
ルノー・ジャポンは6月18日、7人乗りの多用途モデル「グランカングー」に、グレーのボディカラー「グリ アーバン」をまとった限定車「グランカングー クルール」を設定し、全国のルノー正規販売店で販売を開始した。50台の数量限定で、価格は472万円(税込)。6月28日までは抽選販売、申し込みが台数に届かなければ先着順の通常販売に切り替わる。
●文:月刊自家用車編集部(清水) ●写真:ルノー・ジャポン株式会社
“道具らしさ”を強調するグレー
グランカングー クルール
クルール(Couleur=フランス語で「色」)は、ルノー・ジャポンが特別なボディカラーで仕立てる限定シリーズだ。今回採用された「グリ アーバン」は、プロフェッショナルが使い込む道具を思わせる無骨なグレー。ボディ各部のブラックバンパーやブラックドアミラーと組み合わさることで、グランカングー本来の“実用車らしさ”がむしろ際立つ。きれいに見せるための色ではなく、汚れも使い込みも受け止める色、という方向性である。
派手さで売る限定車とは逆の発想で、アウトドアや車中泊、機材運搬といった「使い倒す」用途を意識するユーザーには、むしろこのトーンが刺さるはずだ。
7人乗りでもミニバンとは別物
グランカングー クルール
グランカングーは、標準のカングーに対して全長を420mm延ばした4,910mm、ホイールベースを390mm延ばした3,100mmとし、3列7人乗りを成立させたモデルだ。単に長くしただけでなく、スライドドアの開口幅もカングー比180mm拡大の830mmへと再設計され、3列目への乗り降りがしやすくなっている。
注目すべきは全席が独立した7シートで、2・3列目は130mmのスライドに加え、折り畳み・跳ね上げ(ダブルホールディング)・取り外しまでこなす。組み合わせによるシートアレンジは1,024通り(シートを跳ね上げた状態では走行できないなど、一部走行時に利用できないパターンや、乗員の乗車位置に制限があるパターンあり)にのぼる。2・3列目を取り外せばラゲッジ容量は最大3,050Lまで拡大し、7人乗車時でも500Lを確保する。前席より座面を高くした「シアターポジション」など、国産ミニバンとは設計思想からして異なる作り込みが、このクルマの個性になっている。
限定装備と使い勝手
クルールには、ぬかるみや雪道での発進をアシストする「エクステンデッドグリップ」、ミシュラン クロスクライメートを履く16インチオールシーズンタイヤ、ルーフレールなどを標準装備。両開きのダブルバックドアは約90度でロックし、解除すれば約180度まで開くため、狭い場所でも大きな荷物を扱いやすい。荷室床面の地上高は594mmと低く、重い荷物の積み込みも苦にならない。
パワートレインは1.3Lガソリンターボと電子制御7速AT(7EDC)の組み合わせ。10インチのデジタルメーターや8インチのマルチメディア「EASY LINK」、アダプティブクルーズコントロール(ストップ&ゴー機能付)や歩行者・自転車検知付きの衝突被害軽減ブレーキなど、先進装備もひと通り押さえる。
抽選販売は6月28日まで
限定車グランカングー クルールの抽選販売の申し込みは、6月18日から28日まで全国のルノー正規販売店で受け付ける。台数に達しなかった場合は先着順の通常販売となる。リサイクル料金は1万6,820円。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(新車)
新色「クリアベージュメタリック」 4WDモデルに寒冷地仕様を標準装備 コンパクトな5ナンバーサイズでありながら、広い室内空間と優れた取り回し性能を両立し、ファミリー層をはじめ幅広いユーザーから絶大な支[…]
ガソリン車&PHEVを廃止で、ハイブリッド専用車へ移行 今回の改良における最大のポイントは、パワートレーンが2.5Lハイブリッドシステムを搭載するHEV(ハイブリッド車)モデルに一本化されたことが挙げ[…]
都市の建築美と光が生み出すコントラストを再現した限定カラー 今回の特別仕様車「レンジローバー ヴェラール アーバン コントラスト エディション」は、都市を形づくるモダンな建築美や、そこに差し込む日の光[…]
外装パーツの同色化で、さらなる上質感と洗練されたスタイルを実現 1976年の初代登場から50周年を迎えたアコード。現行の11代目モデルは、流麗なファストバックスタイルと独自の2モーターハイブリッドシス[…]
140年の技術革新を現代の技術で再解釈した新世代モデル 2013年に美しい4ドアクーペとして登場したCLA。2019年の2代目では対話型インフォテインメント「MBUX」がいち早く投入されるなど、常に先[…]
人気記事ランキング(全体)
夏場の快適性を高めるアイドリングストップキャンセラー 夏のドライブで気になるのが、車内温度の上昇である。特に炎天下に駐車した車内は短時間で高温になり、乗り込んだ直後は強力なエアコンによる冷却が欠かせな[…]
1980年代後半、激化した軽ターボ車によるホットハッチ競争 初代の「アルトワークス」が誕生したのは1987年です。 この時期の日本の経済はまさに飛ぶ鳥を落とす勢いで、バブル景気の急坂をガンガン登ってい[…]
従来の“風を送るシート”とは何が違う? 一般的な車用シートクーラーには、シート内部のファンで風を送り出す「空冷式」の製品が多い。手軽に導入できる一方で、使用環境によっては十分な冷却感を得にくい場合もあ[…]
真夏の強い日差しでもこれがあれば安心! 夏の駐車で気になるのが、乗り込んだ瞬間の車内の暑さ。炎天下ではハンドルやダッシュボードが熱を持ち、エアコンが効き始めるまでしばらく待たなければならない。 もはや[…]
車中泊を安心して、かつ快適に楽しみたい方におすすめのRVパーク 日本RV協会が推し進めている「RVパーク」とは「より安全・安心・快適なくるま旅」をキャンピングカーなどで自動車旅行を楽しんでいるユーザー[…]
最新の投稿記事(全体)
新色「クリアベージュメタリック」 4WDモデルに寒冷地仕様を標準装備 コンパクトな5ナンバーサイズでありながら、広い室内空間と優れた取り回し性能を両立し、ファミリー層をはじめ幅広いユーザーから絶大な支[…]
ガソリン車&PHEVを廃止で、ハイブリッド専用車へ移行 今回の改良における最大のポイントは、パワートレーンが2.5Lハイブリッドシステムを搭載するHEV(ハイブリッド車)モデルに一本化されたことが挙げ[…]
先進装備と快適性が大きく向上 トヨタは、コンパクトSUV「ヤリスクロス」のスポーティモデル「GR SPORT」に一部改良を施し、販売を開始した。2026年2月に行われたベースモデルの一部改良に続く今回[…]
クロスは使い捨て、いくらあっても困らない! 洗車をしているといつも感じるのが「クロスはいくらあっても邪魔にならない」ということ。ボディの拭き上げ用、ホイール用、ドアの内側用などなど……。用途ごとに使い[…]
子どもにとって車は「遊び場」 車内熱中症というと、「保護者が子どもを車内へ残した事故」を思い浮かべる人が多いかもしれません。しかし、海外の調査では、車内熱中症で亡くなった5歳未満の子どもの27%が、自[…]
- 1
- 2

















