
マツダは、「マツダ ロードスター(ソフトトップモデル)」と「マツダ ロードスターRF(リトラクタブルハードトップモデル)」の大幅改良を実施。改良モデルの予約を開始したことを発表した。価格は「ロードスター」が289万8500~367万9500円、「ロードスターRF」が379万6100~430万8700円。なお、発売は2024年1月中旬を予定している。
●まとめ:月刊自家用車編集部
走行性能向上に合わせて、先進安全装備も大幅に強化
ロードスターは、1989年に初代がデビューして以来、これまで4代にわたって、2人乗り小型オープンスポーツカーの歴史を紡いできたモデル。初代からの累計台数は、このカテゴリーとしては異例となる120万台を超えるなど、国内はもちろん、海外でも高い評価を得ている。
「S Leather Package V Selection」は、クラシカルな雰囲気が楽しめる新規設定グレード。スポーツタン内装とベージュ幌が組み合わされる。価格は355万3000円(6MT)366万8500円(6AT)。
今回、実施される改良は、4代目ロードスターとしては最も大きな規模の商品改良となる。具体的な内容としては、走行関連機能のアップデートとエクステリアの意匠変更に加え、最新の先進安全技術(マツダ・レーダー・クルーズ・コントロールとスマート・ ブレーキ・サポート[後退時検知機能(SBS-RC)])とコネクティッド技術(マツダコネクト)を採用。さらに新たな安全法規にも適合している。
また、一部グレードが廃止され、新たに「S Leather Package V Selection」を追加。グレード体系の見直しもされている。
マツダコネクトは新世代タイプにアップデートされ、コネクティッド機能も大幅に強化。センターディスプレイは8.8インチワイド液晶に変更されている。
ヘッドランプは、スピード感やライトウエイトスポーツカーらしさを、リヤコンビランプは、歴代のロードスターに共通して採用されている「円形+楕円」のモチーフをより鮮明に表現。ヘッド、リヤ、ターンランプなどを含め、すべてのランプをLED化されている。
「マツダ ロードスター」「マツダ ロードスター RF」の商品改良の概要
・マツダ・レーダー・クルーズ・コントロール(MRCC)とスマート・ ブレーキ・サポート[後退時検知機能(SBS-RC)]の新採用。
・新世代マツダコネクト(8.8インチセンターディスプレイ()の採用
・ランプ類のLED化
・ホイールデザインの変更
・スポーツタン内装とベージュ幌のカラーコーディネーションを新設定
・ボディカラーに「エアログレーメタリック」を追加
・新型LSD「アシンメトリックLSD」の採用(ロードスター「S」を除く、MT車に設定)
・電動パワーステアリングの改良
・エンジンパフォーマンスフィールの進化(1.5L車の出力が3kW向上、最新制御への変更)
・モータースポーツ用DSC制御 「DSC-TRACK」 の追加(MT車のみ)
・新グレード「S Leather Package V Selection」の追加(価格:355万3000円【6MT】366万8500円【6AT】)
新開発の「アシンメトリックLSD」は、従来タイプ以上にスムーズでリニアな旋回特性を獲得した新世代のLSD。旋回時の安定性が格段に向上しているという。
新たに追加されたボディカラー「エアログレーメタリック」。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(ロードスター/RF)
正式発表を前に、先行情報を順次公開予定 サーキットで磨き上げたマツダの技術と情熱が注ぎ込まれるスペシャルモデル「マツダスピリットレーシング」は、S耐で得た知見が注がれた特別なモデルとして注目を集めてい[…]
社内のエンスー達による趣味的な活動から始まったロードスターの開発 工業製品の商品企画は、マーケットイン型とプロダクトアウト型に大別できる。市場のニーズを調べつくして、「これこそがあなたの必要としている[…]
マツダ ロードスター[NC1] 概要 2005年8月、マツダ ロードスターは”3代目”となるNC1型にフルモデルチェンジした。なお初代モデルにあたるNA型から継承する「人馬一体」の開発コンセプトは、3[…]
