この冬、新車購入を考えているならば、勝負は年明けの1月がベスト。1月最初に実施される「初売り」セールは、良い条件が出る可能性が高く、積極的にディーラーを訪れるべきなのだ。ここでは2025初売りで人気を集めているスバル レヴォーグ/レヴォーグレイバックをピックアップ。最新の目標値引き額や攻略術をお伝えしよう。
●文:月刊自家用車編集部
スバル自慢の正統派ステーションワゴン。2023年にはSUV色を強めたレイバックも追加
2020年秋にデビューした現行レヴォーグは、レガシィの系譜を受け継ぐステーションワゴン。走りの良さや充実の装備機能、広い荷室がもたらす抜群のユーティリティを武器に、安定した人気を集めている。2023年秋には、プロテクター風の加飾や車高を上げることでSUVライクな魅力をプラスした「レイバック」を追加するなど、バリエーションを強化。両モデルを足した登録台数はスバル車の中でも上位を占めている。個性派揃いのスバル車の中でも独自のポジションを確立したモデルだ。
一部改良で値引きは引き締め傾向だが、競合次第で良い条件は狙える
- 車両本体目標値引き額:22万円(レヴォーグ)20万円(レヴォーグレイバック)
- 納期の目安:2〜3か月
- リセール予想:B-(レヴォーグ&レイバック)
この冬に一部改良を実施したことを理由に、値引きを引き締める動きが強まっている。付属品との値引きで15万円前後で様子を見てくるケースが多い。ワゴンには相応のライバルがいないこともあって、競合させるライバルに悩んでいるユーザーもいるだろうが、ジャンルにこだわらずSUVやハッチバックの有力車をぶつけるのが攻略のコツ。商談時にはRAV4/ハリアー/エクストレイルをぶつけてみるほか、意外なところではVWゴルフもなかなかいい反応をみせる。住んでいる地域が隣県が近いならば、越境して資本関係の異なるスバル販売店同士をぶつけるのも効果的だ。付属品の値引きを含めて25万円前後の条件を引き出したら大成功だ。
1.8Lターボ車がレヴォーグ選びの中心
走り重視ならば電子制御サスが装着されるSTIスポーツ EXが一番手
走り重視というならば、足まわりに電子制御サスが組み込まれるSTIスポーツ系が一番手の選択。1.8LターボのSTIスポーツ EX(441万1000円)か、2.4LターボのSTIスポーツR EX(509万3000円)の2択になるが、 人気は価格と性能のバランスが優れる1.8Lターボ車の方が上。2Lターボ車ほど刺激的なモデルではないが、ほどよい加速性能とコントロール性がバランス良く両立しているので、幅広いユーザー層にオススメできる。2.4LターボのSTIスポーツR EXは、速さを最優先したいユーザーじゃなければオーバースペックの感が否めない。
レイバック リミテッドEXは、ファミリーユーザーにも安心して推せる
快適性を重視したいならコンベンショナルなサスを搭載するグレードがオススメ。なかでもレイバックリミテッドEX(399万3000円)は、レヴォーグの標準サス車よりも電子制御ダンパー仕様で選べるドライブモードのコンフォートモードに近い特性で、長距離をリラックスして走るにはもっとも好ましいアシに仕上げられている。少し格上の加飾に加えて装備機能も充実しているので、コスパ視点でも魅力十分だ。
エントリーグレードのスマートエディション EXでも装備機能は充実
エントリーグレードのスマートエディションEX(363万円)でも装備機能は充実しており、新世代スバルの象徴になる11.6インチセンターインフォメーションディスプレイや、アイサイト/アイサイトXも標準装備。さらにファブリックシートになるが、前席にはパワーシート機構も備わる。価格と性能のバランスの良さで選ぶならば、スマートエディションはもっとも買い得なグレードだ。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(レヴォーグ)
エクステリア&インテリアデザインの変更を実施 今回実施された改良では、一部グレードのインテリアデザインを変更。「Smart Edition EX」には「GT-H EX」のインテリアを採用、「Black[…]
サスチューンが柔らかくなったことが高評価。いまやレイバックが一番人気のグレード 2020年秋にデビューした2代目「レヴォーグ」は、手ごろなボディサイズに流麗なスタイリングが楽しめるスポーツワゴン。グロ[…]
