
ホンダの英国現地法人「ホンダモーターヨーロッパ・リミテッド」は、英国ウエスト・サセックス州グッドウッドで開催する「Goodwood Festival of Speed 2025(開催日:現地時間7月10日~13日)」への出展概要を発表した。
●まとめ:月刊自家用車編集部
市販化される「Honda 0 SUV」プロトタイプを欧州地域で初公開
「Goodwood Festival of Speed」は、英国リッチモンド公爵チャールズ・ゴードン=レノックス卿が1993年に創始したモータースポーツイベント。
毎年6月下旬から7月初旬に開催されるこのイベントは、多くのメーカーの新旧様々な車両が実際に走行するシーンを楽しめるほか、クルマの歴史を彩ってきたさまざまなモータースポーツ車両や量産車が展示されることもあって、世界中のクルマ愛好家から大きな注目を集めていることでも知られている。
Goodwood Festival of Speed 2025 Hondaブースのイメージ。
今年のホンダブースでは、歴史を飾る二輪・四輪のモータースポーツ車両の出展に加え、2026年からグローバル市場への投入を予定しているEV「Honda 0 SUV(ホンダ ゼロ エスユーブイ)」プロトタイプを欧州地域で初公開するほか、HondaらしいFUNを追求した新たな小型EVのコンセプトモデル「Super EV Concept(スーパー イーブイ コンセプト)」を世界初公開する。
「Honda 0 SUVプロトタイプ」。
「Super EV Concept」。
また、2025年は、FIAフォーミュラ・ワン世界選手権(F1)初勝利から60年の節目でもあり、モータースポーツへの挑戦の歴史や、ホンダのチャレンジスピリットから生まれた二輪、四輪、パワープロダクツのさまざまな製品を体験できるコンテンツも用意される。
ほかにも、昨年のイタリア・ミラノのEICMA 2024で初公開された、二輪車として世界で初めて「電動過給機」を搭載したV型3気筒エンジンのコンセプトモデルや、2025年に市販化を予定しているHonda初の電動スポーツモデル「EV Fun Concept(イーブイ ファン コンセプト)」、近未来の都市型モビリティを具現化した「EV Urban Concept(イーブイ アーバン コンセプト)」が展示。
V型3気筒エンジンのコンセプトモデル。
「EV Fun Concept(イーブイ ファン コンセプト)」。
「EV Urban Concept(イーブイ アーバン コンセプト)」。
ヒルクライムコースでは、世界初公開となる「Super EV Concept」や昨年のGoodwood Festival of Speedでコンセプトモデルを発表した「PRELUDE(プレリュード)」 のプロトタイプ、「CIVIC TYPE R Ultimate Edition(シビック タイプアール アルティメット エディション)」のデモ走行も予定されている。
「PRELUDE(プレリュード)」 のプロトタイプ。
「CIVIC TYPE R Ultimate Edition(シビック タイプアール アルティメット エディション)」。
「ナイジェル・マンセル×ウイリアムズ」F1初勝利60周年記念プログラムも展開
またモータースポーツ分野では、F1誕生75周年・モータースポーツ125年の歴史を記念した特別展示が行われ、ホンダもF1初勝利から60周年を記念して、1986年に初のF1コンストラクターズタイトルをもたらしたマシン「Williams Honda FW11」が、当時1500馬力を誇ったとされる1.5リッターV6ターボエンジン「Honda RA166E」を搭載してヒルクライムに登場する。ドライバーは当時ステアリングを握ったF1界の伝説的存在であるナイジェル・マンセル氏が担当。自らステアリングを握りダイナミックな走行を披露する。
1986年にナイジェル・マンセル氏がドライブしていた「Williams Honda FW11」。
「Williams Honda FW11」に搭載されていた1.5リッターV6ターボエンジン「Honda RA166E」。
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