
三菱アウトランダーPHEVをベースにしたキャンピングカー「E:POP(イーポップ)」は、ポップアップルーフと専用ベッドキットによって5人乗車と4人就寝を両立させた新感覚モデル。PHEVならではの電源環境を活かし、アウトドアから災害時まで幅広く活躍する一台となっている。力を使わずに展開できるルーフや車内からのアクセス性も特徴で、キャンピングカーの新しいスタンダードを提示している。
●文:月刊自家用車編集部
アウトランダーPHEVをベースにした新提案
「E:POP(イーポップ)」は、三菱アウトランダーPHEVをベースに開発されたキャンピングカー。SUVとしての走破性やPHEVの電源性能を備えつつ、ポップアップルーフによって車中泊の快適性を大幅に高めている。通常のSUVでは難しい4人就寝を可能にし、日常からアウトドア、非常時まで対応する万能な存在に仕上げられている点が特徴だ。
ポップアップルーフが広げる居住空間
最大の魅力はルーフ部分に設けられたポップアップ機構。展開すれば上部に大人2名が寝られるスペースが現れ、既存の車内ベッドと組み合わせて合計4名の就寝が可能となる。ルーフ部分はファスナーの開閉によってフルオープン、虫よけ用メッシュ、保温・撥水に優れたネオプレーン地と使い分けられるため、シーズンや環境に応じて快適に過ごせる。
力を使わずに開閉できる設計
ポップアップルーフには油圧ダンパーが採用されており、女性や高齢者でも軽い力で開閉できるのが嬉しいポイント。車外に出なくても車内から直接アクセスできる構造となっているため、雨天時や夜間でもストレスなく利用できる。これにより設営や撤収の負担が減り、アウトドア初心者でも扱いやすいキャンピングカーとなっている。
夜間作業をサポートする高出力ライト
暗闇での活動を支える装備として、IPF製のワークライトが搭載されている。最大154,000カンデラという高出力を誇り、釣りやキャンプ、夜間の荷物整理などで威力を発揮する。仕様変更の可能性はあるが、純正装備として強力なライトを備えていることは大きな安心材料であり、夜のアウトドアをより快適にしてくれる。
快適な睡眠を支える専用ベッドキット
「E:BED II」と名付けられた専用ベッドキットは、大人2名がゆったり横になれるサイズを確保。ベッド下は収納スペースとして活用でき、細かな荷物やケーブル類を整理できる構造となっている。さらに荷物置き用のテーブルも設置可能で、食事や作業台としても機能する。未使用時にはコンパクトに収納できるため、普段使いの実用性も損なわない。
PHEVならではの電源性能を活用
アウトランダーPHEVをベースにしていることから、車両には1500Wの家庭用コンセントが備わる。これにより電気ケトルや電子レンジなどの家電が使え、キャンプ場でも家庭に近い快適さを実現。さらに災害時には非常用電源としても活躍し、停電時の生活をサポートできる。走行性能と電源供給を兼ね備えたPHEVならではの強みが「E:POP」の魅力を支えている。
SUVとしての走破性も魅力
ベース車両であるアウトランダーPHEVは、全長4710mm、全幅1860mm、全高1920mmとミドルサイズSUVに分類される。最低地上高200mmを確保しており、悪路や雪道でも安心感が高い。都会での日常利用から山岳地帯やキャンプ場へのアクセスまで幅広くこなせる性能が、キャンピングカーとしての使い勝手をさらに高めている。
家族や仲間と楽しむための1台
乗車定員は5名、就寝人数は4名。家族での旅行はもちろん、友人とのアウトドアでも快適に過ごせる。普段はSUVとして日常使いしながら、週末にはキャンピングカーとして変身する。そのフレキシブルな性格が、多くのユーザーにとって「ちょうどいい選択肢」となり得るだろう。アウトランダーPHEVの持つ上質さに、E:POP独自の快適性が加わることで、カーライフに新しい価値を与えている。
写真ギャラリー
MDFの「E:POP(イーポップ)」。最新アウトランダーをベース車にキャンピング仕様に最適化した一台。就寝に便利な機能がプラスされていることに加えて、100V/1500Wの電源が使えるPHEV車ということも大きなメリットだ。
ポップアップルーフは、ファスナーを開けばフルオープン、虫を防ぎたい時はメッシュ地、就寝時にはネオプレーン地で囲うことで、保温&撥水が高まる3つの仕様を使い分けできる。
ベッドキット「E:BED II」を展開すれば、快適なベッドスペースが出現。荷物置き用のテーブルも完備していてるのも便利だ。駆動用バッテリでエアコンや電気毛布の電気が賄えることも大きなメリットといえる。
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