
日常使いしやすいサイズと手軽さで人気を集める「軽キャンパー」。2026年7月に開催された「東京キャンピングカーショー2026」でも、軽バンをベースにした注目モデルが多数出品されていた。今回はその中から、スズキ・エブリイをベースに、大人だけでなくお子様も就寝できる「ロフトベッド」を備えた使い勝手抜群の1台を紹介しよう。
●文/取材:月刊自家用車編集部(竹野由志雄)
大人2人+子ども1人が快適に寝られる、絶妙なベッドレイアウト
島根県益田市に拠点を構える「スマイルファクトリー」は、スズキ・エブリイをベースにしたバンコンバージョンを数多く手掛ける人気ビルダー。「東京キャンピングカーショー2026」の同社ブースには「オフタイムトラベラー3」が出品されていた。
このモデルでは、純正のリヤシートをそのまま活かしつつ、リヤスペースに全長1800mm×全幅1200mmの広々としたフラットベッドを配置。さらにラゲッジ上部へ全長900mm×全幅1200mmの「ロフトベッド」を装着できるのが特徴。
下段のメインベッドで大人2人がゆったり就寝できるほか、上段のロフトは子どものベッドとして大活躍できるレイアウト。ここはソロやデュオ(2人旅)での使用時には、ロフトをテーブルや就寝時の荷物置き場(ラゲッジ)として活用できるなど、スタイルに応じた柔軟な使い分けも想定しているという。
ベース車両は、直列3気筒DOHCターボエンジンを搭載し、運転席シートヒーターや助手席シートバックテーブルなど快適装備が充実した「JOINターボ」。前後バンパーをブラック塗装に仕上げることで、ワイルドな印象を引き立てている。
ロフトベッドはリヤ両サイドのキャビネットに渡すようにセット。二分割が可能なため、ベッドや荷物棚としてだけでなくテーブルとしても活用できる。
充実の電装系と収納アイデアで車中泊がより快適に
リヤの両サイドには質の良い木製キャビネットを装備。使いやすいオープンラックに加え、2口の100Vコンセント、各1口のUSBソケットと12Vソケットが配置されており、滞在時の充電や電化製品の使用にもしっかり対応している。天井中央には3灯のLEDライトを備え、サイドにも利便性の高い収納スペースを確保するなど、限られたスペースを上手に活用していることも、このモデルの魅力になっている。
サイドウインドウに固定できる画期的なポータブルエアコンも装着されていることも、最近のモデルらしいこだわりの部分。
これは窓ガラスに掛けて使用するタイプで、室内側がクーラー、室外側が室外機として機能。それぞれを別体に分離することで熱干渉を防ぎ、冷却効率を大幅に向上させるという優れもの。夏場の車中泊もこれがあれば快適に過ごせそうだ。
日常使いから週末のアウトドア、家族での本格的な車中泊まで幅広くこなす「オフタイムトラベラー3」。工夫満載のロフトスペースと充実した車内装備で、軽キャンパーの可能性を大きく広げてくれそうな1台だった。
ルーフ両サイドにはLED照明と収納ラックを設置。スライドドア上部に照明スイッチを集約している。クォーターウインドウには断熱効果のあるウォールポケットを備え、スマホやメガネ、本などの小物収納に便利。
サイドウインドウのガラスに引っかけるだけで車内へ冷気を送り込めるポータブルエアコン。内側がクーラー本体(左)、外側が室外機(右)となっており、駐車時や就寝時の車内を快適な温度に保つ。
車両本体価格は303万9000円。展示車両の販売価格は323万7000円。本格的な装備を備えながら、手軽に導入できるプライス設定も軽キャンパーの大きな魅力だ。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
人気記事ランキング(全体)
雨の日に意外と困る「ドアミラーの水滴」 雨天時の運転では、フロントガラスならワイパーで視界を確保できる。サイドウインドウも、走行中であれば風によってある程度水滴が流れ、どうしても見えにくければ窓を一度[…]
ブレーキを踏ませない! クルマを物理的に動かせなくする盗難対策 リレーアタックやCANインベーダーなど、自動車盗難の手口が巧妙化するなかで、改めて注目したいのが物理的な盗難対策である。 カーメイトが2[…]
大人2人がゆったり横になれる、広々フラットベッドが嬉しい このモデルを手掛けるのは、島根県のビルダー「スマイルファクトリー」。エブリイをベースとした多種多様なバンコンを得意とする専門店で、地元中国地方[…]
2026年8月 スポーツカーランキングTOP5 2026年8月のスポーツカーランキングでは、ロードスターが938台で首位。コペンが601台で2位、シビック タイプRが551台で3位と続く。 4位はトヨ[…]
手のひらサイズのコンパクト設計。配線不要でポン付け完了 どうしても必要というわけではないが、なぜか惹かれるガジェットがある。今回紹介するコンパクトな後付けディスプレイもそのひとつだ。 現在のクルマには[…]
最新の投稿記事(全体)
「共感型AI」の研究成果が気になるところだ マツダが10月13日から幕張メッセで開催されるビジネスイベント「JAPAN MOBILITY SHOW BIZWEEK 2026」に参画する。他企業や研究機[…]
新型エルグランド、受注1万台突破! 購入者の中心は40~50代 新型エルグランドの累計受注台数は、10月4日時点で1万300台となり、1万台を突破した。では、実際にどのようなユーザーが新型エルグランド[…]
時代を超えてアップデート!令和の「のってカンガルー」とは? デジタル化が進む昨今、クルマ探しのスタイルも大きく様変わりした。WEBやSNSで膨大なスペック比較や口コミを手軽に調べられるようになった反面[…]
スズキのヘリテージと最新EV技術が融合したデザイン&パッケージ 新型「e SKY」は、軽自動車ならではの親しみやすさにEVらしい先進性をプラスしたスタイリングも特徴のひとつ。 エクステリアには、スズキ[…]
新型エルグランド、受注1万台突破!10月4日時点で1万300台 新型エルグランドは、2025年10月に開催されたJapan Mobility Show 2025で先行公開されて以降、注目を集めてきた。[…]
- 1
- 2















