株式会社SUBARUは、9月7日に新型SUV「レヴォーグ レイバック」の先行受注を販売店で開始したが、同時に「レヴォーグ」/「WRX S4」一部改良モデルの受注も同時に開始している。グレード構成の変更や安全装備・コネクテッド系の進化が主な変更点だ。正式発売は2023年秋を予定している。
●文:月刊自家用車編集部
「レヴォーグ」/「WRX S4」ともにシンプルなグレード構成に。広角単眼カメラを搭載した新世代アイサイト採用やリモートエアコンなどを新設定
まず一部改良で注目なのがグレード展開だ。これまで「レヴォーグ」は10グレード、「WRX S4」が4グレード構成だったが、「レヴォーグ」は1.8Lターボ搭載の「Smart Edition」、「GT-H EX」、「STi Sport EX」、2.4Lターボ搭載の「STi Sport R EX」の4グレード構成。「WRX S4」は、2.4Lターボエンジン搭載の「GT-H EX」、「STi Sport R EX」のみとなる。
そして「レヴォーグ」は、「STi Sport EX」と「STi Sport R EX」には、シートにパーフォレーションウルトラスェードを採用し、コンソールとドアトリムのアームレスト部分を黒表皮とした黒内装の特別仕様車「Black Interior Selection」が設定される。そして「WRX S4」の「STi Sport R EX」には、ラリーカーを彷彿させる大型リヤスポイラーをメーカーオプションで設定。
「レヴォーグ」/「WRX S4」共通で変更される装備が多い。まず「クロストレック」/「レイバック」と同じく、広角単眼カメラを搭載した新世代アイサイトを採用。アイサイトXも全車に標準装備となる。
マルチビューモニターも新機能のフロントビュー自動表示を採用。車速が15km/h未満となると、部分トップビュー+フロントビュー画面を自動的に表示するというもの。
さらにハーマンカードンサウンドシステムを「STI Sport EX」、「STI Sport R EX」に標準装備、「GT-H EX」はメーカーオプション設定する。これは「レイバック」に装備されているものと同じで、フロント6個、リヤ4個のスピーカーシステムを搭載する。
また、コネクテッドサービスの「SUBARU STARLINK」の機能が強化され、空調設定とエンジン始動が可能なリモートエアコンを採用。クルマに乗り込む前に、夏期は冷房、冬季は暖房とデフロスターを作動させ除氷も可能としている。
加えて11.6 インチセンターインフォメーションディスプレイとスマートフォンとの接続性も向上。Apple Carplayのワイヤレス接続に対応するほか、Android Auto接続時の縦型ディスプレイ表示も可能になる。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(レヴォーグ)
サスチューンが柔らかくなったことが高評価。いまやレイバックが一番人気のグレード 2020年秋にデビューした2代目「レヴォーグ」は、手ごろなボディサイズに流麗なスタイリングが楽しめるスポーツワゴン。グロ[…]
3モデルとも設計時期は同世代だが、レガシィベースのアウトバックが少し格上のモデル もともとレヴォーグは、北米市場を意識して大きくなりすぎてしまったレガシィのポジションを埋めるために生まれたモデル。現行[…]
昨年秋に導入されたレイバックが、レヴォーグ選びに幅をもたらしている 2020年秋にデビューした2代目「レヴォーグ」は、ショートワゴンにも似た軽快なプロポーションを持つスポーツワゴンとして、個性派揃いの[…]
アウトドアユーザー大注目のスバルブース 「アウトドアデイジャパン東京」の会場で、多くの来場者が足を運んでいたスバルブースでは、アウトドア仕様となったフォレスターとレヴォーグ レイバックを展示していた。[…]
レイバック独自のサスセッティングで、より万人向けのモデルへ スバルレヴォーグ レイバック価格:399万3000円レヴォーグ レイバック(以下レイバック)が開発された経緯は、インプレッサとクロストレック[…]
最新の関連記事(WRX S4)
500台限定の特別仕様車「WRX S4 STI Sport#」 「WRX S4 STI Sport#」は、STIパフォーマンスパーツをはじめとする特別装備を採用し、操縦安定性の向上とより上質な乗り味を[…]
スポーティさをより際立たせる、大型リヤスポイラーも選択可能 卓越した走行性能と4ドアセダンの実用性を兼ね備えた「WRX S4」。今回、実施される改良では、従来のステレオカメラに加えて広角単眼カメラを搭[…]
スバルWRX S4価格:400万4000円〜482万9000円・最新購入情報車両本体目標値引き額:18万円納期の目安:2~3か月リセール予想:B+スバル車らしく納期は早めで、遅くとも3か月で納車が期待[…]
プロトタイプの特別仕様車「レヴォーグ STI Sport♯」も出展 SUBARU/STIブースでは、初公開となる新型「インプレッサ」(日本仕様車)プロトタイプをベースとしたSTIパーツ装着車や、「レヴ[…]
防犯対策も強化し、より使いやすく 今回の改良では、ヘッドランプ/室内灯消し忘れ時の自動消灯機能を追加。さらに、リレーアタック対策として、スマートキーへスリープ機能、およびモーションセンサーを搭載した。[…]
人気記事ランキング(全体)
ナメたナットを切って外すツール 角をナメてしまったナットは、外れたとしても再利用することは難しい。であれば、壊してして外す、という選択肢もある。それを可能とするツールが「ナットブレーカー」だ。ナットを[…]
ベース車はスズキ・エブリイワゴン/キャビン 2mini Frozoo(マリナRV) ベースとなる車両はスズキ・エブリイワゴン。釣りやキャンプなどアウトドア趣味のユーザーに人気が高い軽バンコンは、キャン[…]
ベース車両はダイハツのアトレー ベースとなる車両はダイハツのアトレー。燃費が良く小回りの効く軽自動車でありながら、車内スペースが広く、多くの荷物も積み込める人気の車。キャンピングカーイベントではベース[…]
1:トヨタ マークII/チェイサー/クレスタ[X70] デビュー:1984年8月 ボディカラーは”スーパーホワイト”ほぼ一択”だ。ワインレッドの内装に、柔らかなシート表皮。どこか昭和のスナックを思い起[…]
アルファードがベースのキャンピングカー(グランドモーター) ベースとなる車両は広々とした高級感あふれるミニバン・アルファード。キャンピングカーとしてだけでなく、世間でよく見かける超人気車種だ。サイズが[…]
最新の投稿記事(全体)
クラウンクロスオーバーの人気ホイールに交換できるカスタマイズサービスがスタート 今回提供が始まった「ホイールデザインカスタマイズ」の対象モデルは、24年に一部改良したモデルのCROSSOVER RSお[…]
ナビメーカーが本気で作ったナビアプリ、質の高いルート検索&音声案内で人気 「COCCHi」は、パイオニアがカーナビメーカーとして培ってきた技術やノウハウを活用したスマートフォン専用カーナビアプリ。道路[…]
TV-CMでも大好評のいかつさアップの定番パーツが1位を獲得 (第1位)アクティブフェイスパッケージ 最も注目を浴びたのは、TVCMなどにも登場した「アクティブフェイスパッケージ」。フロントグリルとL[…]
オーテックオーナーが一同に会する名物イベント 11月16日(土曜)に開催された「AOG(AUTECH OWNERS GROUP)湘南里帰りミーティング2024」は、2004年にメーカー主催によるオーナ[…]
タイヤに被せるだけの簡単取り付け 降雪地帯やアウトドアレジャー好きの方であれば、スタッドレスタイヤは当然用意するもの。しかし「稀に雪に見舞われる」程度の地域であれば、場所をとり、交換の手間がある上に”[…]
- 1
- 2