
ホンダは、新型燃料電池自動車「CR-V e:FCEV(シーアールブイ イーエフシーイーブイ)」を発売した。価格は809万4900円。
●まとめ:月刊自家用車編集部
燃料電池車の普及を目的に、6代目CR-VベースがFCEVモデル化
CR-V e:FCEVは、日本の自動車メーカーが発売するモデルとして初めて、外部から充電可能なプラグイン機能を持つ燃料電池自動車。北米地域や中国などで販売している6代目CR-Vをベースにすることで、SUVならではの高いユーティリティや広々としたパッケージも活用することができる。
CR-V e:FCEVは、燃料電池(FC)スタックを刷新するとともに、補機類の合理化や低消費電力化を徹底。新構造のセルユニットの採用や生産性の向上などにより、CLARITY FUEL CELLに搭載されていた従来システムに対しコストを3分の1に削減している。
さらにFCEVならではの長い航続距離と水素の充填時間の短さに加え、自宅や外出先で充電できるプラグイン機能をプラスしたことで、日々の生活での利便性を高めている。一充填走行距離は約621km、一充電走行可能距離は約61kmになる。
SUVならではのゆとりの空間を確保するために、FCシステムとプラグイン機能の2つの主要メカニズムを搭載するスペース効率を徹底的に追求。
車両の販売は自治体や企業のほか、一般ユーザーも対象。通常の販売方式ではなく、リース形式で販売される。
モデル名 | 駆動方式 | 乗車定員 | 価格 |
CR-V e:FCEV | FF | 5名 | 809万4900円 |
AC充給電コネクターは、日本と米国における普通充電の規格である「SAE J1772」を採用。普通充電は6.4kWに対応し約2.5時間で満充電が可能。
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