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メルセデス・ベンツ日本株式会社は、メルセデス・ベンツのラグジュアリーSUV電気自動車「EQS SUV」を発表し、全国のメルセデス・ベンツ正規販売店ネットワークを通じて発売開始した。メーカー希望小売価格は15,420,000〜19,990,000円。
●文:月刊自家用車編集部
7人乗っても快適な空間のSUV
メルセデス・ベンツEQS SUVは、メルセデス・ベンツが長年培ってきたラグジュアリーと快適性の理想を実現した電気自動車EQSに、大人7人が快適に過ごすことができる室内空間と、SUVならではの使い勝手の良さを加えたモデルだ。
電気自動車専用のプラットフォームに、電気自動車ならではのパッケージの有用性を活かしたエクステリアデザインにおいては、SUVでありながらCd値0.26という空力における機能性も兼ね備えた美しさを表現。NVH(騒音、振動、ハーシュネス)対策も徹底的に行い、高い静粛性を実現している。
HEPAフィルターを採用した空気清浄システムにより、室内の空気をクリーンに保つことができる。EQS SUVは2つの永久磁石モーターを備えた4輪駆動モデルで、不整地や滑りやすい路面を走る際に活躍するOFF ROADモードを標準装備している。
エクステリアデザイン
EQS SUVの革新的なデザインは、プレミアムな電気自動車としての専用プラットフォームをもとに生まれたもので、キャブフォワードデザインなど内燃エンジン搭載車とは大きく異なるスタイリングとなっている。
機能性やエアロダイナミクスに対する厳しい要求を満たす「目的に沿ったデザイン」には、ゆったりとした面の構成、継ぎ目の少なさ、そしてシームレスデザインといった「SensualセンシュアルPurityピュリティ(官能的純粋)」の思想が反映されている。
インテリアデザイン
EQS SUVはEQSセダン同様、電気自動車専用プラットフォームを採用したモデルであるだけでなく、室内には一貫したデジタル化が施されている。MBUXハイパースクリーンはこれを実現したもので、3枚の高精細パネル(コックピットディスプレイ、有機ELメディアディスプレイ、有機ELフロントディスプレイ[助手席])とダッシュボード全体を1枚のガラスで覆うワイドスクリーンで構成されている。そのまわりを、細いシルバーのフレーム、エアアウトレットを組み込んだルーバー状のトリムなどが囲む。
UXデザイン
複数の表示スタイルおよびモードから選択できるEQS 450 4MATIC SUVにオプション設定、EQS 580 4MATIC SUV Sportsに標準装備されているMBUXハイパースクリーン。コックピットエリアに映像の世界を作り出すもので、コックピットディスプレイとメディアディスプレイ、それに助手席ディスプレイが1つに融合している。各ディスプレイにスタートアニメーションが映し出される間、メディアディスプレイには新しいMercedes-EQのトレードマークが数秒間表示される。
エアロダイナミクス
EQS SUVは、EQSとEQEに続き、大型電気自動車専用のモジュラーアーキテクチャーを採用した3番目のメルセデスEQモデルとなる。SUV特有の空力特性については、意図的に乱流を生み出すタービュレーターやエアロフォルムのランニングボードといった装備の採用などにより、細部にわたって最適化が施された結果、広いスペースと優れたエアロダイナミクスを兼ね備えたSUVを実現した。エアロダイナミクスに配慮した工夫を数多く施したアンダーボディが中心的な役割を果たすことで、きわめて優れた空力性能を備えている。
パワートレイン
EQS SUVは前後アクスルに電動パワートレイン(eATS)を搭載し、電気モーターには永久磁石同期モーター(PSM)が採用されている。PSMでは、ACモーターのローター(回転子)に永久磁石が取り付けられているため、ローターには通電の必要がない。電気モーターは三相の巻線を2つ備える六相式を採用している。
EQS 450 4MATIC SUVの最高出力は360PS[265kW]、最大トルクは800N・mを発生。EQS 580 4MATIC SUV Sportsの最高出力は544PS[400kW]、最大トルクは858N・mとなる。航続可能距離はEQS 450 4MATIC SUVが593km、EQS 580 4MATIC SUV Sportsが589km。トルクシフト機能によってフロントとリアの電気モーター間で駆動トルクの連続可変配分が行われるため、前後駆動力配分は常に効率的かつ最適化されている。
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