
サイドミラーなどは車のパーツの中でも特に突き出ているため、狭い道でのすれ違いや駐車場でうっかり擦ってしまいやすい場所。小さな傷程度であれば、業者に頼まずとも「エアブラシ」を使うことで、初心者でも驚くほど綺麗に補修できるのだ。
●文:オートメカニック編集部
コンパウンド磨きでは物足りない、ならばエアブラシで完璧修理を!
クルマのサイドミラーはボディより外側に出っ張っている関係で、ガリっとやってしまったなんて経験をしたユーザーは多いと思う。ミラー自体に不具合が生じていなければ、普段使いには問題ないとは思うが、やっぱりこすったキズが気になってしまうもの。修理工場で修理するほど大袈裟なものではないけど、このキズなんとかしたい。そんな時はDIYで直してみるのがオススメだ。
塗装表面のクリア層をこすった程度ならば、コンパウンドで磨くだけでも十分な効果を得られるだろうが、もう少し深めのキズともなると、コンパウンドだけでは少し目立たなくなる程度が精一杯。そこそこ目立つ場所だけに、できればキレイに補修したいというのが人情だ。一般的なスプレーペイントは噴射範囲が広く、ミラーのような小さなパーツでは塗料が無駄になりやすく、液だれのリスクも高い。そこで今回はプラモデル塗装などで使うエアブラシを活用して直すことにした。基本的なテクニックさえ身につかれば、初心者でも驚くほど綺麗に補修できるはずだ。
基本的な手順を順追って紹介していこう。
(手順3)塗装の第一段階は下塗り工程。タッチアップ塗料のパールホワイトを薄めに吹き付けていく
下塗りのタッチアップ塗料の容器をカラカラという音がするまでよく振って沈殿している塗料を十分撹拌し、塗料カップの半分くらいまで注入する。封を開けたばかりのタッチアップ塗料なら、薄めることなくそのままでもOKだ。※タッチペンカラーは、純正色ナンバーを使用する。
まずは試し拭き。ダンボールなどに吹き付けて色の具合を確認する。少し薄め気味に出るよう、ニードルアジャスターを回して吐出量を調整する。
地肌が露出した面を狙って噴射開始。一気に色をつけるのではなく、少しづつ塗料を薄く重ねていくイメージ。
全体に色が乗ってきたと感じてきたら噴射をストップして、十分に乾かしていく。
乾いたらスプレー塗装を再開。塗って→乾かして→塗っての工程を何度か繰り返して、全体的に色が馴染んでくるまで進めていく。
この工程を数回繰り返すことで、少しずつ色が乗っていくことが分かる。下塗りはこのくらいでOKと判断。
(手順4)パール塗装のキモは上塗り工程。吹付け方法を変えることで、より自然な仕上がりを狙う
補修面にムラなくベース色(下塗り)が乗ったら、エアブラシを一度洗浄しておく。上塗り用の塗料は理想としては少し調色したいところだが、今回は塗装範囲が狭いこともあって、下塗りと同じ塗料を上塗りでも使用することにした。下塗り塗装の乾燥を待って、再び塗料カップに塗料を注入する。
下塗りの塗布面より一回り広めに塗装を行う。パール粒子に覆われてキラキラ輝きだすまで、数回に分けて塗布するのがコツだ。
上塗りを進めていくとこの段階でも艶が出てくるが、ここまでやったならばさらに美しさにこだわりたい。クリアを塗布する工程へ。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(メンテナンス)
花粉からの避難場所である車内をより快適に 春の訪れとともに毎年やってくる厄介な現象、そう花粉の飛散。毎年、2〜4月にかけて、憂鬱な日々を過ごすという人も少なくないだろう。撮影のために近くの山林へ行くと[…]
まずは基本を解説。ねじ径に対応した適切なサイズを選択 ドライバーには使う目的や使用する場所に応じた形状や長さ、ねじ径に対応したサイズと種類がある。 たとえば、ドライバーで回すねじサイズは通常8mm以下[…]
洗車してもツヤが冴えない本当の理由 どれだけ丁寧に洗車しても、どこかボディがくすんで見える。ワックスをかけても、思ったほど光沢が出ない。そんな状態に心当たりがあるなら、塗装表面に鉄粉が刺さっている可能[…]
タッチパネル時代の宿命、車内の指紋汚れ問題 カーナビやディスプレイは、もはやクルマに欠かせない存在だ。目的地案内はもちろん、エアコン操作や各種設定まで担うようになり、触れる回数は年々増えている。その一[…]
