
クルマの屋根に取り付けられている、平べったい大きなボックス。高速道路やアウトドアスポットへ向かう道中で見かけたことがある人も多いはずだ。ただ、実際に使ったことがないと「何を入れているのか分からない」「見た目ほど便利なのか?」と疑問に感じることも少なくない。このアイテムの正体は「ルーフボックス」と呼ばれるカー用品で、車内の収納を大きく拡張できる実用性の高い装備だ。一見すると用途が限定されそうに見えるが、実際には日常からレジャーまで幅広く活躍する。ここでは、その具体的な使い道と特徴を整理していく。
●文:月刊自家用車編集部
様々な用途に対応する、INNO ルーフギアケース720
SUVやピックアップトラックのルーフに積まれている細長いボックスは、ルーフボックスと呼ばれるカーアクセサリーの一種だ。なかでも、カーメイトが展開するルーフキャリアブランド「INNO(イノー)」は、実用性と信頼性のバランスに優れ、多くのユーザーに支持されている。
そのラインナップのひとつが「ルーフギアケース720」。容量や形状、使い勝手の面でバランスが良く、さまざまな用途に対応できるモデルとして知られている。ルーフボックスの中でも比較的スリムな部類に入るが、そのぶん車両との一体感が高く、見た目の違和感が少ない点も特徴だ。
INNO ルーフギアケース720[カーメイト]。カラーはマットベージュ。
ルーフボックスは車内の“積めない問題”を解決する
ルーフボックスの基本的な役割は、車内に収まりきらない荷物を収納することにある。特に長さのある荷物や、頻繁には使わないが積んでおきたいギアの収納に向いている。
アウトドア用途では、キャンプ用品や釣り道具、スキー・スノーボードといった長尺物の収納に活躍する。一方で、日常使いでもそのメリットは大きい。たとえば、車内に置きっぱなしにしたくない荷物や、スペースを圧迫しがちなアイテムを外に逃がすことで、車内を広く使えるようになる。
トヨタのランドクルーザー250に、INNO ルーフギアケース720を搭載した例。
ただし、見た目が薄く横長な形状のため、「実際にどれくらい入るのか」「何を入れるのが正解なのか」がイメージしにくいのも事実だ。だが実際には、その形状こそが効率的な収納を実現しているポイントでもある。
トヨタのハイラックスに、INNO ルーフギアケース720を搭載した例。
車内に置くと邪魔になりがちな長物や、かさばる荷物をまとめて収納できることで、車内空間に余裕が生まれる。その結果、乗員の快適性が向上し、長距離移動でもストレスを感じにくくなる。
一見すると用途が限定されそうな装備だが、実際に使い方を理解すると「なるほど、そう使うのか」と納得できるはずだ。特に荷物が多くなりがちなシーンでは、その便利さを強く実感できる。
INNO ルーフギアケース720の主な特長
INNO ルーフギアケース720は、見た目の印象だけでなく、使い勝手や収納効率にも工夫が凝らされている。ここではその特徴を順に見ていく。
まず特徴的なのが、角張ったデザインだ。従来のルーフボックスは空力性能を意識した流線型が主流だったが、このモデルはあえてスクエアなフォルムを採用している。これによりクロカンSUVなど無骨なデザインの車両とも相性が良く、外観に統一感をもたらす。また、凹凸のある成型によってボックス自体の剛性も高められている。
無骨なデザインが、トヨタのハイラックスにもマッチしている。
次に、スクエア形状による収納効率の高さもポイントだ。丸みのあるデザインではデッドスペースが生まれやすいが、このモデルは隅々まで有効に使える構造となっている。容量は330Lを確保しており、箱型の荷物やキャンプ用品なども無駄なく収納できる。
スクエアなデザインを採用したINNO ルーフギアケース720。隅々まで収納として有効活用が可能だ。
さらに、バックルにはロック機構が備わっており、セキュリティ面にも配慮されている。加えて、このバックル形状が内部スペースの確保にも寄与しており、見た目以上の収納力につながっている。
ロック付きのバックルを採用する、INNO ルーフギアケース720。
保管時の扱いやすさにも工夫がある。4つの角にはバンパー機能が設けられており、壁に立てかけて保管することが可能だ。従来の流線型モデルでは難しかった省スペース保管を実現している点は、見落としがちだが実用面で大きなメリットといえる。
使用しないときは、壁に立てかけて保管ができるので場所を取らない。
4つの角にバンパーを搭載している、INNO ルーフギアケース720。
加えて、サイドハンドルの存在も使い勝手を高めている。ルーフ上での開閉操作はもちろん、持ち運びの際にも安定して扱えるため、積み下ろしの負担を軽減してくれる。特に背の高い車両では、この装備の有無が作業性に直結する。
INNO ルーフギアケース720に搭載されたサイドハンドル。
ルーフボックスは見た目の印象だけでは用途が分かりにくい装備だが、その本質は「車内スペースを拡張するための実用ギア」にある。使い方を理解すれば、日常からレジャーまで幅広く活躍し、クルマの使い勝手を大きく引き上げてくれる存在になる。
INNO ルーフギアケース720の製品仕様
- 製品名:INNO ルーフギアケース720
- 品 番:BRQ720BG
- カラー:マットベージュ
- 価 格:オープン
- 発売日:2025年(令和7年)9月12日
- サイズ:全長 1850x全幅 870x全高 305(mm)
- 容 量:約330L
- 製品重量:15kg
- 最大積載量:50kg
- 左開き(反転可能)
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