3モデルとも設計時期は同世代だが、レガシィベースのアウトバックが少し格上のモデル もともとレヴォーグは、北米市場を意識して大きくなりすぎてしまったレガシィのポジションを埋めるために生まれたモデル。現行[…]
昨年秋に導入されたレイバックが、レヴォーグ選びに幅をもたらしている 2020年秋にデビューした2代目「レヴォーグ」は、ショートワゴンにも似た軽快なプロポーションを持つスポーツワゴンとして、個性派揃いの[…]
アウトドアユーザー大注目のスバルブース 「アウトドアデイジャパン東京」の会場で、多くの来場者が足を運んでいたスバルブースでは、アウトドア仕様となったフォレスターとレヴォーグ レイバックを展示していた。[…]
最新の関連記事(購入ガイド)
国内導入に合わせて日本で細部をチューニング ジムニーやエスクードといった悪路走破性に優れる硬派なSUVを生み出し、一方ではハスラーやクロスビーといった日常からアウトドアレジャーまでカバーするクロスオー[…]
メリット1:ドライバーがクルマに合わせるという”楽しさ” 一般的に、古いクルマになればなるほど、オーナー(ドライバー)がクルマに合わせなければスムーズに動かすことが難しくなります。 古いキャブ車であれ[…]
月平均登録台数3000台を誇る、新世代クラウンの代表モデル 2023年秋にデビューしたクラウンスポーツ。登場から1年を経過したいまでも月平均の登録台数は3000台前後をキープしているなど、堅調な人気を[…]
プリウスの人気復活を狙った現行モデル、今でも月平均の登録台数は8000台前後をキープ 2023年に登場した5代目プリウスは、歴代モデル同様の優れた燃費性能に加えて、流麗なスタイリングと動的質感を高めた[…]
パワートレーン&装備機能の充実で、車格は1ランク向上 2024年6月に発売された現行フリード。コンパクトなボディに3列シートを収めた優れたパッケージングはそのまま踏襲されているが、ハイブリッド車がe:[…]
人気記事ランキング(全体)
車種を選ばず取り付けられる、車内アンビエントライト いつも見慣れたマイカーの車内、落ち着く一方で「ちょっと味気ないな…」と感じたことはないだろうか? かく言う筆者も、ちょっと変化が欲しいな、と思ってい[…]
限られたスペースを有効活用することで、4名の就寝にも無理なく対応 広々ベットが上下に出現。旅もこなせる万能タイプ 東和モータース販売の限定モデルのインディ108は、ダイハツ ハイゼットトラックをベース[…]
7年目を迎えても、圧倒的な人気は健在 ジムニーの現行モデルが登場したのは2018年。今年で7年目を迎えることになるが、人気はいささかも衰えていない。生産ラインを増やすのが難しいラダーフレーム車という特[…]
動きに強い映像画面、暗所でも最適処理により残像感は皆無 今回取材した「DRM6030」は、11V型サイズのルームミラーモニターに、フルハイビジョン(1920×1080)の後方カメラ映像を表示できる高画[…]
ある日突然点灯したマークに困惑…。なにコレ? いつもの見慣れた、マイカーのインパネ(インストルメントパネル)に、突然、見慣れぬマークが点灯…。 「ん? 何だこの表示は…? 変なところ触っちゃったかな…[…]
最新の投稿記事(全体)
テーマは「カッコよく遊び尽くせ!」 今回の東京オートサロンの三菱自動車ブースのテーマは「カッコよく遊び尽くせ!」。 メインの展示車となるトライトンのカスタムカーは、ブランドアンバサダーを務めるタレント[…]
5番目と6番目のクラウン専門店 「THE CROWN」は、2023年10月から展開が始まったクラウンのみを扱うトヨタの専門店。 これまでは横浜都筑、千葉中央、愛知高辻、福岡天神の4つのエリアに拠点を構[…]
ソニー・ホンダモビリティが手がける、進化し続けるクルマ SHMとして最初のモデルとなるAFEELA 1は、先進のソフトウェアと高性能なハードウェアに加え、モビリティの知能化を融合させることで、従来のク[…]
現在の自動車税のように排気量で区別する税制ではない、それぞれのパワートレインが公平に課税されるような仕組みを構築へ ついに、ここまで漕ぎつけた。何重もの税金がわかりにくく煩雑に課され、時代遅れの税制と[…]
未来的なデザインを残しつつ、市販化に向け進化発展 「Honda 0(ゼロ)シリーズ」は、昨年のCES 2024においてコンセプトモデルを公開しているがが、今年のCES 2025では、2026年の北米発[…]
- 1
- 2