SUBARU新型クロストレックの”自由な走りを体感!!”
スバルのエントリーモデルに位置するコンパクトSUVが、スバルXVからクロストレックに生まれ変わった。呼称とともに走りも刷新され、従来以上の快適性や充実した先進安全&運転支援機能を獲得。いつでも、どこへでも行ける、行きたくなる——そんな新型クロストレックの走りにあらためて注目した。
●文:川島茂夫 ●写真:長谷川徹 ●BRAND POST提供:スバル
運転ストレスをなくして心のおもむくままに
SUVを選ぶ意義、という問いの答えは決まっている。スタックしたりクルマを傷つけたくないからハードな悪路には踏み込まない。でも引き返したちょっと先に面白いものや景色があったらもったいない。また、林道を辿って秘湯の宿へ、というのもいい。知らない場所の知らない感動や楽しさを求めるからこそSUVなのだ。
モデルチェンジを機にクロストレックに車名を変更したが、スバルXVから基本コンセプトは変わっていない。インプレッサと基本ボディシェルを共用したSUVである。キャビン周りはプレミアムコンパクト相応でユーティリティはショートワゴン相応であり、日常用途から長距離ドライブまで馴染みのよい実用性はインプレッサ譲り。ほどよい座面地上高設定もあって、乗降姿勢は一般乗用車やミドルSUVよりも楽である。
悪路踏破性の目安となる最低地上高はクラス最大級の200mm。4WDシステムは悪路状況別の2モードを備えたX-MODE付アクティブトルクスプリットAWDである。おかげで大抵は「まだ知らない感動」に辿り着けるはずだし、これで踏破できない状況は自動車進入不可として諦めもつく。
これだけ悪路に強い設計ながらオンロードでの走りがいいのがクロストレックであり、SUVカテゴリー内での強みでもある。
SUV一般に対して重心や全高、着座地上高などの物理的条件でクロストレックが有利なのも利いているが、それ以上に感じるのは「進化」である。初期の回頭反応にしても旋回力の立ち上げにしても、操舵から時間差なく立ち上がるが増加は緩やか。ドライバーにとっては安心感や修正操舵頻度の減少になるし、同乗者にとっては予兆感があるから不意の挙動に身構える必要がない。e-BOXERのドライバビリティも同様の傾向にあり、電動アシストを上手に使って応答は素早く加減速の反応は穏やかに、というタイプ。
このフットワークにこのドライバビリティあり! で、先が見通せないコーナーで探るような運転をしても、精神的肉体的ストレスは最小で済む。クルマ全体が人に優しいファントゥドライブでまとまっている感じなのだ。
肉体的精神的なストレス軽減という意味ではコアテクノロジーとセーフティプラスを備えたアイサイトの効果も大きい。長駆レジャーで目的地に着いたら疲れて遊ぶ気が失せた……なんてことにならないための心強い味方である。未知の場所、未知の楽しみのために。クロストレックはそんな好奇心を刺激してくれるのだ。
SUBARU クロストレック リミテッド(AWD)
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