ドイツのアウディAGが、アウディS3シリーズのアップデートモデルを発表した。欧州での発売は2024年第2四半期を予定している。
●まとめ:月刊自家用車編集部
2.0 TFSIエンジンは最高出力333PS、最大トルク420Nmにパワーアップ
今回発表されたアウディS3シリーズのアップデートモデルは、パワートレーンの出力向上に加えて、表現力豊かなフロントデザイン、スポーティなディフューザー、4本出しパフォーマンスエキゾーストシステムの採用により、従来以上のダイナミックなスタイルに変更されている。
パワートレーンは、2.0 TFSIエンジンのスペックを向上。最高出力333PS、最大トルク420Nmと、従来比で23PS、20Nmの性能向上が図られた。0～100km/h加速は4.7秒を記録。さらにクワトロドライブシステムも、RS3に採用されていた左右のリヤホイールの間で駆動トルクを完全に可変配分するトルクスプリッターを搭載することで、より俊敏なハンドリングを実現。同時にサスペンションの最適化も実施される。
フロントデザインは、よりフラットでワイドな形状になった新しい構造の六角形のフレームレス シングルフレームが特徴。フロントスポイラーもモータースポーツからインスピレーションを得た、2本の垂直ストラットを備えた新タイプに変更されている。また、デジタルデイタイムランニングライトシグネチャーによる新たな表現も加わった。
リヤデザインは、2つに分割されたS専用デザインのリヤエプロンがデザインアイコンを担うほか、4本出しのテールパイプによって、ダイナミックな外観のイメージがさらに強化されている。
ボディカラーは、ディストリクトグリーン、アスカリブルー、プログレッシブレッドを含む、新しい表現力豊かなメタリックカラーを採用。さらに今回初めて、デイトナグレーにマット仕上げも追加された。
インテリアは、シフターのデザイン、エアベントから、ファブリックの装飾インレイ、新しいインテリアライトに至るまで、数多くの革新的な機能を追加。300回のレーザーカットが施された、フロントドアのファブリックパネルなど、先進的なアプローチが加えられている。
なお、欧州でのアップデートモデルのデリバリー開始は、2024年第2四半期を予定している。
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