
様々なタイプのタイヤチェーンがリリースされている中、最近人気なのが布製タイプのタイヤチェーン。新しいチェーン規制にも対応するものが多く、取り付けも簡単で購入を検討するユーザーが多い。そこで、この布製タイヤチェーンの正しい取り付け方法を解説しよう。
●参考:オートソックスWEBサイト
2018年導入のチェーン規制にも対応する布製タイヤチェーン
強烈な寒波の到来で、各地で大雪となっている中、道路交通網へも多大な影響が出ている今シーズン。雪の情報がある場合は、原則、マイカーでの移動は控えた方が良いのだが、それでも、運転中に予想外の降雪や積雪に見舞わせることもある。そんな不測の事態のために、冬用タイヤの装着や、タイヤチェーンなどの準備は冬のドライブにおいて必要不可欠とも言えるだろう。
タイヤチェーンとひと口に言っても、最近は多様な選択肢が存在する。以前からある金属製のタイヤチェーンや樹脂製のタイプ、そして最近人気なのが布製でタイヤに被せるタイプのものなどが存在する。
冬の雪道への対策を怠ると、立ち往生に起因する大渋滞などを引き起こす可能性がある。そのため、2018年には、従来よりも厳しいチェーン規制が導入され、規制区間はたとえ冬用タイヤであっても、タイヤチェーン非装着車は通行できないという内容となっている。ちなみに、通行可能なタイヤチェーンの種類は、金属製・樹脂製・布製(スノーソックスなど)も適合として認められている。
原則、スノーソックスは駆動方式に関わらず、駆動輪に装着する
では、布製タイヤチェーンは、前輪・後輪どちらに装着すれの良いのか? この点に関しては、1998年に誕生した、スノーソックス(布製タイヤチェーン)の元祖とも言える、オートソック(Autosock)のWEBサイトを参照の上、要旨をまとめてみよう。
オートソックは、布製タイヤチェーンの元祖的な存在で、長年の実績と経験が製品に反映されている。
結論から言うと「スノーソックスは駆動方式に関わらず、駆動輪に装着する」となる。つまり、駆動輪以外のタイヤには動力が伝わっていないため、確実に効果を得るためには駆動輪への装着が原則となる。
現在市販される車両は、大きく分けると二輪駆動(2WD)と四輪駆動(4WD)となる。二輪駆動には、フロントにエンジンがあり前輪が駆動するFF、フロントにエンジンが搭載されリアが駆動するFR、その他ミッドシップのMRやRRなども存在する。駆動方式と特徴をまとめたのが下記の表となる。
出典:オートソックWEBサイト
二輪駆動(2WD)・FF車は前輪駆動だから、スノーソックスは前輪に装着
現在、乗用車で圧倒的にシェアが多いFF車。フロントエンジン・フロントドライブの名の通り、車体の前部にあるエンジンで前輪を駆動させる方式となる。乗員のスペースやラゲッジスペースを広く取れることで、軽自動車やミニバンなど多くのタイプの車種が採用する。
FF車にとって後輪の役割は制動(ブレーキ)と接地となり、動力が伝わる前輪が空転してしまうと車両が進めなくなる。したがって、スノーソックス(布製タイヤチェーン)は左右の前輪に装着する必要がある。
FF方式が多い軽自動車も、前輪への装着が基本となる。
二輪駆動(2WD)・FR、MR、RRは後輪駆動だから、スノーソックスは後輪に装着
FR(フロントエンジン・リアドライブ)やMR(ミッドシップエンジン・リアドライブ)、RR(リアエンジン・リアドライブ)は、いずれも後輪駆動となるため、スノーソックス(布製タイヤチェーン)、左右の後輪に装着する必要がある。
FRは、その名の通り、フロントにエンジンを搭載し後輪を駆動するタイプで、バランスの良い前後重量配分を活かした操作性、旋回能力が特徴。ただし雪道では、FF車は駆動輪となる前輪にしっかりと荷重がかかるため空転しにくい特性があるが、FRは駆動輪(後輪)の荷重が、FF車と比べると小さいため空転しやすい傾向にある。