マツダスピリットレーシング(MSR)初となる市販モデル “マツダの新しい時代のモータースポーツのサブブランド”として発足した「マツダスピリットレーシング(以下、MSR)」は、モータースポーツをより身近[…]
ロードスター生誕35周年を祝うアニバーサリーモデル 1989年の初代モデルのデビューから数えて、累計120万台以上のセールスを記録しているマツダ・ロードスター。ライトウェイトスポーツの金字塔として、多[…]
最新の関連記事(マツダ)
TMS2025で、次期マツダ2のスタディモデルを披露 MAZDA VISION X-COMPACT(マツダ ビジョン クロスコンパクト)は、マツダ2の後継モデルと目されているコンセプトモデル。 もちろ[…]
ホイールベース拡大を感じさせない、巧みなパッケージ設計が光る 2012年に登場した初代CX-5は、魂動デザインとSKYACTIV技術を全面採用した、マツダ社内では6世代商品と呼ばれているシリーズの第一[…]
マツダの世界観を具現化するビジョンモデルが世界初公開される。 出展テーマは「走る歓びは、地球を笑顔にする」 今回の出展テーマは「走る歓びは、地球を笑顔にする」で、技術革新と社会インフラ整備[…]
クリーンディーゼルエンジン搭載車の商品強化を図る 今回導入される「XD Drive Edition」は、幅広いニーズに応えるため5モデルすべてに設定される。各モデルともディーゼルターボエンジンを搭載し[…]
初期型 NA6CE(1989年) 未知の需要に果敢に挑戦して大ヒットを記録 初代ロードスターこと、「ユーノス・ロードスター(NA系)」が発売されたのは1989年です。年号が昭和から平成に切り替わった年[…]
人気記事ランキング(全体)
役目を終え、数を減らしつつある可動橋。 可動橋とは、橋の下を船などが通る際にパカッと二つに分かれて運行の妨げにならないように動くようなアレのこと。要は「動く橋」のことだ。かつては日本国内にも約80基の[…]
寒くなる季節に増える「猫のエンジンルーム侵入」 気温が下がる季節になると、エンジンルームに入り込む猫の報告が全国で増え始める。猫は暖かく安全な場所を好むため、走行直後のエンジンが発する熱は格好の寝床と[…]
多様なパワートレーンとプラットフォーム戦略 TMS2025で公開されたトヨタ カローラ コンセプトは、従来の「生活に溶け込んだクルマ」というカローラのイメージを刷新する、低く伸びやかなボンネットと鋭利[…]
ホイールベース拡大を感じさせない、巧みなパッケージ設計が光る 2012年に登場した初代CX-5は、魂動デザインとSKYACTIV技術を全面採用した、マツダ社内では6世代商品と呼ばれているシリーズの第一[…]
基本を無視すれば、無用のトラブルを引き起こすことも… 整備作業においてボルトやナットの脱着は避けて通れない基本中の基本の作業。それだけに、ソケットレンチやメガネレンチの使用頻度は必然的に高まる。が、ボ[…]
最新の投稿記事(全体)
多様なパワートレーンとプラットフォーム戦略 TMS2025で公開されたトヨタ カローラ コンセプトは、従来の「生活に溶け込んだクルマ」というカローラのイメージを刷新する、低く伸びやかなボンネットと鋭利[…]
日本市場への導入は、2026年夏を予定 「ジャパンモビリティショー2025」のプレスデイの初日となる10月29日、BYDは、EV「RACCO(ラッコ)」のプロトタイプを発表した。これは、日本の軽自動車[…]
NV200バネット Outdoor Black Edition(車体色:サンドベージュ モノトーン) 快適な運転をサポートする機能装備を強化 NV200バネットは、荷物の積み込みが容易な大容量の荷室空[…]
役目を終え、数を減らしつつある可動橋。 可動橋とは、橋の下を船などが通る際にパカッと二つに分かれて運行の妨げにならないように動くようなアレのこと。要は「動く橋」のことだ。かつては日本国内にも約80基の[…]
寒くなる季節に増える「猫のエンジンルーム侵入」 気温が下がる季節になると、エンジンルームに入り込む猫の報告が全国で増え始める。猫は暖かく安全な場所を好むため、走行直後のエンジンが発する熱は格好の寝床と[…]
- 1
- 2


























