
キャンピングカーでの自由な車中泊旅に憧れつつも、「大きな車は運転が怖い」「本格的なモデルは高額すぎて手が出ない」と購入をためらっている人は多いだろう。そこで注目を集めているのが手軽な軽自動車ベースのキャンパーだが、「狭くて窮屈そう」「背中が痛くてゆっくり眠れないのでは」という不安も同時につきまとう。そんな軽キャンパー特有の悩みを完璧に解決し、「軽自動車の常識を超えた」と絶賛される驚きのモデルが存在する。コンパクトなボディからは想像もつかないほど広大なリラックス空間と、豪華な装備を詰め込んだ一台の全貌に迫る。
●文:月刊自家用車編集部
軽ワゴンの常識を覆す、まるで巨大ソファのような極上空間
今回紹介するのは、香川県に拠点を構える老舗ビルダー、岡モータースが手掛けた軽キャンパー「ミニチュアクルーズ」だ。ベースとなっているのは、広い室内空間とパワフルな走りで絶大な人気を誇るダイハツの「アトレー」である。
スライドドアを開けて車内を覗き込むと、そこには商用軽バンのチープな面影は一切ない。軽自動車の限られた空間とは思えないほど広々とした、上質なインテリアが広がっているのだ。
最大の驚きは、シートをフルフラットに展開した際に現れるベッドスペースの広さである。大人2人が横になっても十分に余裕があり、前面に広がるクッションはまるで高級リビングに置かれた巨大なソファのようだ。「本当にこれが軽自動車なのか?」と思わず疑ってしまうほどの開放感とリラックス空間を実現している。
安眠を約束するこだわりのベッドマットとリクライニング機能
車中泊の質を大きく左右するのが「寝心地」だ。どれだけ内装がオシャレでも、背中が痛くなるようなベッドでは長旅の疲れを癒やすことはできない。その点、ミニチュアクルーズはベッドマットの質にとことんこだわっている。
マットには、座り心地と寝心地を徹底的に追求した50mm厚の三重構造ウレタンが採用されている。コシのある絶妙な硬さに設定されており、車中泊であることを忘れさせるほど快適な睡眠を提供してくれるのだ。日本メーカーのファブリックを採用し、肌触りも申し分ない。
さらに素晴らしいのが、21段階という細かな調整が可能なリクライニング機能が備わっていることだ。車中泊の際、駐車場やキャンプ場の路面が必ずしも平坦とは限らない。そんな時でも、この機能を使えば路面の傾きに合わせてフラットな状態を作り出し、安眠を確保することができる。
もちろん、就寝時だけでなく、背もたれを起こして読書を楽しんだり、テレビを見たりと、ゆったりとした姿勢でくつろぐラウンジモードとしても大活躍する。ベッドマットは6分割タイプの軽量設計となっており、力の弱い人でも展開や収納が楽に行える配慮も嬉しいポイントだ。
職人技が光る日本製家具と驚異の収納力
車内を彩る美しい家具類にも、岡モータースならではのこだわりが詰まっている。ミニチュアクルーズシリーズの家具は、すべて日本国内の工場で熟練の職人によって生産されている。使用される材料は、ホルムアルデヒド等級の最上位である「F☆☆☆☆規格」をクリアしたものばかりだ。車内という密閉された空間だからこそ、見えない空気の安全性にまで配慮されているのは非常に心強い。
キャンピングカー選びで意外と見落としがちな「収納力」についても、このモデルは群を抜いている。セカンドシートの足元スペースを活用した収納庫は、なんと約150Lという大容量を誇る。ベッド展開時に邪魔になりがちな旅行カバンなどの大きな荷物も、ここにスッポリと収めることができる。
さらに、後部のベッドマット下にも約100Lの大型収納庫が用意されている。寝袋や着替え、折りたたみチェアなどのキャンプギアも余裕で飲み込んでくれる。左側のキャビネット上部には、無段階ストップ機構付きのトルクステーを採用した大型収納庫も備わっており、空間を縦にも横にも無駄なく使い切る設計が見事である。
シンクにシャワー、充実の専用装備が旅を豊かにする
居住空間の快適性をさらに引き上げるのが、機能的に配置された装備群だ。車内の後方左右には、作業台とステンレス製シンクがスマートにビルトインされている。車内でちょっとした洗い物や歯磨きができるのは、車中泊旅において非常に便利だ。10Lの給水タンクもしっかりと備わっている。
しかも、このシンクの蛇口は伸縮式のシャワーヘッドになっており、車外へと伸ばして外部シャワーとして使用することができる。海沿いでサーフィンを楽しんだ後や、泥んこになったペットの足をサッと洗い流す際など、アウトドアシーンで大活躍すること間違いなしの装備である。
また、バックドアを開けた後部からサッと引き出して設置できる「高耐荷重の跳ね上げ式テーブル」も標準装備されている。組み立ての手間が一切なく、景色の良い場所に車を停めて、外の空気を感じながらコーヒーや食事を楽しむといった優雅な時間を簡単に演出してくれる。
