ホンダの高級ブランドであるアキュラがバッテリーEVの「ZDX」/「ZDXタイプS」を米国で現地時間の8月18日にワールドプレミアした。「ZDX」は2013年まで北米地域で販売されていたSUVで、今回バッテリーEVとして復活。ゼネラルモーターズ(GM)の「Ultium(アルティウム)」バッテリーを搭載したGMとの共同開発モデルで、シングルモーター仕様で325マイル(約523㎞)の航続距離を誇る。2023年後半に先行販売を開始し、納車は2024年初頭を予定している。
●文:月刊自家用車編集部
スタート価格は6万ドル台(約873万円)。モーターパワーはシリーズ最強の「ZDXタイプS」で500PS!
モントレー・カー・ウィークのプレミアイベントでワールドプレミアされたバッテリーEV・SUVのアキュラ「ZDX」/「ZDXタイプS」。「ZDX」の「Aスペック」にはシングルモーター(後輪駆動)とデュアルモーター(AWD)がラインナップされる。「ZDXタイプS」にはパフォーマンス・チューニングを施したデュアルモーター(AWD)を搭載する。
全車102kWhのバッテリーを搭載し、「ZDX・Aスペック」のシングルモーターは、最高出力340PSを発生。航続距離は、シングルモーターで325マイル(約523㎞)、デュアルモーターで315マイル(約507㎞)とアナウンスされている。「ZDXタイプS」は最高出力500PS、航続距離は288マイル(約464㎞)がアナウンスされている。
新型「ZDX」のボディサイズは、全長5022mm、全幅1956mm、全高1636mm、ホイールベース3094mm。サイズ的には全幅、全高を除けばトヨタランドクルーザーに匹敵するフルサイズSUVだ。エクステリアデザインは、2022年に公開された「プレシジョンEVコンセプト」のデザインを踏襲。
インテリアの先進性の高いインパネ/シートデザインとし、センターコンソールのディスプレイには、Google PlayでGoogleアシスタント、Googleマップなどの最新アプリやサービスを利用可能なアキュラ初搭載の車載向けコネクテッドサービス「Googleビルトイン」を採用。また、オーディオシステムに18個のスピーカー、14チャンネルのアンプ、サブウーファーを搭載するBang & Olufsen(バング・アンド・オルフセン)のサウンドシステムを搭載している。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(EV)
スズキBEV世界戦略車の第一弾モデルがイタリア・ミラノでお披露目 「e VITARA」は、2023年1月にインドで開催されたAuto Expo、同年10月に日本で開催されたJAPAN MOBILITY[…]
初公開された最新の”自動追尾式EVごみ収集車” 三菱ふそうトラック・バスが初公開したコンセプトモデル、eCanter SensorCollect(eキャンター センサーコレクト)。電気小型トラック e[…]
悪路も任せろ! 軽量な2人乗り電動車だ ヤマハがジャパンモビリティショービズウィーク2024において出展した、コンセプトモデル”DIAPASON(ディアパソン)C580”。 この4輪モデルは現在研究開[…]
まずは「BEV」から先行導入。その価格は585万円なり 今回導入された600eは、実質的には従来の500Xの後継となる位置づけだ。そのため、カテゴリーとしては現在最も人気が高いコンパクトSUVに分類さ[…]
フィアット・ブランドとして約1年半ぶりとなる新モデルが登場 今回導入される「600(セイチェント)」の電気自動車「600e」は、アイコニックなイタリアンデザインに快適性、革新性、テクノロジーを詰め込ん[…]
最新の関連記事(アキュラ)
日本では滅多に見ることができないレアな車 2023北米カー・オブ・ザ・イヤーを受賞したアキュラのインテグラ。日本では販売されていない車だが、今回の受賞を記念してHondaウェルカムプラザ青山では、イン[…]
2.0L VTECターボエンジンを搭載。専用チューンで320馬力を発生。6速マニュアルトランスミッションを採用 過去2年間に発売された4番目のアキュラ「タイプS」パフォーマンスモデルとなる「インテグラ[…]
Chiaki’s Journey Season Two 1話1分のショートアニメ! 「チアキのジャーニー」はアキュラが公開した1話1分のショートアニメ。主人公のチアキが、困難を乗り越えてながらレースを[…]
大胆に張り出したブリスターフェンダーに265/30 R19ミシュランパイロットスポーツ4Sを収める その昔、日本でも一世を風靡したホンダのスポーツモデル「インテグラ」。現在は北米市場では、ホンダの海外[…]
人気記事ランキング(全体)
ナメたナットを切って外すツール 角をナメてしまったナットは、外れたとしても再利用することは難しい。であれば、壊してして外す、という選択肢もある。それを可能とするツールが「ナットブレーカー」だ。ナットを[…]
ベース車はスズキ・エブリイワゴン/キャビン 2mini Frozoo(マリナRV) ベースとなる車両はスズキ・エブリイワゴン。釣りやキャンプなどアウトドア趣味のユーザーに人気が高い軽バンコンは、キャン[…]
ベース車両はダイハツのアトレー ベースとなる車両はダイハツのアトレー。燃費が良く小回りの効く軽自動車でありながら、車内スペースが広く、多くの荷物も積み込める人気の車。キャンピングカーイベントではベース[…]
1:トヨタ マークII/チェイサー/クレスタ[X70] デビュー:1984年8月 ボディカラーは”スーパーホワイト”ほぼ一択”だ。ワインレッドの内装に、柔らかなシート表皮。どこか昭和のスナックを思い起[…]
アルファードがベースのキャンピングカー(グランドモーター) ベースとなる車両は広々とした高級感あふれるミニバン・アルファード。キャンピングカーとしてだけでなく、世間でよく見かける超人気車種だ。サイズが[…]
最新の投稿記事(全体)
ベース車両はトヨタのハイエース ベースの車両はトヨタのハイエース。カスタムの幅が広く、アウトドアを中心としたユーザーに、非常に人気の高い車だ。 ハイエースはなんと言ってもクラス最大級の荷室の広さが魅力[…]
クラウンクロスオーバーの人気ホイールに交換できるカスタマイズサービスがスタート 今回提供が始まった「ホイールデザインカスタマイズ」の対象モデルは、24年に一部改良したモデルのCROSSOVER RSお[…]
ナビメーカーが本気で作ったナビアプリ、質の高いルート検索&音声案内で人気 「COCCHi」は、パイオニアがカーナビメーカーとして培ってきた技術やノウハウを活用したスマートフォン専用カーナビアプリ。道路[…]
TV-CMでも大好評のいかつさアップの定番パーツが1位を獲得 (第1位)アクティブフェイスパッケージ 最も注目を浴びたのは、TVCMなどにも登場した「アクティブフェイスパッケージ」。フロントグリルとL[…]
オーテックオーナーが一同に会する名物イベント 11月16日(土曜)に開催された「AOG(AUTECH OWNERS GROUP)湘南里帰りミーティング2024」は、2004年にメーカー主催によるオーナ[…]
- 1
- 2