
レクビィのキャンピングカーシリーズにおいて、特に「ペット好き」のユーザーから絶大な人気を誇るのが、ペットと快適に過ごせる専用装備や家庭用エアコンを備えている「ソラン」シリーズだ。ハイエースの可能性を感じさせてくれる稀有な一台だったのだ。
●文/写真:月刊自家用車編集部
家庭用エアコンで、夏バテも心配いらず
今回紹介するレクヴィのハイエースキャンパーは、取り回しの良いナローボディ・ハイルーフ車をベースに仕立てた車両で、「ペットと旅するキャンピングカー」というコンセプトをさらに進化させ、高さ制限で敬遠していたユーザー層にも、開放的な車内空間という大きな魅力を提供するという一台。その最大の強みといえるのが、寛ぎタイムの快適性と、旅に同行してくれるペットへの配慮に優れていること。
ペットと旅するソランならではの「愛犬専用ベッド」。運転席と助手席の間に設置され、オーナーが運転中でも愛犬の様子をすぐに確認でき、リードフックで安全も確保。旅の道中も愛犬と共に過ごせる特別な設計だ。
ハイエースのハイルーフ仕様がベースモデル。室内高160cmを確保し、家庭用エアコンを標準搭載。ペットの爪に強い内装と愛犬ベットを装備した、四季を通じて愛犬と快適な旅を実現する高性能バンコンに仕立てられている。
まず、注目したいのは空調機能だ。強力なリチウムバッテリーシステム搭載することで、電気残量を気にすることなく家庭用ルームエアコンの長時間稼働が可能で、日本の厳しい夏でも冬でも、快適な室温を維持し続けることが可能。
エアコンはリヤゲート上に取り付けされていることもあって、吹き出し角度も最適で、効率よくキャビンに快適な風をまわすことができる。ヒトはもちろん、ワンちゃんにとってもありがたい配置だ。
家庭用ルームエアコンは、リヤゲート上に配置。リチウムイオンバッテリーを搭載することで、エンジンを切った状態でも運用が可能。出先でワンちゃんを置いたままクルマを離れても、熱中症などのリスクを大幅に下げてくれる。
さらにハイルーフ化もポイントのひとつ。車内での着替えや移動、調理などの立ち作業が格段に楽になるほか、ドライバーズシートアッパーヘッドシェルフを設けることで収納力も高めている。
寝具などを入れる広い収納棚「ドライバーズシートアッパーヘッドシェルフ」も設置。前席上部にリヤクーラーユニットを移設し、エアコン吹き出し口も内蔵させている。
爪に強い生地とクッションフロアを採用することで、ヒトもワンちゃんも安心
さらに内装素材に「ペット」との生活を便利にする新素材が用いられていることもポイントのひとつ。
明るい木目とベージュを基調としたモダンなキャビンに備わるベッドマットやシートには、摩擦や爪立てにも強い天然素材の生地と合皮を採用。フロアには引っかきキズがつきにくいクッションフロアが敷かれ、運転席と助手席の間には愛犬専用のベッドも備えられるなど、愛犬家目線の装備が充実している。
話を聞いた担当者によると、傷に強い生地はかなりの反響があるそうで、このモデルを指名買いするユーザーも多いとか。
約160cmの室内高を誇るソラン ハイルーフのキャビン。シートは広々としたフルフラットベッドにも変化可能。豊富な収納と家庭用エアコンにより、愛犬との快適な車中泊を約束してくれる。
シートとベッドには、ペットの爪や摩擦に強いヴィーガンレザーと専用生地を採用。デモンストレーションのように、従来の生地と比較して傷がつきにくく、内装の美しさを長く保てるメリットを持つ。
明るい木目とベージュの配色で上質な空間を演出。天井に埋め込まれたLEDスポットライトが車内を照らし、高い居住性を実現している。
限られた空間を最大限に活かす、独自のレイアウトもお見事
シンクや冷蔵庫、調理台といったキッチンユーティリティは助手席側に集約されることで、スライドドアから車内への動線を確保するとともに、広げたスペースを愛犬のケージ置き場としても活用できるように設計。
エンタメ設備も充実。車載テレビを設置し、天井と両サイドには扉付きのオーバーヘッド収納を完備。各種電装品のコントロールパネルも集約され、快適で使い勝手の良い移動空間となっている。
キッチンは助手席後方に集約され、シンク、冷蔵庫、収納棚をコンパクトに配置。スライドドア付近の空間を広げ、愛犬のケージ置き場を確保する工夫が光る。明るい内装と相まって、使い勝手も良好だ。
ほかにもスポットライト型のLED照明が温かみのある空間を演出するほか、機能面では走行用リヤクーラーユニットを下方に移設し、その上部を運転席上部収納棚として活用できるなど、老舗のキャンピングビルダーならではの、限られた空間を最大限に活かす独自のレイアウトも見逃せない。
この一台は、単に移動や宿泊の手段に留まらず、愛する家族であるペットと共に、一年中快適で自由な旅のライフスタイルを実現してくれるのだ。
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