独アウディ、600馬力超えの高性能SUV「Audi RS Q8シリーズ」を発表

独アウディは、アウディのフラッグシップSUV、Q8シリーズの改良モデルの概要を発表した。

●まとめ:月刊自家用車編集部

シリーズ最強の高性能SUV「RS Q8」をラインナップに追加

今回発表されたQ8シリーズの改良モデル(2025年モデル)は、シリーズ共通の機能改良に加えて、2つのシリーズ最上位モデルとして「RS Q8」シリーズが設定される。

1台目の「Audi RS Q8」は、4L・V8ツインターボチャージャーを搭載するパフォーマンスモデル。そのスペックは441kW(600PS)の最高出力と800Nmの最大トルク(2200~4500 rpm)を発揮する。トランスミッションは8速ティぷトロニックで、駆動方式はAWDのクワトロシステムが組み合わされる。0-100km/h加速は3.8秒を記録。

最上位の「Audi RS Q8 performance」のV8ツインターボエンジンは、最高出力640PSを発揮

2台目はトップエンドに君臨する「Audi RS Q8 performance」。基本的なメカニズムは共通するが、4L・V8ツインターボチャージャーのチューニングや新開発の軽量エキゾーストシステムを採用したことで、最高出力は471kW(640 PS)、最大トルクは850Nmまでパワーアップ。Audi Sport GmbHモデルのガソリン車としては、史上最強の性能が与えられたモデルになる。0-100km/h加速は3.6秒を記録する。

両モデルに共通する走行メカニズムとしては、エンジンパワーを前後の車軸に40:60に配分するセルフロッキングセンターディファレンシャルや、RS専用にチューニングされたアダプティブエアサスペンションスポーツなどが装着。ブレーキシステムなどもRSセラミックブレーキが用意される。

ほかにもRS Q8シリーズは、サヒールゴールド、アスカリブルー、チリレッドの3つのメタリックオプションを含む、多様な新しいボディカラーや、外装部品の素材の違い、内装のRSデザインパッケージの追加、新デザインのアルミホイールなどで標準車と差別化される。

なお、この2モデルはニュルブルクリンクのノルドシュライフェ(北コース)にて、20.832kmのアイフェルのトラックをわずか7分36秒698で完走。これは、SUVクラス、オフロードモデル、バン、ピックアップの最速車両よりも2秒以上速く、アップグレード前のRS Q8よりも約6秒速いタイムになるという。

※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。