ダイハツ、マレーシア向け7人乗りコンパクトMPV「ALZA（アルザ）」をフルモデルチェンジ

2022/07/20
月刊自家用車(清水)

ダイハツ工業株式会社は、7月20日にマレーシアにおける自動車生産・販売の現地合弁会社であるプロドゥア（セランゴール州）がBセグメントの国民車、「ALZA（アルザ）」を約13年ぶりにフルモデルチェンジし、7月20日に発売したことを発表した。

●文:月刊自家用車編集部

エクステリアとインテリアデザインはマレーシア独自のスポーティなスタイルに

今回フルモデルチェンジした「ALZA（アルザ）」は、スタイリッシュなデザインとコンパクトなボディながら広い室内空間を持ち、3列シートなどが特徴の7人乗りコンパクトMPV。2009年の初代モデル登場以来、ファミリー層を中心に人気を集めている。

ALZA（アルザ）

新型「ALZA（アルザ）」は、2021年11月にインドネシアで発売した「XENIA（セニア）」と共通のDNGA Bセグメント用プラットフォームを採用することで、ゆとりある室内空間に進化。パワートレーンは1.5Lガソリンエンジン＋D-CVTの組み合わせで、燃費性能を向上させながら、快適な走行性能を実現しているという。

ALZA（アルザ）

エクステリアデザインは、マレーシアのユーザーの好みを反映したスポーティなデザインを採用。室内空間は、先代モデルから1列目から3列目シートの間隔を50mm拡大し、大人7人がゆったりと乗れるBセグメントではトップクラスのゆとりを実現している、またシートアレンジもフレキシブルなものを採用し、ラゲッジの使い勝手も向上した。

さらに国民車にふさわしいリーズナブルな価格設定としながらも、高速走行やマレーシアの道路環境に最適な設定とした衝突回避支援システム「スマートアシスト（現地名：Advanced Safety Assist）」を全てのグレードに装備。車線変更時の後方確認をアシストする「ブラインドスポットモニタ—」や「オートハイビーム」など充実した安全装備を備えている。

現地合弁会社であるプロドゥアは、1993年にダイハツとの協業により創業した、小型車を中心としたマレーシア第二の国民車メーカー。2006年から2021年まで16年連続でマレーシア国内販売シェアトップを獲得している。2021年3月には、ダイハツの海外事業におけるDNGA第1弾となるコンパクトSUV「Ativa（アティバ）」を発売し、今回の「ALZA（アルザ）」が第2弾となる。

■新型「ALZA（アルザ）」主要諸元
・全長×全幅×全高：4425mm× 1730mm × 1660～1670※
・駆動方式：FF
・搭載エンジン：1.5Lガソリンエンジン（2NR-VE）
・トランスミッション：CVT（D-CVT）
・乗車定員：7名
※ 15インチタイヤ：1,660mm、16インチタイヤ：1,670mm

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