
真夏のキャンプやBBQ、釣り、海遊びでは、クーラーボックスの使い勝手が快適性を左右する。コールマンの「スナップアンドゴークーラー」は、ハードクーラーならではの保冷力と耐久性を備えながら、未使用時には折りたたんでコンパクトに収納できる注目モデル。クルマ移動のレジャーと好相性の一台だ。
●文:月刊自家用車編集部
ハードクーラーの悩みは「使わないときの大きさ」にある
キャンプやBBQ、ファミリーでの海遊び、あるいは真夏の釣行など、夏のレジャーではクーラーボックスの存在感が一気に増す。炎天下で飲み物を冷たいままキープしたい、肉や魚、野菜といった食材を傷ませずに運びたい――そんな場面では、やはりソフトクーラーよりハードクーラーの安心感が光る。
ただし、ハードクーラーには昔から明確な弱点がある。保冷力や容量に優れるぶん、本体が大きく、使っていないときにも荷室や自宅の収納スペースを占有してしまうことだ。特にクルマ移動では、行きは食材や飲み物を満載にしていても、帰りは中身が減っているのにクーラーボックスそのものは大きなまま。荷室の自由度が下がり、ほかの荷物を積みづらくなることも少なくない。
この“ハードクーラーあるある”に対して、コールマンが提示した答えがスナップアンドゴークーラーである。
スナップアンドゴークーラー(SNAP ‘N GO COOLER)[Coleman(コールマン)]
折りたためるハードクーラーという、新しい発想
スナップアンドゴークーラー最大の特徴は、コールマン史上初の折りたたみ式ハードクーラーであること。使用時はしっかりとしたハードクーラーとして機能しながら、未使用時には本体を折りたたんでコンパクトに収納できる。
一般的なハードクーラーは、使うときも使わないときも“同じ大きさの箱”のままだが、本製品はその常識を崩した。収納時は高さを約1/3まで抑えられるため、クルマのラゲッジに積みっぱなしにしておく場合でも圧迫感が少なく、自宅の物置やガレージ、室内収納でも扱いやすい。
クルマでの使い方をイメージすると、このメリットはかなり大きい。たとえば、キャンプやBBQの行きは飲み物や食材をたっぷり積み込み、帰りは中身を使い切ったあとにクーラー本体を折りたたんで荷室を広く使う、といった運用がしやすい。夏のレジャーは、テントやチェア、テーブル、着替え、遊び道具など何かと荷物が増えがちだが、帰路の積載性まで考えられている点は、カー用品として見てもかなり魅力的だ。
展開時
ハンドル部分を持ち上げるだけで、素早く簡単に組み立てが可能。工具も不要で、1人でも十分作業が可能だ。
折りたたみ時(収納時)
収納時も、内側のパーツ(ライナー)を外せば、簡単にコンパクトになる。もちろん、1人で作業可能。クルマに積む場合に、場所を取らないので、スペースを有効活用できるだろう。
折りたたみ式でも、保冷力はハードクーラーらしくしっかり
もちろん、収納性だけではクーラーボックスとして成立しない。重要なのは、きちんと冷やせるかどうかだ。その点、スナップアンドゴークーラーは、フタと本体に断熱フォームを内蔵し、折りたたみ式でありながらハードクーラーらしい保冷性能を確保している。
ラインアップは35QT、45QT、55QTの3サイズが用意されており、保冷力は35QTで約49時間、45QTで約54時間、55QTで約67時間。日帰りのBBQや海遊びはもちろん、1泊〜2泊のキャンプ、長時間のドライブを伴うアウトドアレジャーでも頼もしいスペックだ。
真夏の車内は想像以上に高温になりやすく、現地に着くまでの移動時間もクーラーボックスにとっては過酷な環境になる。そうした状況でも、ハードクーラーとしての保冷力を備えていることは大きな安心材料。冷えたドリンクをキープしたい人はもちろん、肉や魚介類、釣った魚、生鮮食品などを持ち運ぶシーンでも使い勝手は高そうだ。
