三菱自動車本社ショールームで「eKクロスEV」の発表を記念してパイクスピーク展を開催

MiEV Evolution Ⅲ(ミーブ・エボリューション・スリー)

三菱自動車は、「eKクロスEV」の発表を記念し、6月7日より『パイクスピーク展』と称してパイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム2014年大会「電気自動車改造クラス」でクラス優勝した「MiEV Evolution Ⅲ(ミーブ・エボリューション・スリー)」の車両展示を行っている。現在の三菱自動車の電動車両づくりに生かされている、技術の粋を集めた競技車両の迫力ある姿と3年間の活躍を綴ったパネルも展示する。

●文:月刊自家用車編集部

2014年にパイクスピークでクラス優勝したMiEV Evolution Ⅲ

MiEV Evolution Ⅲ(ミーブ・エボリューション・スリー)

パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムは、アメリカ・コロラド州パイクスピークで毎年開催されているヒルクライムだ。富士山よりも高い標高4301mの山頂まで、標高差1439mのコースを走り抜ける過酷なレース。

三菱自動車は、2012年から3ヶ年計画で電動車両を使いこのレースに参戦。2012年は、専用設計のパイプフレーム製のシャシーに3基のモーターを搭載した電動4WDの「i-MIEV Evolution(アイ・ミーブ・エボリューション)」と北米仕様の「i-MiEV(北米名はi・アイ)」で参戦。「i-MIEV Evolution(アイ・ミーブ・エボリューション)」は電気自動車クラスで2位入賞。続く2013年は、4基のモーターを搭載した電動4WDの「MiEV Evolution Ⅱ(ミーブ・エボリューション・ツー)」を2台体制で参戦。豪雨による劣悪な路面コンディションの中、電気自動車クラスで2位/3位という好成績をおさめた。翌2014年に参戦したのが今回のイベントで展示される「MiEV Evolution Ⅲ(ミーブ・エボリューション・スリー)」だ。

eKクロスEV

今となっては、三菱車では当たり前の車両運動統合制御システムS-AWC(Super All Wheel Control)も2013年参戦車両から搭載され進化を続け、2014年の「MiEV Evolution Ⅲ(ミーブ・エボリューション・スリー)」でクラス優勝を果たした。電気自動車やプラグインハイブリッドの技術開発において、パイクスピーク参戦が果たした役割はとても大きいという。軽電気自動車「eKクロスEV」へ繋がる栄光の一台を間近で見られるめったにないチャンスだ。

<三菱自動車本社ショールーム パイクスピーク展>
●期間:2022年8月末まで(予定)
●場所:三菱自動車 本社ショールーム東京都港区芝浦3丁目1番1号msb Tamachi 田町ステーションタワーN 1F
●営業時間:11:00-18:00
●展示:2014年パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム参戦車両(実車)/2012年〜2014年参戦時の写真パネル


※本記事の内容はオリジナルサイト公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。
※特別な表記がないかぎり、価格情報は消費税込みの価格です。

最新の記事