
ヤンマーホールディングス株式会社のグループ会社であるヤンマーアグリ株式会社は、45度までの急な斜面や足場の悪い場所でも離れたところから作業ができるラジコン草刈機「YW500RC」を発売した。なお、2023年度は台数限定のモニター販売となる。
●文:月刊自家用車編集部
傾斜45度の斜面にも対応!
夏場の暑い中で行う草刈作業は、労力面、安全面において農家の大きな負担となっている。特に急斜面での作業は危険が伴うことから、安全作業が課題となっているのが実情だ。
そこでYAGは、安全作業に配慮した機能を搭載し、送信機による遠隔操作で草刈作業ができる小型クラスのラジコン草刈機「YW500RC」を発売した。
走行部にクローラを採用し、機体の重心を低くすることで、最大45度までの傾斜地で作業が可能。
(1)ハイブリッド式と高負荷の作業に対応する「快速制御」
2サイクル80ccガソリンエンジンを搭載し、刈取部はエンジン駆動、走行部はモータ駆動のハイブリッド式を採用。走行部にはクローラを装備し、最大45度までの急斜面で作業が可能。作業中に大きく負荷がかかった場合は「快速制御」により自動的に車速を落とし、負荷が小さくなると元の速度まで復帰する。
(2)機体に近づくことなく操作が可能な「ラジコンタイプ」
送信機側で各種操作が可能なため、オペレータは本機から離れたところからコントロールできる。「最高速度設定ダイヤル」は作業者の条件に合わせて最高速度をつまみ一つで調整可能。傾斜地で使用する際は、「直進調整ダイヤル」を回すことで、左右のクローラの回転数を調整し、直進をアシストする。また、刈高さを調整する際は機体に近づくことなく、送信機で低・中・高の3段 階(作業後草丈30~80mm)に調整することができる。
(3)安全作業に配慮した機能・装備
送信機画面に機体の前後左右方向の角度が表示されるため、手元の送信機で斜面角度を確認しながら作業することがでる。左右傾斜角は、45度・40度・30度の3段階で警報の設定が可能。設定以上の角度になると、機体が一旦停止して警告ランプ・ブザーでお知らせするため、傾斜角度を気にすることなく作業に集中することができる。機体にはボンネット一体型のガードパイプを装備し、万一転倒した場合でも主要部を破損から守る。機体側には旋回と前後進ができる「緊急走行レバー」を装備。送信機が手元にない場合でも、機体を直接操作し、その場から移動させることも可能。
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