トヨタ、第102回箱根駅伝の全車両を電動化。低炭素ガソリンも導入【次世代の箱根駅伝をサポート】│月刊自家用車WEB - 厳選クルマ情報

トヨタ、第102回箱根駅伝の全車両を電動化。低炭素ガソリンも導入【次世代の箱根駅伝をサポート】

トヨタ、第102回箱根駅伝の全車両を電動化。低炭素ガソリンも導入【次世代の箱根駅伝をサポート】
センチュリー(大会本部車)

トヨタは、2026年1月開催の第102回箱根駅伝において、提供する全40台の車両をBEVやFCEV、HEVといった電動車に統一し、燃料に植物由来の低炭素ガソリンを採用することを発表した。

●まとめ:月刊自家用車編集部

大会オリジナルモデル、FCEVセンチュリーも投入

1920年の創設以来、100年以上の歴史を持つ同大会に対し、トヨタは2003年から車両提供を開始し、2011年からは協賛社として若者の育成を支えてきた。

2026年1月開催の第102回大会では、同社が推進する「マルチパスウェイ」戦略を軸に、排出ガスと二酸化炭素を極限まで低減させる試みに挑むことになる。

具体的には、選手の先頭を走る共同カメラ車と大会本部車の「センチュリー」を、静粛性に優れ水のみを排出するFCEVのオリジナル仕様とするほか、緊急対応車に「e-Palette」、関係者輸送にFCEV仕様の「コースター」を導入し、運営の基盤を次世代モビリティで固める。

水素とバイオ燃料で100年続く伝統を支援

さらに、各大学の運営管理車にはHEV(ハイブリッド)を採用し、福島県産の非可食植物ソルガムを原料としたバイオエタノールを10%配合した低炭素ガソリン「E10」を燃料として使用する。

これら多様な電動化技術と革新的な燃料技術を融合させることで、選手と地球環境に配慮した持続可能な大会運営を支援するとのこと。

提供車両一覧★ : 今回大会向けのオリジナル車両
車両2025年度(実績)26年度(予定)台数
大会本部車センチュリー★センチュリー(FCEV)1
大会本部車(復路のみ)ランドクルーザー300クラウンセダン(FCEV)1
大会会長車センチュリーGRMNクラウンセダン(FCEV)1
共同カメラ車小型トラック★小型トラック(FCEV)1
競技者バス、共同取材バスコースター★コースター(FCEV)4
荷物車ハイエース★グランエース(FCEV)1
広報車、報道車クラウンクラウンセダン(FCEV)4
医務車ハイエースe-Palette(BEV)1
緊急対応車ノアe-Palette(BEV)3
技術総務車LBX MORIZO RRRZ(BEV)1
大学運営管理車ノア、ヴォクシーノア、ヴォクシー(HEV)+E10(ENEOS株式会社提供)22

クラウンセダン(大会会長車など)

e-Palette(医務車、緊急対応車)

ノア、ヴォクシー(大学運営管理車)

RZ(技術総務車)

小型トラック(共同カメラ車)

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