わさびを主成分とした抗菌剤で、エアコン内部のニオイを抑制 エアコンフィルターに装着して除菌消臭効果を格段に向上させるという製品が、自動車部品のグローバルメーカーValeoのわさびデェールだ。この製品は[…]
最新の関連記事(カー用品)
機能性とタフな実用性を両立し、遊びの限界を押し広げる強力な助っ人! カー用品やアウトドア・レジャー用品を幅広く展開する株式会社カーメイトが、ルーフボックスブランド「INNO(イノー)」の「ルーフギアケ[…]
GRパーツで叶える究極の1台 今回発表されたRAV4 GRスポーツ用パーツには、「TAGILE X FUNCTIONAL(アジャイル ファンクショナル)」をコンセプトとしたエアロダイナミクスの知見を注[…]
高強度鉄筋でガッチリロック! 無理に外そうとするとクラクションが鳴る構造 カー用品・バイク用品を幅広くラインナップするMAXWINの人気アイテムS-HLOC01は、独自の構造で車両のハンドルをガッチリ[…]
複数のカラーを組み合わせて鮮やかなグラフィックを表現することも可能という。 洗っても、擦っても落ちない。レーザーカラーが刻む「究極の耐久印字」 ブースに展示されていた金属製のカップやマフラーのサイレン[…]
SNSで拡散した“吊るせる収納”が進化した理由 クルマの中で意外と困るのが、バッグの置き場だ。助手席に人が乗ればスペースは消え、後席に置けば手が届かない。足元に置けば汚れや転倒が気になる。そんな悩みを[…]
人気記事ランキング(全体)
ドアのストライカー部分の隙間を埋めてボディの剛性をアップ 今回紹介するアイテムはアイシンのドアスタビライザー(※株式会社アイシンの登録商標)は、車両のドアをボディと一体化させることで、走行性能を向上さ[…]
高強度鉄筋でガッチリロック! 無理に外そうとするとクラクションが鳴る構造 カー用品・バイク用品を幅広くラインナップするMAXWINの人気アイテムS-HLOC01は、独自の構造で車両のハンドルをガッチリ[…]
日常の延長に、ちゃんと使える非日常がある この軽キャンパーが目指したのは、特別な人のための特別な一台ではない。通勤や買い物といった日常の足として使え、そのまま週末のフィールドへ走り出せること。その自然[…]
二人の時間にフォーカスした「ハウベル」という選択 キャンピングカーと聞くと、大人数で使う大型モデルを思い浮かべる人も多い。しかしビークルが送り出す「ハウベル」は、あえて大人2名の就寝を前提に設計された[…]
車中泊を安心して、かつ快適に楽しみたい方におすすめのRVパーク 日本RV協会が推し進めている「RVパーク」とは「より安全・安心・快適なくるま旅」をキャンピングカーなどで自動車旅行を楽しんでいるユーザー[…]
最新の投稿記事(全体)
〝技術の日産〟の名を轟かせたダットサン スバル360の登場で、軽乗用車は庶民のマイカー候補として熱い視線を浴びるようになり、1960年代になると、マツダやスズキ、三菱などが続々と新型軽乗用車を投入しま[…]
「水平対向」という個性と「SUVの正解」が交差する稀有なモデル 縦置レイアウトに水平対向4気筒を組み合わせるという、極めて独自性の高いハードウェアを持ちながら、キャビン実用性や走りの方向性はミドルSU[…]
アウディ史上最もパワフルな市販モデル 「e-tron」シリーズの頂点に君臨する「e-tron GT」は、アウディとポルシェが共同開発したプラットフォームを採用する4ドアクーペのグランツーリスモ。 20[…]
バラードスポーツCR-X(1983年~) MM(マンマキシマム・メカミニマム)思想から生まれた軽量FF2+2スポーツ。スライドレールなしに大きな開口部を誇った電動アウタースライドサンルーフや低ボンネッ[…]
2026年4月1日、自転車が変わる日——ドライバーにも無関係ではない理由 2026年4月1日から、自転車に青切符制度が導入される。これまで自転車の交通違反は、原則として赤切符による刑事手続きが中心だっ[…]
- 1
- 2















































