
●文:月刊自家用車編集部
車両概要:「多様化」「電動化」「知能化」の3つのキーワードで革新的アップデート
現行RAV4(6代目)は、伝統の塊感ある力強いデザインを継承しつつ、「多様化」「電動化」「知能化」を軸に進化した新世代ミドルSUV。
エクステリアは、先代からのオクタゴン(八角形)をモチーフとしたタフな造形は残しつつも、メリハリの効いたシャープな面構成を採用することで、より洗練された都会的なプレミアム感を強化。カテゴリーは変わらないが、ワンランク上の車格感を楽しませてくれる。
インテリアは、機能性に加えて先進のデジタル技術を融合することで、上質な空間空間を実現。水平基調のダッシュボードには、「アリーン(Arene)」基盤を活かした12.9インチの大型高精細ディスプレイ、メーターには12.3インチのフル液晶タイプを採用。グラフィックや操作のスムーズさが飛躍的に向上したほか、音声認識スピードも大幅に進化させている。
キャビン空間はクラス最大級の広さを誇るほか、後席の足元空間も十分に確保。荷室は最大749Lの大容量で、ハンズフリーパワーバックドアにより荷物の出し入れも容易としている。
ワンアクションで直感的な操作が可能なエレクトロシフトマチックや、快適性を高めるシートベンチレーションも用意されるなど、デザイン性だけでなく、レジャーから日常使いまでの利便性も徹底的に追求されている。
グレードは、HEV(ハイブリッド)とPHEV(プラグインハイブリッド)の2つのパワートレーン、計4グレードで構成。
HEVモデルには、機能と上質感を高めた王道モデルの「Z」(490万円)と、タフなオフロード仕様の「アドベンチャー」(450万円)の2グレードを設定。
一方、新世代の第6世代システムを積むPHEVモデルには、充実装備の上級モデル「Z」(600万円)と、専用サスペンションやダンパーで走りを磨き上げたスポーティな「GRスポーツ」(630万円)の2グレードが用意される。
主要諸元(Z・HEV)
●全長×全幅×全高:4600×1855×1680mm ●ホイールベース:2690mm ●車両重量:1720kg ●乗車定員:5名 ●パワーユニット:2487cc直列4気筒DOHC(186ps/22.5kg-m)+前後モーター(フロント:100kW/208Nm、リヤ:40kW/121Nm) ●トランスミッション:電気式無段変速 ●駆動方式:4WD(E-Four) ●WLTCモード総合燃費:22.5km/ℓ ●ブレーキ:ベンチレーテッドディスク(F)/ディスク(R) ●サスペンション:マクファーソンストレット式(F)/ダブルウィッシュボーン式(R) ●タイヤ:235/60R18 ●価格:490万円
操作系統や視認性については、オーソドックスな設計がなされており、長年培われてきた運転操作のノウハウと最新の情報機器との融合を図ったグラスコックピットとして仕上げられている。
主要諸元(アドベンチャー)
●全長×全幅×全高:4620×1880×1680mm ●ホイールベース:2690mm ●車両重量:1710kg ●乗車定員:5名 ●パワーユニット:2487cc直列4気筒DOHC(186ps/22.5kg-m)+前後モーター(フロント:100kW/208Nm、リヤ:40kW/121Nm) ●トランスミッション:電気式無段変速 ●駆動方式:4WD ●WLTCモード総合燃費:22.9km/ℓ ●ブレーキ:ベンチレーテッドディスク(F)/ディスク(R) ●サスペンション:マクファーソンストレット式(F)/ダブルウィッシュボーン式(R) ●タイヤ:235/60R18 ●価格:450万円
主要諸元(GRスポーツ)
●全長×全幅×全高:4645×1880×1685mm ●ホイールベース:2690mm ●車両重量:1990kg ●乗車定員:5名 ●パワーユニット:2487cc直列4気筒DOHC(186ps/23.4kg-m)+前後モーター(フロント:151kW/272Nm、リヤ:41kW/123Nm) ●トランスミッション:電気式無段変速 ●駆動方式:4WD ●WLTCモード総合燃費:21.5km/ℓ ●ブレーキ:ベンチレーテッドディスク(F)/ディスク(R) ●サスペンション:マクファーソンストレット式(F)/ダブルウィッシュボーン式(R) ●タイヤ:235/50R20 ●価格:630万円
パワートレーン&メカニズム:ガソリン車を完全廃止し、次世代の「オール電動SUV」へ
パワートレーンはガソリン車を廃止し、国内向けは電気式4WD(E-Four)を組み合わせた「オール電動モデル」へと刷新。
ハイブリッド(HEV)モデルは、高効率な2.5L直列4気筒エンジンに最新モーターを組み合わせ、システム最高出力を177kW(240PS)へと大幅に向上。モーター特有の瞬発力により、アクセルを踏み込んだ瞬間からシームレスでダイナミックな加速感を発揮する。
プラグインハイブリッド(PHEV)モデルは、新開発の第6世代システムが組み合わされ、ハイブリッドモデルと差別化。先代よりも電池容量を増大させたことで、システム最高出力242kW(329PS)というハイパワーと、151kmものEV走行航続距離を両立している。
また、次世代基盤「Arene」の採用により、パワートレーン制御のソフトウェアも高度化。悪路走破性を高めるトレイルモードの制御などが緻密になり、多彩な道路環境で力強い走破性を実現している。
機能面では、骨格となるハードウェアとクルマの頭脳となるソフトウェアを高次元で融合していることも特徴のひとつ。
