
日産モータースポーツ&カスタマイズは、2023年10月7日に神奈川県の大磯ロングビーチにて「オーテックオーナーズグループ 湘南里帰りミーティング2023」を開催した。
●文:月刊自家用車編集部
快晴のもと集まったオーテックオーナーと愛車たち
今回で16回目となったこのイベントは2004年から始まった。100名を少し超える人数だった第一回からスタートし、今年の参加は743名となり、過去最大規模のオーナーミーティングとなった。
開会式では日産モータースポーツ&カスタマイズ(NMC)の代表取締役社長の片桐隆夫さんから挨拶があった。オーナーたちへの感謝とともに、過去に「湘南里帰りミーティング」に参加したことをきっかけに同社に入社した新入社員のエピソードが語られた。
また、会場に展示されていたうちの一台である「オーテックザガート ステルビオ」についても触れていた。この車両は東日本大震災にて発生した津波で海水に水没してしまったが、当時のオーナーが手放すことなくエンジンルームや内装のクリーニングを行ない大切に保管していたもの。NMCに寄贈の話があり、この日「湘南里帰りミーティング」に里帰りを果たした。
開会式では、遠方から来場した方や過走車両を表彰するシーンも見られた。
プレゼンターはSUPER GT GT500クラスに参戦する松田次生さん、ロニー・クインタレッリさん、2023 オーテックレースクイーンの高岡みほさんの3名。遠来賞には北海道と鹿児島から参加した2名が選出。過走賞はなんと55万キロ走行の車両のオーナーだった。
その後はトークショーが開催され、参加者たちはここでしか聞けないぶっちゃけトークに大いに盛り上がっていた。
体験ブースや物販ブースも充実
会場ではオーナーやその家族が楽しめるよう様々なブースが設けられていた。各種のカスタムパーツやグッズが売られているブースでは行列もでき、売り切れになる人気アイテムも続出していた。また、メダルやハーバリウムの作製ができる体験ブースや、スリッパとばしや塗り絵にチャレンジできるブースもあった。
様々な展示車両も
会場にはオーテックの福祉車両をはじめ様々な車両が展示されていた。普段は間近で見る機会がない福祉車両やアウトドアカスタムされた車両、幼稚園バスまでもが展示されており、来場者の興味を惹いていた。
湘南里帰りミーティングは来年も開催される予定。オーテック車のオーナーはもちろん、これからオーテック仕様車を購入する人は、2024年の里帰りミーティングを楽しみにしていてほしい。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(日産)
日産が仕掛けた賭け。テクノロジーか、それとも感性か? 日産・Be-1」は1987年に発売されました。 時代はバブル景気が最高潮を迎える前で、右肩上がりで豊かになる日本の経済に誰もが浮かれていました。 […]
2025 NEW MODELは冒険心をくすぐる高規格バンコンだ 日産ピーズフィールドクラフトは、日産東京販売直営のキャンピングカープロショップで、日産車を知り尽くすキャンピングカー専門ディ[…]
サニーに代わるエントリーカーとして開発 日本が高度経済成長期に入って庶民にも“マイカー”が浸透し始めた1960年代には、日産を代表する大衆車の「サニー」が登場します。 この「サニー」は、ほぼ同時期に発[…]
年次改良で常に性能向上が図られた、高性能スポーツカーの代表モデル 2007年にデビューしたR35 GT-Rは、「誰でも、どこでも、どんな時でも最高のスーパーカーライフを楽しめる」というコンセプトを具現[…]
“GT”として不遇の時代を生きた悲劇のスカイライン スカイラインシリーズとして5代目にあたる「C210系・スカイライン」は1977年に誕生しました。このモデルは「ジャパン」という愛称で呼ばれていて、そ[…]
最新の関連記事(ノート)
センシング能力を強化し、「後席リマインダー」も全車標準装備へ 今回の仕様向上では、走行中に車両や歩行者を検知して衝突回避を支援する「インテリジェント エマージェンシーブレーキ」の左右検知範囲が拡大され[…]
ノート:モデル概要 3代目となるノートは、「コンパクトカーの常識を超える運転の快適さと楽しさが詰まった先進コンパクトカー」とのコンセプトのもと、プラットフォームを新設計。 先代後期モデルから搭載された[…]
【購入テクニック&グレード選び】総合力に優れるノート、必須装備がOPなのは残念だが、価格に見合った満足感を得られる 日産のラインナップとしては別モデル扱いだが、ノートオーラ(以下オーラ)はノートの上級[…]
従来車以上にSUVらしさを強調する、最新スタイリングを採用 ノート「AUTECH CROSSOVER」は、「ノート」をベースに、オーテックが掲げるブランドコンセプト「プレミアムスポーティ」と、SUVの[…]
新型ノート「AUTECH CROSSOVER」のティザー画像 昨年マイチェンの標準「ノート」がベース!? 詳細は5月29日14時にWEBページを更新して公開 ノート「AUTECH CROSSOVER」[…]
人気記事ランキング(全体)
自動車用の初期ブレーキは、駆動軸にドラムを固定し、足踏み式のバンドによる締め付けで制動力を得ていた。 馬車の時代からブレーキというものは存在していた。大きな車輪に靴のような“シュー”を押しつけるもので[…]
優雅な大人のクルマ旅が楽しめる軽キャンパー バンテックは埼玉県所沢市に本社を構え、キャンピングカーの製造•販売を展開。『快適で安全』を理念にオリジナルモデルを開発している。 キャブコンなど比較的大型の[…]
ベース車はスズキ・エブリイワゴン/キャビン 2mini Frozoo(マリナRV) ベースとなる車両はスズキ・エブリイワゴン。街乗りからアウトドアまで幅広く使われる軽ワゴンをキャンピング仕様に仕立てた[…]
ファミリーで過ごす時間を大切にする空間づくり 「Walk Type-A」は、家族や仲間と過ごす時間を軸に設計されたキャンピングカーで、間仕切りを極力なくした開放的な室内が特徴。広々としたダイニングスペ[…]
2025 NEW MODELは冒険心をくすぐる高規格バンコンだ 日産ピーズフィールドクラフトは、日産東京販売直営のキャンピングカープロショップで、日産車を知り尽くすキャンピングカー専門ディ[…]
最新の投稿記事(全体)
熟成が進んだ走行メカニズムにより、上質な走りを実現 レクサスISは、1999年の初代モデルから「クルマを操る楽しさ」を追求するコンパクトFRセダン。これまで四半世紀以上のあいだ、グローバル40か国と地[…]
三河家具職人が生んだ「ちょいCam」という選択肢 軽キャンピングカー「ちょいCam」は、三河の家具職人が手掛ける一台だ。天然木を活かした温もりある仕上げと堅牢な造りは、量産品にはない味わいを放っている[…]
前席は快適でも、後席は意外と暑くて不快な場合も… まだまだ強い日差しが照りつけるこの季節、車内の冷房の稼働は必須と言える。クルマに乗り込んで、涼しい風に当たって「はぁ〜涼しい…」と、ひと息ついていると[…]
純正セキリュティだけでは安心できないのが最近の自動車盗難の手口 昨今、クルマの盗難件数は深刻な社会問題となっている。平成15年をピークに発生件数が激減したものの、近年になって徐々に増加傾向を辿っている[…]
●UNI-ONEの概要 ASIMOなどのロボティクス研究で培った技術を活用し、座ったまま体重移動するだけで移動できるのが特徴。両手が自由に使える着座型のパーソナルモビリティだ。難しい運転操作が不要の[…]
- 1
- 2