後輪駆動車は、車体を押すようなイメージで走る方式で、通常路であればスポーティなドライブが楽しめるが、雪道では後輪が空転してしまうと車両の制御が難しくなり、重大な事態になりかねないため、冬用タイヤの利用とともに、スノーソックスの準備も重要となる。
四輪駆動車(4WD)は、メーカーの推奨を確認の上装着
四輪駆動車は、全ての車輪が駆動するタイプで、悪路や滑りやすい路面に強いとされているのが特徴だ。ただ、実際の駆動配分や方式は、車種によって様々で、常時全輪に等しく駆動が配分されているタイプや、FFベースで空転を感知した場合に動力を各車輪に配分するタイプなどが存在する。そのため、4WDの場合は車両マニュアルを確認した上で、その推奨事項に合わせて装着するのが正解となる。
4WD車への布製タイヤチェーンの装着は、車両のマニュアルの確認が必要だ。
布製タイヤチェーンの老舗、オートソック(Autosock)では、4WDの場合、前輪のみに装着することをすすめているが、一部自動車メーカーでは、4輪全てまたは後輪のみに装着することが推奨されているため、やはり、4WDの場合は車両のマニュアルを確認の上、それに従うのが正解だと言えるだろう。
日産の純正用品にも採用された高い信頼性を持つオートソック
昨今人気の布製のタイヤチェーンは、その装着の容易さや手軽さで選ばれることが多く、様々なメーカーからリリースされている。一方で気になるのが、いざというときにしっかりと機能してくれるのかといった信頼性や、どれくらい走行できるのかといった耐久性など、不安に思う点もあるだろう。
オートソック(Autosock)の布製タイヤチェーンは、1998年に雪の多い国ノルウェーで開発された、元祖的な存在で、多くの自動車メーカーの内部基準に従って承認せれているなど、高い実績を誇る製品となっている。
日本では、日産自動車の純正用品として採用されるなど、その信頼性は高く評価されていると言えるだろう。また、Amazonでも乗用車用スノーチェーンのジャンルで1位を獲得し、多くの高評価レビューが寄せられていることからも、実際のユーザーからの評価の高さもうかがえる。
数多ある選択肢で迷いがちな布製タイヤチェーンだが、やはり、安全に関わる用品なだけに、確かなものを選びたいというドライバーも多いだろう。その点、オートソック(Autosock)の布製タイヤチェーンは、取り付けの容易さや初心者でも扱いやすい設計でありながら、しっかりとした性能と耐久性が期待できる、間違いのない選択肢の1つだと言えるだろう。
乾燥路での耐久性のテストでは、80km走行後でもまだ十分に使用できる状態をキープ。圧雪路のみだと500km以上走行可能というテスト結果も出ているようだ。繰り返し使用できるというコスト的なメリットも大きいだろう。また、金属チェーンに比べて車体へのダメージも低減されるので、その点でも安心感があるはずだ。
耐久性のテスト。80km前後の走行でも十分仕様可能という結果に。
また、実際に圧雪路で制動力の比較実験を行ったところ、オートソックは金属チェーンやスタッドレスタイヤと同等の結果となり、その高い性能を実証した。
圧雪路にて、金属タイヤチェーン、スタッドレスタイヤ、オートソックの制動力の比較実験。
幅広い車種に適合するサイズラインナップ
また、オートソックは適合する車種も幅広く、軽自動車から普通乗用車、小型トラックやSUV、そして大型のトラックや商用車までをカバーする。
まだまだ強烈な寒波の勢いが続きそうな状況を考えると、信頼性の高い布製タイヤチェーンをクルマに積んで、不測の事態に備えておきたいところドライバーの期待にしっかりと応えてくれる、オートソック(Autosock)の布製タイヤチェーンは、十分検討に値するアイテムだと言えるだろう。
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