
東京ビッグサイトで開催された「東京キャンピングカーショー2026」に展示されていた最新車両の中から注目作をピックアップ。日産ピーズフィールドクラフトが日産キャラバン(スーパーロング)をベースに制作した、フル装備のバンコンバージョン「ブリランテ」を紹介しよう。
●文/取材:月刊自家用車編集部(竹野由志雄)
日産ディーラー直営の老舗の最新モデル
正直なところ、今のキャンピングカー市場はちょっとした大激震の真っ只中だ。絶対王者として君臨してきたハイエースの新車供給が止まっている今、旅好きたちの視線が一斉に注がれているのが、永遠のライバル・日産キャラバンである。
そんな絶好のタイミングで、日産東京販売直営の老舗ビルダー「ピーズクラフト」こと日産ピーズフィールドクラフトが満を持して投下したのが、同社フラッグシップの最高峰バンコン「ブリランテ」だ。
日産の商用バン・キャラバンのスーパーロング・ハイルーフをベースに日産ピーズフィールドクラフトが制作したフル装備のバンコン「ブリランテ」。
広々ベッドとフル装備で、快適な旅をサポート
ベース車に選ばれたのは、巨躯を誇るスーパーロング・ハイルーフ。横向き3人掛けソファーと対面シートで構成されたダイネットは、まるで隠れ家サロンのような仕立て。これをフルフラットに倒せば、大人2人が余裕でゴロ寝できる1500mm×1830mmの大空間ベッドへと瞬時に変貌するという。しかも着脱式テーブルはベッドモードのまま固定できるから、横になったままグラスを置くなんていう怠惰な過ごし方すら許してくれそうだ。
横向き3人掛ソファーと運転席側のひとり掛けシート&テーブルを備えたリビングスペースはまさに快適な「居住」空間。すべてのシートをフルフラットにすれば最大で全幅1500mm×全長1830mmのベッドスペースに変身する。
運転席側に設けたひとり掛けシートは前向き/後ろ向きにアレンジ可能。奥に見える3人掛けソファーのフロント側には角度を自在に変えられるマルチポジションTVも装備している。
室内高は圧巻の2400mmと、大人がかがまずにスッと立てる高さを確保。天井沿いには大容量のオーバーヘッドシェルフもズラリと配置されるなど、このあたりのレイアウトは老舗ならでは選択に感じる。
備わる装備機能も、キャンピングシーンや旅先で重宝できるものが揃う。100Vの家庭用エアコンとベバスト製FFヒーター、さらには大型ルーフベントまで標準で備わっている。これにより猛暑の車中泊でも冬場の雪国でも、ボタン一つで自宅のリビング同等の快適圏を作り出せるそう。運転席裏のカウンターに目をやれば、冷凍冷蔵庫と電子レンジが整然と収まり、車旅の「食」に対しても贅沢な環境が整えられている。
ひとり掛けシートの後ろには同じくひとり掛けのソファーも配置。着脱式シートを挟んで向かい合わせのくつろぎスペースにもなる。
そしてキャビン最後尾には、最近多くのキャンパーに採用が進んでいる「マルチルーム」もレイアウト。 奥行きわずか62cmほどのスペースなのだが、シャワーヘッド付きの給排水タンク内蔵キャビネットを完備し、オプションでポータブルトイレまで置けるプライベートな個室として活用することができる。
キャビン最後尾に奥行き62cmの「マルチルーム」を設置。伸縮式のシャワーヘッドを装備した給水&排水タンク内蔵のキャビネットと照明付き換気扇を用意。オプションでポータブルトイレも設置できる。
運転席側のオーバーヘッドシェルフの隣にはダイキン製の100V家庭用エアコンを装備する。
外で汚れた足をサッと洗うもよし、緊急時のトイレにするもよし。「走る・食う・寝る」という従来のバンコンの限界を軽く突破し、「洗う・整える」までを1台で完結させる。ディーラー直営の技術力と遊び心が詰まった、まさに究極のフル装備モデルに仕上がっていた。
フロント側には電子レンジと冷凍冷蔵庫を備えたカウンターを設置。電子レンジの下はシャッター扉式のシューズスペースになっている。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(キャンピングカー)
1位 大人気トヨタ車「完成度がスゴイ…」釣り竿、スキー板、ゴルフバッグ、なんでもオッケー。災害時の避難シェルターとしても十二分に機能する、無敵の相棒 趣味の道具をたっぷり積めて、いざというときには頼れ[…]
車中泊を安心して、かつ快適に楽しみたい方におすすめのRVパーク 日本RV協会が推し進めている「RVパーク」とは「より安全・安心・快適なくるま旅」をキャンピングカーなどで自動車旅行を楽しんでいるユーザー[…]