夜の車内を明るく照らす3連LED付きの天井照明や、シンク上部のLEDスポットライトなど、照明設備も充実。あたたかみのある光が、落ち着いた大人の空間を見事に作り上げている。
テレワークにも対応! 拡張性を高める多彩なオプション
標準装備だけでも十分すぎるほど豪華だが、自分の用途に合わせてカスタマイズできる多彩なオプションも魅力の一つだ。
例えば、「デスクワークパッケージ」を選択すれば、間接照明や大型収納庫下のLED照明が追加される。さらに天板には2口コンセントに加え、タブレット充電も可能なUSB端子が装着され、車内がスマートなテレワーク空間へと早変わりする。旅先で仕事をするワーケーションにも最適だ。
また、車内の換気を劇的に向上させる「ペアアクリルウインドウ(Ver.2)」も注目だ。静音ファンと無段階風量調整機能が付いた排気システムを備えており、夜の睡眠を妨げることなく車内の空気を快適に保ってくれる。プルダウンフリーBOXや三面鏡の化粧ミラーなど、かゆいところに手が届くオプションが豊富に用意されている。
夏の車中泊を完璧にするクーラーと驚きのコストパフォーマンス
そして、夏の車中泊を完璧なものにする強力なオプションが「クーラーパッケージ」だ。近年、夏の車中泊における熱中症対策は必須となっているが、このパッケージを選択すれば車内に専用の12Vクーラーを設置できる。
室外機を床下に配置するスペアタイヤレス仕様となっており、美しい室内空間を損なうことなく、真夏でも涼しく快適に過ごせる極上の環境が手に入る。ポータブル電源からの取入れ口も設置されるため、外部電源を活用した長時間の駆動も視野に入ってくる。
これだけのこだわりと装備を詰め込みながら、車両本体価格は2WD CVTモデルで2,953,500円から、上位グレードのRSベースでも3,074,500円からという現実的な設定となっている。本格的な大型キャンピングカーと比べれば、圧倒的なコストパフォーマンスと言えるだろう。
平日は買い物や通勤の足としてスイスイ走り、週末になれば極上のベッドルームと化す「ミニチュアクルーズ ATRAI」。軽キャンパーの購入を検討しているなら、間違いなく候補の筆頭に入れるべき、大本命の一台である。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
人気記事ランキング(全体)
直線的なデザインが特徴的な、3代目 ダットサン・ブルーバード(510型)のテールランプ。 日本のモータリゼーション黎明期、クルマ造りの最優先課題は“壊れない”こと 1950年代、海外メーカーの技術を吸[…]
面倒な配線は一切不要。設置の自由度がもたらす圧倒的なメリット 「MF-BDVR004」最大のトピックは、大容量4000mAhのバッテリーを内蔵することで、一切の配線作業を不要とした点にある。車内のヒュ[…]
値引き情報の見方 ◎車両本体目標車両本体価格からここまで取れれば成功という額。付属品からの値引きは含まない。 ◎リセール予想次に買い替えるときの下取り査定額。2~3年後の評価をA~Eの5段階で評価、更[…]
ミニバン値引き情報の見方 ◎車両本体目標車両本体価格からここまで取れれば成功という額。付属品からの値引きは含まない。 ◎リセール予想次に買い替えるときの下取り査定額。2~3年後の評価をA~Eの5段階で[…]
ミニバン値引き情報の見方 ◎車両本体目標車両本体価格からここまで取れれば成功という額。付属品からの値引きは含まない。 ◎リセール予想次に買い替えるときの下取り査定額。2~3年後の評価をA~Eの5段階で[…]
最新の投稿記事(全体)
RVパークライト Awaji Canvas 車中泊を安心して、かつ快適に楽しみたい方におすすめのRVパーク 日本RV協会が推進する「RVパーク」は、キャンピングカーやマイカーで旅行を楽しむユーザーに向[…]
1位 「“パクリ”の声もあった」特徴的なテールランプがスゴい!53年前のトヨタ「セリカ リフトバック」はなぜ今も人気? この記事で分かること 1973年に登場したトヨタ「セリカ リフトバック」の歴史や[…]
輸入車市場の新たな主役へ。首都圏だけでなく全国で売れている驚きの理由とは 今回の「上半期No.1」という記録は、一時的な値引きやフリート需要による突発的なものではない。データ(JATOダイナミクス調べ[…]
復刻したランクル70を、思う存分にカスタマイズ 学生時代にランドクルーザー70を所有していたものの、石原都知事の「ディーゼル車NO作戦」によって愛車との蜜月に終止符を打たれたというオーナーが、その怨念[…]
「水素大動脈構想」実現への第一歩、福島から 8月28日、福島県にて「水素大動脈構想実現に向けた地域準備会」が開催された。役割としては、経済産業省が主導する「水素大動脈構想」の加速を狙う会議であり、ここ[…]
- 1
- 2

















