもちです。 YouTubeチャンネル“おもちのビート【POV Drive c[…]
日本には、ドライブの楽しさを倍増させる”メロディーロード”という道が全国各地に存在します。 メロディーロードを走ると、運転中に音楽を奏でるという楽しい体験ができます。 ただ走るだけで音楽が聞こえるこの[…]
クルマの世界では、環境への配慮と技術革新が重要なテーマとなっています。 特にクルマの排出ガスの問題は以前から問題視されており、現在は地球温暖化/大気汚染への対策として、エコフレンドリーな電動化技術が注[…]
日本の高速道路は、経済の動脈として不可欠な役割を果たしています。 しかし、多くの高速道路が建設されてから数十年が経過し、老朽化が進んでいます。 こうした中、高速道路の安全性と機能性を維持し、さらに向上[…]
最新の関連記事(旧車FAN)
「未来の国からやって来た」挑戦的なキャッチフレーズも話題 初代の「A20/30系セリカ」は1970年に登場しました。ちょうどこの時期は、モータリゼーション先進国の欧米に追い付けという気概で貪欲に技術を[…]
前輪ディスクブレーキ装備やトレッド拡大で、高速走行に対応 オーナーカー時代に向けて提案したスタイリングが時代を先取りしすぎたのか、世間の無理解と保守性に翻弄されてしまった4代目クラウン(MS60系)。[…]
初代レパードは、日本国内向けの高級GTとして誕生 1986年に発売された「F31系」のレパードは、「レパード」としては2代目のモデルになります。 初代の「レパード」は、北米市場向けモデルの「マキシマ」[…]
熱い期待を受けて登場したスバル360の後継モデル 1969年8月にデビューした「R-2」のキャッチコピーは「ハードミニ」。やわらかい丸みを帯びたデザインは当時の軽自動車市場の中にあっても個性を感じさせ[…]
豊かな時代の波に乗って人々の心を掴んだ高級車 1980年代頃までの日本において、3ナンバーの普通自動車は贅沢品の象徴だった。自動車税ひとつを取っても、税額が4万円以内に抑えられた排気量2L未満の小型車[…]
人気記事ランキング(全体)
一年中快適。冷暖房完備の“住める”軽キャンパー これまでの軽キャンパーに対する常識は、スペースや装備の制限を前提とした“妥協の産物”という印象が拭えなかった。しかしこの「TAIZA PRO」は、そんな[…]
サイドソファとスライドベッドがもたらす“ゆとりの居住空間” 「BASE CAMP Cross」のインテリアでまず印象的なのは、左側に設けられたL字型のサイドソファと、そのソファと組み合わせるように設計[…]
ベッド展開不要の快適な生活空間 全長5380mm、全幅1880mm、全高2380mmという大型バンコンでありながら、その中身は大人二人、あるいは二人+ペットでの旅にフォーカスされている。7名乗車・大人[…]
アウトドアに最適化された外観 まず目を引くのは、アウトドアギアのような無骨さと機能美を感じさせるエクステリアだ。純正の商用車然とした表情は完全に姿を消し、精悍なライトカスタムやリフトアップ、アンダーガ[…]
「未来の国からやって来た」挑戦的なキャッチフレーズも話題 初代の「A20/30系セリカ」は1970年に登場しました。ちょうどこの時期は、モータリゼーション先進国の欧米に追い付けという気概で貪欲に技術を[…]
最新の投稿記事(全体)
3年ぶりの総合優勝を目指し、3台体制で参戦 今年で30回目を迎えるAXCRは、例年の約2000kmから約2500kmへと総走行距離が延長され、競技期間も8日間に延びるなど、例年以上に過酷な設定で競われ[…]
鉄粉やドロ、油などの汚れが蓄積されがちなホイール 普段の洗車で、ある程度洗えていると思っていても、実は、汚れを見落としがちなのがホイールだ。最近は、複雑な形状のものも多く、なかなか細部まで洗浄しにくい[…]
アウトドアに最適化された外観 まず目を引くのは、アウトドアギアのような無骨さと機能美を感じさせるエクステリアだ。純正の商用車然とした表情は完全に姿を消し、精悍なライトカスタムやリフトアップ、アンダーガ[…]
「未来の国からやって来た」挑戦的なキャッチフレーズも話題 初代の「A20/30系セリカ」は1970年に登場しました。ちょうどこの時期は、モータリゼーション先進国の欧米に追い付けという気概で貪欲に技術を[…]
スノーピークが特別出展「キャンパーの食卓」も登場 スターキャンプは、1991年から続く三菱自動車が主催する名物オートキャンプイベント。これまで1万組以上の家族が参加し、自然の尊さを学びながら、家族や仲[…]
- 1
- 2