車載しやすさを高める、実用的なディテールにも注目
スナップアンドゴークーラーは、単に折りたためるだけではなく、使い勝手の面でもクルマ遊びと相性のいい要素を備えている。内側には取り外し可能な防水ライナーを採用しており、使用後の手入れがしやすいのだ。
クーラーボックスは、氷や結露で内部が濡れたり、食材の汁が付着したり、釣り用途では魚のニオイが残ったりと、意外と汚れやすい。とくにクルマに積んで使う場合、帰宅後の片付けが面倒だと出番そのものが減ってしまう。その点、本製品はライナーを外してメンテナンスしやすいため、レジャー後の後始末まで含めて実用性が高い。
取り外し可能なライナーが付属。
また、展開・収納がしやすいのもポイント。必要なときにサッと広げて使え、不要になればコンパクトにたためるので、「今日は荷物が多いから持って行くのをやめよう」となりにくい。保冷力のあるハードクーラーをもっと気軽にクルマへ積み込みたい人にとって、この“扱いやすさ”はかなり効いてくるはずだ。
クルマを利用する真夏のレジャーでも大活躍間違いなし!
スナップアンドゴークーラーの価値は、単なる新機構のおもしろさだけではない。真夏のレジャーシーズンに、クルマで移動しながらクーラーボックスを使うユーザーの悩みを、かなり現実的に解決してくれる点にある。
たとえば、家族でのBBQやオートキャンプなら、大容量のクーラーは頼もしい一方で、行き帰りの積載性は悩みどころになりがちだ。釣りなら、現地へ向かうまでは空に近い状態で持って行き、帰りは釣果を入れて持ち帰ることになる。海や川での水遊びでも、飲み物や軽食を冷やしておけるクーラーは便利だが、遊び終わったあとは少しでも荷室を広く使いたい。そうした場面で、「使うときはしっかり使え、不要なときは小さくできる」という本製品の性格は、かなり理にかなっている。
ハードクーラーの保冷力や耐久性は欲しい。でも、クルマに積んだときの大きさや、自宅での保管性も妥協したくない。そんな人にとって、スナップアンドゴークーラーはかなり気になる存在だ。
まとめ
コールマンのスナップアンドゴークーラーは、ハードクーラーの保冷力と耐久性をしっかり備えながら、使わないときはコンパクトに折りたためるという、これまでありそうでなかった一台だ。クーラーボックスとしての基本性能を押さえつつ、クルマ移動でネックになりがちな“かさばり”に手を打っているのが最大の魅力といえる。
これから本格化する夏のレジャーシーズン、キャンプやBBQ、釣り、海遊び、山遊びにクルマで出かける機会が多いなら、積載性まで含めてクーラーボックスを見直してみる価値はある。スナップアンドゴークーラーは、その有力候補としてチェックしておきたいモデルだ。
製品仕様
シリーズ共通で、折りたたみ収納に対応し、収納時は約1/3サイズまでコンパクト化可能。フタと本体には断熱材を内蔵し、取り外し可能な防水ライナーを備える。
| 製品名 | 容量 | 保冷力 | 収納目安 | サイズ | 重 量 |
| スナップアンドゴークーラー 35QT | 33L | 49時間 | 500ml×28本 | 使用時/約 57×30.5×30.5(h)cm 収納時/約 57×30.5×11(h)cm | 6.2kg |
| スナップアンドゴークーラー 45QT | 42L | 54時間 | 500ml×36本 | 使用時/約 61.5×30.5×33(h)cm 収納時/約 61.5×30.5×11(h)cm | 7.3kg |
| スナップアンドゴークーラー 55QT | 52L | 67時間 | 500ml×40本 2L×18本 | 使用時/約 65×35×36(h)cm 収納時/約 65×35×12(h)cm | 8.6kg |
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