
マツダの欧州法人「マツダ・モーター・ヨーロッパ」が、新型クロスオーバーSUV「CX-80」を初公開した。欧州では5月に予約受注を開始され、顧客へのデリバリーは今秋を予定している。
●まとめ:月刊自家用車編集部
CX-8の後継を期待される、3列シートSUVが欧州で発表
「優雅で心豊かなドライビングSUV (Graceful Driving SUV)」が開発コンセプト。マツダの最上級モデルにふさわしい美しく堂々としたスタイルが与えられている。すでに北米で展開しているCX-90のナローモデルという役割も兼ねている。
今回、欧州で発表された新型「CX-80」は、マツダが展開している新世代ラージ商品群の第4弾となる、ミッドサイズクロスオーバーSUV。国内でも昨年の年末に受注が終了した「CX-8」の後継として、大きな期待を集めているモデルだ。
発表された欧州仕様車のパワートレーンは、2.5L直列4気筒ガソリンエンジンにプラグインハイブリッドシステムを組み合わせた「e-SKYACTIV PHEV」と、3.3L直列6気筒ディーゼルターボにM HYBRID BOOSTを組み合わせた「e-SKYACTIV D」の2タイプが設定されている。
CX-80欧州仕様
キャビンも、マツダ車らしい贅沢な設計が用いられておりプレミアムモデルらしい質感を楽しむことができる。なお、目玉の2列目のセカンドシートは、座席間にコンソールセパレートが設けられる上級キャプテンシート(写真)と、コンソール無しのキャプテンシート、3人掛けのベンチシートの3タイプが用意される。荷室もセカンド/サードシートを格納することで広大なスペースを確保できるなど、実用モデルとしても優れた性能が与えられている。
現時点では国内仕様車の内容は明らかにされていないが、近い内に何らかの発表がされるのは確実。グレードやパワートレーンを含め、どのようなカタチで国内展開されるのかも興味深い一台だ。
セカンドキャプテンシートはコンソールセパレートが設けられた上級タイプも用意される。CX-8以上に贅沢なキャビン空間を楽しめるSUVに仕立てられている。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(マツダ)
●サーキットは実験室だ! 「MAZDA SPIRIT RACING」の挑戦 まず注目すべきは、実戦の場で鍛え上げられたレーシングマシン。「ENEOS スーパー耐久シリーズ2025」に参戦した2台のコン[…]
MAZDA CX-3 XD Vivid Monotone Ⅱ グレードを整理することで、選び方がシンプルに 今回の機種体系変更では、好評な装備を追加したほか、ラインナップをガソリンモデルの「15S U[…]
ロータリーエンジンは、CVCCに続いて厳しい排ガス規制にもクリアし、販売台数を着実に伸ばしていった 自由の国、アメリカは、時に油断も隙もない国でもある。オイルショック直後の1973年秋にEPA(合衆国[…]
現在、モデル末期のバーゲンセールを実施中 マツダCX-5は、2026年夏頃にフルモデルチェンジが予定されているため、現行モデルは販売末期で値引きが拡大してきている。車両価格+付属品込みの値引きで平均3[…]
後席快適性の改善で、家族に優しいSUVへ 新型CX-5は、現行型から全長とホイールベースがそれぞれ115mm長くなり、サイズ感は現行CX-5と先代CX-8の中間的な設定となる。これにより、車体寸法はミ[…]
最新の関連記事(SUV)
RAV4の魅力をより深く。吊るしには真似ができない個性をプラス トヨタグループの一員として長草工場でRAV4の車両生産を受け持つ豊田自動織機は、車両企画やデザイン、設計といった開発段階から深く参画して[…]
実用段階に近づいたと感じさせる走りの質感 トヨタが水素エンジンを搭載したカローラクロスの試作車を公開し、試乗する機会を得た。水素燃料で走るクルマはこれまでも触れてきたが、今回の車両は”実用にかなり近づ[…]
空気の壁を味方に変える、最新エアロパーツを装着 「RZ600e“F SPORT Performance”」は、BEVブランドへの変革を象徴するRZシリーズの頂点として、エアレースパイロットの室屋義秀選[…]
「モンスターハンター」の世界観を投影した、ジムニーノマドを展示 今回のスズキブースの出展テーマは「Life with Adventure」。ワクワクの冒険心を掻き立てる展示や演出で、来場者を楽しませる[…]
出力特性強化に加えて、航続距離&充電性能も大幅向上 今回の改良では、BEVシステムを全面刷新。モーターの高出力化や航続距離の伸長、充電時間の短縮を図ることで、実用性と動力性能を大幅に向上させている。 […]
人気記事ランキング(全体)
運転中に荷物が崩れる瞬間が、思った以上に危険な理由 クルマでの買い物は便利だが、ラゲッジに積んだ荷物が走行中に倒れる問題は意外と深刻だ。発進時やカーブで荷物が動く音が聞こえるたび、無意識に注意がそちら[…]
車種専用設計だから、ピッタリ装着。見た目にも違和感なし カーメイトと言えば、使い勝手の良い様々なカーグッズをリリースしており、多くのユーザーから評価されているブランドとして知られている。今回紹介するの[…]
「Z」と「アドベンチャー」専用プログラムを用意 今回導入される新型RAV4のモデリスタパーツは、「Z」と「アドベンチャー」のおのおののグレードに対応する専用プログラムが設定される。 「Z」向けのエアロ[…]
駐車場での事故はなぜ起きるのか どれほど気をつけて運転していても、駐車場という空間は事故のリスクが潜んでいる。狭い区画、頻繁な入れ替わり、多様なドライバーの技量が混在する環境では、小さな不注意がそのま[…]
クルマの内窓掃除が面倒になる理由はクルマの進化にあった 車内のガラス掃除は、外装洗車に比べて軽視されやすい。しかしフロントガラス内側の汚れは、夜間や逆光時に視界を大きく損なう要因になる。にもかかわらず[…]
最新の投稿記事(全体)
通称「8.5」へ進化。最新ゴルフが突きつける不変の価値 2021年に日本導入された8代目ゴルフは、2024年にマイナーチェンジを実施。内外装や機能装備が大刷新されたことで、通称「8.5」とも呼ばれてい[…]
RAV4の魅力をより深く。吊るしには真似ができない個性をプラス トヨタグループの一員として長草工場でRAV4の車両生産を受け持つ豊田自動織機は、車両企画やデザイン、設計といった開発段階から深く参画して[…]
車中泊を安心して、かつ快適に楽しみたい方におすすめのRVパーク 日本RV協会が推し進めている「RVパーク」とは「より安全・安心・快適なくるま旅」をキャンピングカーなどで自動車旅行を楽しんでいるユーザー[…]
2026年は、日本市場における新エネルギー車展開の元年 BYDは、2026年を日本市場における新エネルギー車展開の元年と位置づけ、その幕開けに相応しい全6モデルの展示を行う。 具体的には、2025年1[…]
●SUBARUならではのPerformanceシーンの具現化 今回のテーマは、SUBARUのアイデンティティのひとつ、Performanceシーンを際立たせること。いつの時代も「Different」な[…]
- 1
- 2






















