大きすぎず、狭くない。スズキ・ソリオが間違いなく買いな理由。使い勝手と走りが両立、まさにちょうどいい1台│月刊自家用車WEB - 厳選クルマ情報

大きすぎず、狭くない。スズキ・ソリオが間違いなく買いな理由。使い勝手と走りが両立、まさにちょうどいい1台

大きすぎず、狭くない。スズキ・ソリオが間違いなく買いな理由。使い勝手と走りが両立、まさにちょうどいい1台

「軽自動車だと家族全員で乗るには狭いけれど、ノアやセレナのような3列シートミニバンは大きすぎて普段の街乗りで気を遣う……」
そんなファミリーや街乗りメインのドライバーの間で、密かな人気を集めているのが、スズキ・ソリオに代表されるコンパクトサイズの「ハイトワゴン」だ。購入者からは「このサイズ感に一度慣れると、もう大きなミニバンには戻れない」という声も多く聞かれる。なぜソリオは、ここまで日本の日常にジャストフィットしているのだろうか。

●文:月刊自家用車編集部

全幅は5ナンバー枠よりスリムな1645mm。軽並みの小回りと圧倒的な室内空間を実現

ソリオの最大の強みは、取り回しの良さと室内の広さを高次元で両立させたパッケージングにある。

ボディサイズは全長3810mm×全幅1645mm×全高1745mmと、一般的な5ナンバー枠(全幅1695mm)より50mmスリムで、最小回転半径も4.8mと軽自動車並みに抑えられている。当然、狭い路地のすれ違いやスーパーの駐車場でもストレスなく運転できる。

その一方で、室内寸法は室内長2500mm×室内幅1420mm×室内高1365mmを確保。軽自動車よりも一回り広い空間が確保される。後席の膝元はミドルミニバンも顔負けの余裕を感じられるほどだ。後席のドア開口部も両側スライド式で、子供の乗り降りや荷物の積み下ろしもスムーズ。日常生活での使い勝手の良さも折り紙付きだ。

後席は大人でも足を組めるほどの圧倒的な膝元スペースを確保。床面もフラットで足元の自由度が高く、シート座面の高さやクッション性も適切なため長時間の乗車でも姿勢が崩れにくく疲れにくいのが魅力だ。

軽並みの小回り性能とミドルミニバン並みの広い室内を両立した絶妙な寸法設計は大きな強み。軽クラスのハイトワゴンでは物足りなく感じるユーザーを上手に取り込んでいる。

実は「ワゴンRの拡大版」ではない、 独立設計を採用

ソリオはかつて「ワゴンRソリオ」を名乗っていたことから、ワゴンRの車体を大きくしただけでは?と思われがちだが、それは過去の話。4代目となる現行型は完全に独立した小型車専用プラットフォーム(HEARTECT)を採用することで、走行時の横揺れを抑え、静粛でドッシリとした走行安定性を実現している。

さらに2025年1月に実施された最新改良では、フロントマスクを一新するとともに、パワートレーンにスイフト譲りの1.2リッター直3DOHCエンジン+マイルドハイブリッドを採用。車両重量1000kg(2WD)からの軽量ボディということもあって、軽快な走りとWLTCモード22.0km/Lの低燃費を両立している。

また安全面でもデュアルセンサーブレーキサポートⅡや停止保持機能付ACC、電動パーキングブレーキまで搭載されるなど、前世代のクルマを乗っているユーザーからすれば、このクラスでもここまで進化したのか、を実感できるほどだ。

2025年1月の仕様変更で最新世代のパワートレーンへと進化。新世代1.2Lエンジン(Z12E型)にモーターアシストを組み合わせたマイルドハイブリッドの採用で、軽快で静粛な走りとWLTCモード22.0km/Lの低燃費を手に入れている。

モデルライフとしては後期を迎えるが、それでもコンスタントな販売実績を記録

このクラスの最大のライバルであるトヨタ・ルーミー(ダイハツ・トール)と比較すると、ソリオは走りと後席の使用感でリードしている。ルーミーの後席は足元と座面の高低差が不足気味で足を投げ出す姿勢になりやすいのに対して、ソリオは適正な着座姿勢を保ちやすく、長時間の乗車でも疲れにくい。

荷室の使い勝手の良さはルーミーには及ばないが、静粛性や乗り心地、走行安定性といったクルマの基本性能はソリオが上回る印象だ。

過剰な大きさを捨て、日常で一番使う要素を凝縮したソリオは、「デカいミニバンは持て余すけれど、軽自動車では物足りない」というユーザーにとってちょうど良い存在。2026年1月〜8月の販売登録台数は4万7550台(※姉妹車の三菱・デリカD:2も含む)となるなど、モデル後期でもコンスタントに売れ続けている。

この堅調な人気ぶりは、単なるスペック比較では見えてこない「乗り心地」や「使いやすさ」を評価する目の肥えたユーザーが増えている証拠だ。街乗りから週末のドライブまでストレスなく付き合える実力派コンパクトなのだ。

最新世代のソリオ。デザイン刷新によって洗練されたフロントフェイスと、使い勝手に優れたハイトワゴンボディが目を惹く。

標準モデルのソリオに対し、縦基調の迫力あるフロントグリルや専用ライト類を採用したカスタム仕様「ソリオ バンディット」。個性的でプレミアムな一台を選びたい人向けのモデルになる。

ベストバイは豪華装備が凝縮された「HYBRID MZ」

グレード選びの狙い目は最上級の「HYBRID MZ(224万8400円・2WD)」だ。一つ下の「HYBRID MX」との価格差は19万6900円だが、ここにはLEDヘッドランプ、右側パワースライドドア(両側電動化)、カラーヘッドアップディスプレイ、スリムサーキュレーターなど30万円相当の装備が丸ごと追加されるため、買い得感は圧倒的だ。

最上級グレード「HYBRID MZ」のインパネデザイン。内装仕立ても豪華で本革巻ステアリングや上質なインテリア加飾に加え、センターメーター奥にはカラーヘッドアップディスプレイも装備。寒冷地のユーザーでなければ駆動方式は2WDで十分だ。

グレードエンジン駆動変速機価格
ソリオ
HYBRID MG
1.2リッターDOHC+マイルドハイブリッド2WDCVT192万6100円
4WD205万1500円
ソリオ
HYBRID MX
2WD205万1500円
4WD217万6900円
ソリオ
HYBRID MZ
2WD224万8400円
4WD259万3800円
※全方位モニター付メモリーナビゲーション・スズキコネクト対応通信機装着車のみ
ソリオバンディッド
HYBRID MV
2WD230万3400円
4WD264万8800円
※全方位モニター付メモリーナビゲーション・スズキコネクト対応通信機装着車のみ

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