プラットフォームには、熟成を重ねたTNGA世代のGA-Kプラットフォームを採用。ボディ剛性のさらなる向上により、不快な振動やロードノイズをシャットアウトする高い静粛性と、ロールを抑えたフラットで上質な乗り心地を実現している。
ソフトウェアの面では、トヨタ初となる次世代ソフトウェアプラットフォーム「Arene(アリーン)」の導入したことが挙げられる。
車両がSDV(ソフトウェア定義車両)化されたことで、安全運転支援システムのトヨタセーフティセンスの画像認識やブレーキ制御、マルチメディアなどの機能開発がスピードアップしたほか、スマホ感覚で車両機能を無線更新できるOTAアップデートにも対応するなど、購入後も最新の安全快適性能へ進化できることも特徴としている。
ハイブリッドモデルには、システム最高出力177kW(240ps)を発揮する2.5Lハイブリッドシステムを採用。システム最高出力は177kW(240PS)を発揮する。
前後の駆動トルク配分は「100:0」から最大「20:80」まで瞬時に最適化される。E-Fourによる、力強くシームレスな走りが特徴で、街乗りでの軽快なフットワークと、悪路や雪道での高い安定性を両立している。
GRスポーツには格上のプラグインハイブリッドを搭載。専用のサスペンションやパフォーマンスダンパーが奢られることで、GRモデルらしい刺激的な走りが楽しめることも魅力になっている。
2.5Lエンジンに組み合わされるプラグインハイブリッドシステムは、システム最高出力は242kW(329ps)を発揮。一充電走行距離はZが151km、GRスポーツが145kmと日常域での移動の大部分をカバーできるEV走行距離を獲得している。
装備&機能:飛躍的に進化した、新世代マルチメディアシステムを採用
コクピットには、センター部に視認性に優れた12.9インチの大型高精細ディスプレイ、ステアリング奥には12.3インチのフル液晶メーターを採用。
ディスプレイオーディオは、アリーン基盤の採用によりUIや操作のスムーズさが飛躍的に向上した新世代型。スマートフォン連携やタッチパネル操作に対応するほか、対話型のAI音声認識インターフェースにより操作性も向上。話しかけるだけでエアコンの温度設定を瞬時に変更できるなど、快適な操作性を実現した。
安全運転支援機能は、最新世代のトヨタセーフティセンスのほか、ドライバー異常時対応システムを全車に標準装備。
快適装備も大幅に強化され、Zグレードでは前席シートベンチレーションに加え、後席左右にもシートヒーターを装備。さらに気象情報連動エアコン制御なども備わっている。
ラゲッジは最大749Lの大容量で、両手が塞がっていても開閉できるハンズフリーパワーバックドアを採用。PHEVモデルではアウトドアや災害時に便利な大容量の給電機能も完備している。
タブレット端末のような大画面12.9インチのセンターディスプレイは全グレードに採用。最新世代のディスプレイオーディオが組み合わされる。
RAV4:モデル変遷
【2025年12月】6代目モデルを発売。導入当初はハイブリッドモデルのみのラインナップ
Z(ハイブリッド車)(アバンギャルドブロンズメタリック)
6代目となる新型RAV4は、「Life is an Adventure」をテーマに、伝統の塊感ある力強いデザインを維持しつつ、「多様化」「電動化」「知能化」をキーワードに開発されている。
最初に導入されたのはハイブリッドモデルで、塊感のある「SUVハンマーヘッド」デザインを採用することで力強さを演出する「Z」と、専用デザインと大型アーチモールでラギッドな外観とした「アドベンチャー」を設定。
車載ソフトウェアプラットフォーム「Arene(アリーン)」を活用した新世代トヨタセーフティセンスや、新世代マルチメディアの12.9インチディスプレイオーディオが採用されている。
【2026年2月】第6世代ハイブリッドシステムを採用した、PHEVモデルを追加
GR SPORT(プラグインハイブリッド車)(ブラック×プラチナホワイトパールマイカ)
PHEVモデルに、上級グレード「Z」とスポーツ仕様の「GR SPORT」を新規設定。パワートレーンは第6世代ハイブリッドをベースとしたプラグインハイブリッドシステムを搭載。システム最高出力は242kW(329PS)を発揮する。また、先代PHEVモデルと比べ、大容量バッテリーと最新のPCUを採用したことで、満充電からのEV走行航続距離は約150kmへと大幅に向上している。
さらに、最大1500W対応の外部給電機能も完備するなど、停電や災害などの非常時には、HV給電モードで約6.5〜7日分もの電力を供給可能。ハイブリッドモデルにはない独自の実用性も兼ね備えている。
RAV4:最新値引き&納期情報(2026年6月現在)
- 車両本体目標値引き額:6万円
- 納期の目安:3か月以上
- リセール予想:B+
オーダーストップという販売店もあるが、多くの販売店で注文を受け付けている。納期の目安の幅も大きめで、最短で「3か月」というケースもあれば、「半年」は待って欲しいと言われることも。値引き条件は厳しくゼロ回答も珍しくない。付属品込みの値引きで10万円を引き出せたら特上クラスだ。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
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