
日産を代表するスポーツカー「フェアレディZ」と、マツダの2シーターオープンスポーツ「ロードスター」。どちらも長い歴史を持つ国産スポーツカーだが、2026年9月時点では値引き事情に大きな違いが出ている。
フェアレディZはこの夏のマイナーチェンジを機に販売店が“新型”を強調し、「値引きはまったくできない」としてくるケースが目立つ。一方で、経営の違う日産販売店同士を競合させれば、条件を引き出せる可能性はある。さらに、年内に受注停止となる可能性もあるため、購入を考えているなら早めに動きたい。
対するロードスターは、GR86との競合が効果的。付属品を含めた値引き合計で20万円を狙えるだけでなく、大都市部では25万円を超えた例も報告されている。
本記事では、月刊自家用車2026年10月号の「国産人気モデル70車『値引き』アルバム」をもとに、フェアレディZとロードスターの最新値引き相場、リセール、納期を比較していこう。
●文:月刊自家用車編集部(松本隆一)
値引き情報の見方
◎車両本体目標
車両本体価格からの値引き目標額。付属品を装着する場合は、車両本体と付属品を合わせた値引き総額で判断したい。
◎リセール予想
A:すこぶる割高な下取りが期待できる
B:かなり強さを発揮してくれるはず
C:ごく普通。可もなく不可もなし
D:う~ん、ちょっと厳しいという感じ
E:正直なところ、乗りつぶすつもりで
◎納期
注文から納車までのおおよその期間。受注状況やグレード、仕様によって変動する場合があるため、契約時に販売店へ確認したい。
【2026年9月最新】フェアレディZ/ロードスターの値引き相場・納期一覧
| 車種 | 車両本体目標 | リセール | 納期 |
|---|---|---|---|
| フェアレディZ | 5万円 | A | 2か月以上 |
| ロードスター | 20万円 | B+ | 1~2か月 |
値引き条件ではロードスターが優勢。フェアレディZは車両本体5万円が目標となる一方、ロードスターは20万円が目標で、大都市部では付属品を含めて25万円超の実例もある。
納期もロードスターは1~2か月と比較的短い。対してフェアレディZは2か月以上となっており、さらに年内に受注停止となる可能性がある点には注意したい。
日産 フェアレディZ
日産を代表する本格スポーツカー。ロングノーズ・ショートデッキの伝統的なスタイリングを受け継ぎながら、現行型は3.0L V6ツインターボエンジンを搭載。最高出力405PSを発揮し、6速MTと9速ATを設定する。高い動力性能とFRならではのスポーティな走りを楽しめる、国産スポーツカーの代表格だ。
フェアレディZの値引き相場
- 車両本体目標:5万円
- リセール予想:A
- 納期:2か月以上
この夏のマイチェンを期に“新型”を強調して「値引きはまったくできない」としてくるケースが目立つ。経営の違う日産の販売店をまわってZ同士の競合に持ち込むこと。付属品の値引きを含めて10万円前後が取れたら特上クラスと 考えていい。年内に受注停止の可能性も。
●価格帯:549万7800~930万2700円(従来モデル)
●登場年月(最新改良):’22年1月(’26/8予想)
マツダ ロードスター
1989年の初代モデル登場以来、軽量・コンパクトなボディとオープンエアモータリングの楽しさを追求してきたマツダの2シーターオープンスポーツ。現行型は1.5L直列4気筒エンジンを搭載し、FRレイアウトと軽量ボディを生かした軽快なハンドリングが魅力。絶対的なパワーよりも、クルマを操る楽しさを重視したモデルとなっている。
ロードスターの値引き相場
- 車両本体目標:20万円
- リセール予想:B+
- 納期:1~2か月
GR86との競合を伝えて「リセールが強いのでトヨタに傾いているが、思い切った条件を出してくれるならマツダにしたい」などとやると効果的。経営の異なるマツダの販売店同士の争いも有効。大都市部では車両本体と付属品の値引 き合計が25万円を超えた例も報告されている。
●価格帯:295万9000~469万7000円
●登場年月(最新改良):’15年5月(’26/6予想)
フェアレディZとロードスター、値引きで狙いやすいのはどっち?
値引きの狙いやすさでは、ロードスターが一歩リードしている。車両本体目標は20万円で、大都市部では付属品を含めた値引き総額が25万円を超えた例もある。GR86を競合に使い、さらに経営の異なるマツダ販売店同士を競わせるのが攻略のポイントだ。
一方、フェアレディZは新型への切り替えを理由に値引きが渋くなっている。車両本体の目標は5万円だが、日産同士の競合を仕掛けることで条件が上向く可能性がある。付属品を含めて10万円前後が取れれば特上クラスと考えていい。
納期についてはロードスターが1~2か月と短めなのに対し、フェアレディZは2か月以上。さらにZは年内に受注停止となる可能性もあるため、購入を考えているなら「値引き額をじっくり待つ」より、まず注文できるタイミングを逃さないことが重要になりそうだ。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
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