1902年に製造されたベンツ。馬車の車台から大きく抜け出したものではなく、前後に板バネを組み合わせたサスペンションを装着していた。
1931年に製造されたベンツ170。板バネを上下に配置。構造材としても活用し、ダブルウィッシュボーンのような効果も持たせている。シンプルでありながら工夫に富んだ形式。
1926年製のベンツ。頑丈なフレームで左右のキングピンを繋ぎ、それを板バネで支える形式へと進化した。この方式は1900年代前期の多くのクルマに採用された。
アウディA4のフロントサスペンション。アッパーアームの先端はツインピボットとなり、仮想のピボットはその先に設定される。これによってキングピンオフセット設定の自由度が高まり、理想的なセッティングが行えるようになった。
ダブルウィッシュボーンが過去のものになかったわけではない。一部のスポーツカーやレーシングカーにとってなくてはならない形式だ。写真はホンダNSX。
インディカーのフロントサスペンション。オープンホイールのレーシングカーのすべてがこのようなシンプルな構成のダブルウィッシュボーンを採用していた。
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