
いよいよゴールデンウィークに突入し、クルマを利用して出かける機会も多くなるタイミングだが、それと同時に利用する機会が増えるのがサービスステーション(ガソリンスタンド)だ。フルサービスやセルフなどの選択肢がある中、給油時に特に気をつけたいNG行為とその対策について解説しよう。
●文:月刊自家用車編集部
それはさすがにヤバい…。油種間違いは深刻な事態に
穏やかな陽気に誘われて、マイカーでドライブに出かける機会も増えるこのシーズン。特に、大型連休中に遠出を計画しているドライバーも多いのではないだろうか?
マイカーでの外出が増えると、利用する機会が増えるのがサービスステーション(ガソリンスタンド)だ。EV車が話題に上がることが増えたとは言え、日本ではまだまだ化石燃料を使用した従来の内燃機関を動力とする自動車が圧倒的に多い。
サービスステーションを利用する機会が増える大型連休。誤給油トラブルには要注意。
危険なのはガソリンと軽油の誤給油
ただ、ひと口にサービスステーションで給油と言っても、実際にはエンジンの種類やメーカーの指定に合わせて、適切な油種を選択して給油する必要がある。特に、ガソリンを使用するエンジンと、軽油を使用するディーゼル車の油種を間違うと、最悪の場合は走行不能となり、その後も高額の修理代などが必要となるなどダメージは大きい。
手軽さと、料金面のメリットから選択されることが多いセフル式のサービスステーション。
最近は、自分で給油するセルフ式のサービスステーションが普及により、誤給油が発生しやすい環境になっているとも言われている。そこで、今一度、一般的なサービスステーションで選択できる3つの油種と、それぞれが対応した車種を見ていこう。
給油ノズルの色で、ハイオク・レギュラー・軽油を判断
サービスステーションに行くと、給油のノズルが、赤・黄色・緑の3色に分かれているのが確認できるはずだ。一般的に給油ノズルは「赤=レギュラーガソリン」「黄色=ハイオクガソリン」「緑=軽油」となっている場合が多い。色分け以外にそれぞれの油種が文字でも明記されているので一目瞭然だ。
一般的に、油種に応じて赤・黄色・緑の3色に分けられていることが多い給油ノズル。
先に述べたように、ガソリンエンジンにはガソリンを給油する必要があるのだが、レギュラーガソリンかハイオクガソリンかは、メーカーの指定によるため、クルマの説明書を確認して適切なものを選択してほしい。万が一、ハイオクかレギュラーかを間違っても、走行不能状態に陥るなどの重大な問題には発展することは考えにくい。
ただ、ハイオク指定の車両にレギュラーガソリンを給油すると、ノッキング制御で本来のパフォーマンスを得られなる可能性がある。また、長期的にはエンジン保護の観点からも望ましくないと考えられる。もし、間違って給油した場合は、レギュラーガソリンが半分ほど減った時点で、ハイオクガソリンを給油するなどして対応すると良いだろう。
問題は、軽油とガソリンの誤給油
では、緑のノズルの軽油を使用するのは? そう、ディーゼルエンジンを搭載した車両が正解となる。この軽油とガソリンの誤給油は絶対にNG。最悪の場合、走行不能などの重大な問題を引き起こす。特に多いとされるのが、軽自動車に軽油を給油してしまうトラブル。現時点で日本で販売されている軽自動は、基本的に全てガソリン仕様なので、緑のノズルの軽油を給油することはない。
ガソリンエンジンに軽油を給油するのも、ディーゼルエンジンにガソリンを給油するのも、どちらも危険な事態に発展してしまう。ゴールデンウィークには、普段乗りなれないクルマに乗る機会も増えると考えられるので、給油時には使用している車両の指定油種を今一度確認しておきたいところ。
赤いノズルは、一般的にレギュラーガソリンとなっている場合が多い。
今回の記事を作るにあたって、これまで、ほとんどセルフ式のサービスステーションを利用したことのない人に同行して、セルフ給油を体験してもらったのだが、やはり、赤・黄色・緑の3つあるノズルの中のどれを使用するかで躊躇があった。事前に指定の燃料をチェックしておくことは重要だと実感した瞬間であった。
複数の人が使用する車両には、市販の判別マークの利用も効果的
運転する人が決まっている場合は、誤給油などの問題は起きにくいが、複数の人が乗る車両やフルサービスのサービスステーションを利用する場合など、保険として、給油口に油種を明記したマークを設置しておくのも1つの手だろう。
ガソリンリングK-RG01[MAXWIN]
この誤給油防止リングは、自動車の給油口に取り付けて使用するタイプで、レギュラー・ハイオク・ディーゼルと、誰が見ても間違いようがない、視認性の良いアイテムとなっている。非常に安価なので、万が一のトラブルを防止するためにも、装着しておくと安心だ。
誤給油は、愛車に大きなダメージを与えるだけでなく、走行不能による事故の原因になる可能性も考えられる重大なミスだ。レンタカーなど乗りなれないクルマを利用する機会が増える大型連休、給油時はくれぐれもご注意頂きたい。
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