「ご当地ナンバー」5月に新エリアを追加!「江戸川」「日光」ほか、5つの地域が仲間入り

最近、よく見かけるようになったイラストが描かれているナンバープレート。じつはこれ、「地方版図柄入りナンバープレート」というもので、それぞれの地域の風景や観光資源を図柄入りのナンバープレートにしたものだ。2025年5月、新たに5地域の図柄ナンバーが追加され、これで全国73地域の図柄ナンバーが出揃うことになる。申請できる図柄は、クルマが登録されている使用本拠地の地域が対象となるが、期間限定ではあるが、全国共通の図柄ナンバーならば、全国どの地域からでも申し込みが可能だ。

●文:月刊自家用車編集部 ●画像提供:全国自動車標板協議会

今年5月から追加予定の5地域の図柄ナンバー。上から、十勝(北海道)/日光(栃木)/安曇野(長野)/南信州(長野)/江戸川(東京)。

これまで、すでに全国68地域のご当地絵柄ナンバーが登場している。今回の5地域を合わせると73地域となる。

新エリアの事前申請は4月スタート、5月から交付予定

図柄入りナンバープレートは、2017年に日本で開催されたラグビーワールドカップを応援することを目的として交付がスタートした。翌2018年10月からは地域の魅力を発信することを目的に、地方版の図柄入りナンバープレートの交付が開始され、これまで全国133地域のうち68地域で地方版図柄入りナンバープレートが交付されており、今年の5月からさらに5地域が追加され、これで全国133地域のうち半数以上の73地域で導入が完了する。

今回追加される地域は、十勝(北海道)/日光(栃木県)/安曇野(長野県)/南信州(長野県)/江戸川(東京都)の5地域。それぞれの地域の風景や観光資源をデザインしたもので、事前申請開始は4月頃を予定しており、交付開始は5月頃となっている。

ちなみに、この地方版図柄ナンバーは当該地域での車が対象となるため、他地域からの申し込みは基本的にできない。しかし、図柄ナンバー対象地域ではない地域に住む方や地方版図柄ナンバーの対象地域だが、ほかの絵柄を付けたいという方のため、交付期間を限定した全国版図柄ナンバープレートも用意されている。

現在、この全国版図柄ナンバーは2種類交付されていて、そのひとつが日本全国47都道府県の県花をモチーフとした絵柄。これは、「日本全体で立ちあがろう」という思いが込められている。そして、もうひとつは、今年開催される2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)を記念して、公式ロゴマークのフォルムをモチーフとした「大阪・関西万博特別仕様ナンバープレート」。ともに交付期間が限定されているため、興味のある方は、早めに申し込んだほうがいいだろう。

2025年5月登場の5地域図柄入りナンバー

江戸川(東京都)<煌(きら)めく夜空と靡(なび)く金魚>

対象地域:江戸川区

十勝(北海道)<十勝の価値満載>

対象地域:河東郡(音更町/士幌町/上士幌町/鹿追町)/上川郡(新得町/清水町)/河西郡(芽室町/中札内村/更別村)/広尾郡(大樹町/広尾町)/中川郡(幕別町/池田町/豊頃町/本別町) /足寄郡(足寄町/陸別町)/十勝郡(浦幌町)

日光(栃木県)<陽明門/しめ縄/尚仁沢湧水>

対象地域:日光市/塩谷郡(塩谷町)

安曇野(長野県)<安曇野の風景>

対象地域:安曇野市/東筑摩郡(生坂村)/北安曇郡(池田町/松川村)

南信州(長野県)<水引で表現した南信州の自然>

対象地域:飯田市/下伊那郡(松川町/高森町/阿南町/阿智村/平谷村/根羽村/下條村/売木村/天龍村/泰阜村/喬木村/豊丘村/大鹿村)

申し込み時に、1000円以上の寄付でフルカラー仕様、寄付なしの場合は、モノトーン仕様の絵柄になる

交付手数料に加え、1000円以上の寄付をするとフルカラー絵柄となるが、寄付のない場合はモノトーン仕様となる。

全国どの地域の方でも申し込める全国版図柄ナンバー(全国共通デザイン)

「元気の花を日本中に咲かせよう!」

日本全国47都道府県の県花をモチーフに、日本の美しさを表現。※交付期間:2027年4月30日

大阪・関西万博特別仕様ナンバープレート

2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)の開催を記念。公式ロゴマークのフォルムをモチーフにデザイン。※交付期間:2025年12月26日

図柄ナンバープレートは自分で簡単に申し込める

図柄入りナンバープレートは新車、中古車の購入時の新規登録だけでなく、すでに交付されている既存のナンバープレートからの変更も可能だ。現在のプレート番号のまま図柄入りナンバープレートに変更することも可能。その場合も手数料は必要となる。

図柄入りナンバープレートの申し込みは、ディーラーなどの販売店に依頼するほか、自分でも簡単に手続きすることができる。各地域の車検場窓口でも手続きが行えるほか、パソコンやスマートホンから簡単に申し込むことができる。なお、登録手数料は地域や車種により異なるが、普通車や軽自動車の場合、概ね8000円から10000円ぐらい(各地域の交付手数料はコチラ)となっている。プレートの交換は指定の車検場(運輸支局/自動車検査登録事務所/軽自動車検査協会)へ出向いて行うこととなる。

図柄ナンバーの申し込み方法

1)各ディーラー、整備工場で相談する。近くの行政書士でもOK。

2)管轄の運輸支局、自動車検査登録事務所窓口で行なう。

3)自身のパソコンもしくはスマホからWEBサイトにて申し込む。パソコンからの申し込みは、https://www.graphic-number.jp スマホからの申し込みは、以下のQRコードから簡単に申し込めるのだ。

スマホから申し込む場合は、このQRコードから申し込むことができる。パソコン、スマホともに、申し込む際は、車検証を用意しておく。

軽自動車/事業用車も登録可能

軽自動車の図柄ナンバーは、黄色の縁取りとなる。登録車と同じ、寄付金をするとフルカラー、寄付金なしの場合はモノトーンバージョンとなる。

事業車(緑ナンバー)も軽自動車と同じく、緑色の縁取りが施される。寄付金のありなしで、フルカラーおよびモノトーンと仕様が異なる。

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