車中泊を安心して、かつ快適に楽しみたい方におすすめのRVパーク 日本RV協会が推し進めている「RVパーク」とは「より安全・安心・快適なくるま旅」をキャンピングカーなどで自動車旅行を楽しんでいるユーザー[…]
車中泊を安心して、かつ快適に楽しみたい方におすすめのRVパーク 日本RV協会が推し進めている「RVパーク」とは「より安全・安心・快適なくるま旅」をキャンピングカーなどで自動車旅行を楽しんでいるユーザー[…]
街乗りもこなせる絶妙なサイズと高い信頼性を誇るベース車両 キャンピングカー選びにおいて、多くのドライバーが頭を悩ませるのが、車体の大きさと居住性のバランスだ。広々としたキャブコンバージョンは魅力的だが[…]
最新の関連記事(日産)
強力なライバルがひしめくカテゴリーで大健闘 国内で最も競争が激しいと言っても過言ではないコンパクトSUV市場において、日産の新型「キックス」(価格299万9700~424万8200円)が好調な売れ行き[…]
ファンへの感謝を込めた恒例イベントが2026年も開催 日産自動車と日産モータースポーツ&カスタマイズ(NMC)は、モータースポーツファン向けイベント「NISMO Festival at Fuji Sp[…]
そもそも「GT-R」という名称の由来は? 現在の日産のラインナップの中でも燦然と輝いている「GT-R」。日産の技術力を誇示するスポーツ系車種の頂点として、日産のハイパフォーマンスカーの象徴と言える存在[…]
18インチから20インチまで、スタイルに合わせて選べる 新型エルグランドは上質な走りと洗練されたデザインが魅力のモデルだが、カスタムを楽しむ上でマストなのが足元のドレスアップ。この点に異論のある方はい[…]
安全性能が一段と進化!エマージェンシーブレーキの画角を拡大 今回の仕様変更における一番の注目は、先進安全装備「インテリジェント エマージェンシーブレーキ」の性能向上だ。フロントカメラの水平画角を拡大し[…]
人気記事ランキング(全体)
運転が苦手な人の”左側の不安”を解消する補助ミラー 運転経験が浅い人や車幅感覚に自信がない人にとって、左サイドの死角は大きな不安要素である。特にコンビニの駐車場や狭い道路での幅寄せ、縁石ギリギリまで車[…]
「マイカーの夢」を本格的な乗用車として具現化しようとした野心的なモデル 初代キャロルは、単なる「安価な移動手段」という当時の軽自動車の枠を超え、庶民が抱いていた「マイカーの夢」を本格的な乗用車として具[…]
お出かけが多くなる夏場こそ活用したい革新的なフロアマット 家族や友人と、山へキャンプ、海へバーベキューなど、楽しみなイベントが控えている夏。愛車のミニバンでみんなでワイワイガヤガヤと目的地へ向かう計画[…]
コンパクトSUV値引き額ランキング! 2026年8月の狙い目は? 2026年8月時点のコンパクトSUVについて、車両本体の値引き目標額をランキング形式で紹介。値引き額は車両本体のみを対象としており、付[…]
街乗りもこなせる絶妙なサイズと高い信頼性を誇るベース車両 キャンピングカー選びにおいて、多くのドライバーが頭を悩ませるのが、車体の大きさと居住性のバランスだ。広々としたキャブコンバージョンは魅力的だが[…]
最新の投稿記事(全体)
絶景ドライブの拠点として、大自然とおいしい食、そして特別な夜の時間を満喫しよう 「RVパーク 大笹牧場」は、標高1300m、日光霧降高原道路の終点に広がる「大笹牧場」内に併設されたRVパークだ。夏でも[…]
1位 大人気トヨタ車「完成度がスゴイ…」釣り竿、スキー板、ゴルフバッグ、なんでもオッケー。災害時の避難シェルターとしても十二分に機能する、無敵の相棒 趣味の道具をたっぷり積めて、いざというときには頼れ[…]
BMW M2は、セグメント唯一の後輪駆動コンセプトと約50:50の理想的な前後重量配分により、俊敏なハンドリングと卓越したロード・ホールディング性能を実現するMモデル。BMW M2 CS Editio[…]
イタリアらしい洗練されたエレガンスをプラス 2025年に国内導入が始まった「JUNIOR」は、アルファロメオの新時代を象徴するコンパクトモデル。「Ibrida」は1.2L直3ターボに6速DCT(システ[…]
改良したハリアーに早くもモデリスタ専用キットが登場! 今回のモデリスタ専用キットでは、特別仕様車のテーマに合わせた漆黒のメッキ加飾が採用された。従来のクロームメッキとは異なる、落ち着いた深い輝きと黒の[…]
- 1
- 2

























