
マツダの欧州事業を統括するMazda Motor Europe(マツダモーターヨーロッパ)は、新型バッテリーEV「MAZDA6e(マツダ シックスイー)」を欧州市場に導入することを公表した。欧州でのデリバリーは2025年夏を予定している。
●まとめ:月刊自家用車編集部
最新の電動技術とスマート技術を注入したミッドサイズセダン
「MAZDA6e」は、2024年4月の北京国際モーターショーで発表されたミッドサイズセダンの電動車「MAZDA EZ-6(マツダ イージーシックス)」をベースに開発された新型バッテリーEV。
マツダとパートナーシップを結んでいる「重慶長安汽車股份有限公司」が有する電動技術とスマート技術が注がれることも特徴のひとつ。電動化要望の高い欧州市場の商品ラインアップに追加されることになる。
マツダらしい人馬一体の走りも実現
シンプルで伸びやかなクーペフォルムを表現したエクステリアには、電動車特有の新鮮味とクルマ本来の魅力を感じさせるデザインを注入されており、なかでも精悍な顔つきはスポーツセダンを好むユーザーから高い評価を集めそうだ。
ベルギーのブリュッセルモーターショー(Brussels Motor Show 2025)において初公開された「MAZDA6e」。
メカニズムも、ドライバーの意図にリニアに反応するブレーキ&ハンドリング性能を造り込むことで、マツダ車に宿る”人馬一体”の走りを実現しているとのこと。ほかにも、運転支援/事故被害の低減を図るインテリジェントドライブ機能や、音声/タッチ/ジェスチャーによる操作が可能なスマートキャビンを採用。安全性や利便性を高めるスマート機能の充実も見どころになっている。
上級セダンらしい豪華なキャビン仕立ても見どころ。音声やタッチ、ジェスチャーによる操作が可能なスマートキャビンを備えるなど、機能面も新世代モデルにふさわしい内容が与えられている。
MAZDA6e 主要諸元 | |
寸法(全長 x 全幅 x全高) | 4921mm × 1890mm × 1491mm(ルーフアンテナを含む全高) |
ホイールベース | 2895mm |
パワートレイン | バッテリーEV(BEV) |
バッテリー容量 | 80kWh/68.8kWh |
航続距離 | 552km/479km |
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。
最新の関連記事(マツダ)
バブルの申し子“ABCトリオ”の中でも、飛び抜けて異端だった軽スポーツ 「AZ-1」が発売されたのは、日本国内でお金が有り余っていたと言われるバブル時代真っ只中の1992年です。 この時期は、その潤沢[…]
マツダ独自のハイパワーなPHEVシステムを搭載 美しく躍動感にあふれる魂動デザインと、心を浮き立たせる人馬一体の走りで、一定のファンを獲得したのが、近年のマツダだ。そのマツダが、北米向けに「よりステー[…]
トヨタ マークII/チェイサー/クレスタ[X70] デビュー:1984年8月 ボディカラーは”スーパーホワイト”ほぼ一択”だ。ワインレッドの内装に、柔らかなシート表皮。どこか昭和のスナックを思い起こさ[…]
「MAZDA CX-60」をベースとしたラリー車両「MAGIC TY MAZDA CX-60」 開発現場が“ラリー会場”に変わるとき、何が起きるのか!? マツダが直列6気筒ディーゼルエンジンを搭載する[…]
自動車での物流に先駆け、安価なオート三輪を開発 マツダの自動車製造の第一歩 1920 年(大正9年)、中国地方の山間部で自生していたブナ科の落葉樹「アベマキ」を使用したコルクを製造するメーカーとして、[…]
最新の関連記事(セダン)
コンテッサ1300クーペ(1965年) 高い技術から生み出された美しいクルマは、大きな注目を集めることに 今では、日野自動車が乗用車メーカーだというと、首を傾げる人も多いかもしれない。日本初の国産トラ[…]
コストパフォーマンスに優れた、本格スポーツセダン アルファロメオ・ジュリアは、ブランドの象徴であるトライローブグリルや流麗なボディライン、優れたハンドリング性能を兼ね備えた、イタリアンスポーツセダンの[…]
1989年「レクサス」誕生。最初は「LS」と「ES」の2本立て レクサスの最初の商品は、日本では初代セルシオとして販売されたLSと、カムリのV6エンジン車、プロミネントがベースのES。LSの完成度と比[…]
AMGラインパッケージ&ナイトパッケージが標準装備 今回導入される2つのモデルは、Aクラスセダンの集大成を飾る最終モデルという位置づけ。 両モデルとも、従来は有償オプションだった「AMGラインパッケー[…]
先進安全装備に加えエクステリア/インテリアにも専用装備を設定 新搭載される「Honda SENSING 360+」と名付けられた運転支援システムは、従来の「Honda SENSING 360」に対し、[…]
人気記事ランキング(全体)
優雅な大人のクルマ旅が楽しめる軽キャンパー バンテックは埼玉県所沢市に本社を構え、キャンピングカーの製造•販売を展開。『快適で安全』を理念にオリジナルモデルを開発している。 キャブコンなど比較的大型の[…]
カーメイトの人気シリーズ「ゼロワイパー」 カーメイトが展開するゼロワイパーは、フロントウィンドウに施工することで、雨天時でもクリアな視界を確保できる撥水コート剤だ。このシリーズには、フィルムタイプもラ[…]
洗練された”ふたりのくるま旅”を演出する創業40周年記念モデル リンエイプロダクトが手掛ける最新のキャンピングカー「ファシールバカンチェス ダイネット40」は、創業40周年を記念する特別なモデルであり[…]
環境性能を重視したキャンピングカー ACSリトルノオクタービアMは、キャンピングカーの中でも特に環境性能を意識したモデルとなっている。標準で搭載される太陽光発電システムは200Wのソーラーパネルを2枚[…]
水道水の不純物を除去! 簡単設置の水シミZERO 普段の洗車で、自宅の水道水を利用するカーオーナーは多いと思われる。しかし、水道水には、地域によって差はあるものの、塩素やミネラル、カルシウムなどの、車[…]
最新の投稿記事(全体)
愛車にセットすれば、リアルタイムで車両の情報をスマホに表示 ドライブレコーダーやカーナビ、デジタルミラーなど、幅広いカー用品を取り扱うブランド、MAXWINから、AIを活用した車両診断装置がリリースさ[…]
軽キャンピングカー「Chippy」 キャンパー厚木といえば、人気の「Puppyシリーズ」で知られるビルダー。その経験を活かして送り出したのが軽キャンパー「Chippy」だ。従来の軽キャンピングカーが抱[…]
サニーに代わるエントリーカーとして開発 日本が高度経済成長期に入って庶民にも“マイカー”が浸透し始めた1960年代には、日産を代表する大衆車の「サニー」が登場します。 この「サニー」は、ほぼ同時期に発[…]
大人気のハリアー用TV-KITが登場だ! データシステムのTV-KITの魅力は走行中でもテレビやDVD、ナビ等の操作ができるようになることで同乗者の退屈を防ぎ、快適なドライブ環境を提供してくれること。[…]
洗練された”ふたりのくるま旅”を演出する創業40周年記念モデル リンエイプロダクトが手掛ける最新のキャンピングカー「ファシールバカンチェス ダイネット40」は、創業40周年を記念する特別なモデルであり[…]
- 1
- 2