
●文:おもちのビート ●まとめ:月刊自家用車編集部
ジムニーからセルシオへ乗り換え!?
こんにちは。YouTubeで「おもちのビート」チャンネルを運営しているおもちです。
YouTubeチャンネル“おもちのビート【POV Drive ch】”最新動画↓
トヨタ セルシオ
このクルマは、新車で買ったJB64ジムニーから約1年ほど前に乗り換えた私の今の愛車です。クルマならどのジャンルも好きな私は、「セダンだったらセルシオに乗ってみたいな〜」なんてことを思い続けていました。
ただ、まさかこのタイミングで本当にセルシオ乗りになるとは思っていませんでした。とりあえず買ったからには動画のネタにしていこうと思い、セルシオについてもビートやジムニーと同じように動画を作ってアップしていますが、自分が思っている以上に良い反響をいただいております。
そこで今回は、軽自動車から30セルシオに乗り換えた感想を、周りの反応を含めてお届けしたいと思います。
まわりの車がビックリするくらい優しくなった…
実は私、ジムニーに乗り換える前はアウディA4に乗っていました。(ビートはセカンドカーとしてA4時代も所有)
アウディA4からジムニーへ乗り換え
メインカーが軽自動車になるのはジムニーが初めてでした。ジムニーが納車されたあと、いつもの様に走り慣れた道を走っていると、やたら急な割り込みが多くなり、後ろの車の車間距離が近くなりました。その他、コンビニや脇道から道路に出る時も、以前より周りが譲ってくれなくなったり…
「あれ、前のクルマの時ってこんなじゃなかったよな…?」なんて感じながら乗っていました。極め付けとしては、信号の無い横断歩道で歩行者が居たので停車したところ、後ろのトラックからクラクションを鳴らされる始末です。
このトラックのこと、俺は絶対忘れねぇからな……
ジムニー時代はそんなことがたくさんありました。私だけかなと思い、軽自動車に乗っている色々な人に聞いてみたところ、やはり私のような経験を受けている人は多いみたいです。
それでは、セルシオに乗り換えたらどうなったでしょうか。
まず車間についてですが、ビックリするくらい空きます。(ジムニーの時と一緒で、他のクルマの流れに合わせながら走ってます)
以前はこんな道を走っている時、後ろのクルマがガン詰めしてきました。
走行していても急な割り込みなんてまずありませんし、コンビニや脇道から道路に出る時も、ジムニー時代に比べると明らかに周りのクルマが譲ってくれます。もちろん、横断歩道で止まってもクラクションを鳴らされることもありません。
なにこれ。周りの対応、全然違うじゃん…
知人曰く、「車から“は”オーラが出てる」だそうです。
「人も車も見た目が9割。みんな見た目で判断してるんだな。」セルシオに乗り換えてそう感じました。
なのでもちろん、運転手を見られたら一気に煽り倒されるでしょう。なぜなら運転手の見た目がまっっっったくイカつくないからです。
古くても高級車。初めて乗った時はその乗り心地にビビりました。
買ってから3年も経っていない新車から乗り換えた訳ですが、当然ながら購入前は相当悩みました。購入の決め手となったのは試乗です(お店の人が運転で自分は助手席)。
乗り込んだ瞬間、今までのクルマでは味わったことのない感覚が私を襲いました。
エンジンを掛けても振動が全くない…!
動き出しても排気音がしない…!
走っていても道路の凸凹の振動がない…!
ちなみに私が買ったのはエアサスのモデルです。
この手のクルマの乗り心地や静粛性がすごいというのは以前から聞いていましたが、20年落ちのクルマでまさかここまでとは思っていませんでした。試乗終了後、クルマから降りた瞬間に「買います」と言っていたのは言うまでもありません。
納車後、友達にも助手席や後部座席に乗ってもらいましたが、皆さん同じような反応でした。
正直、維持費ってどうよ?
「セルシオ買った」と言うと、みんなから「維持費大丈夫?」とよく言われます。自分も購入前は結構不安でしたが、結論から言うと「思ったよりも平気」でした。
タイヤは納車前に交換してもらいましたが、古い車なのでタイヤサイズは17インチ。妥協無しでブリヂストンのレグノを履かせましたが、工賃込みで約10万円でした。
前後とも225/55/R17。今時の車は19インチとか20インチなので、それに比べたら安い。
セルシオの燃費は悪いイメージですが、ハイオクでリッター約7km。ハイブリッド車に比べたら当然ながら悪いですが、案外このくらいの燃費のクルマって結構街中走ってます。なのでこのクルマだけが特別燃費が悪いわけではありません。
満タンにすると大体1万2000円くらい掛かりますが、慣れてくると「車って満タンにすると1万円超えるもの」と言うような感覚になってきます(麻痺)。
ただ、一番の問題は毎年5月の自動車税です。4300cc + 15%重税のため、支払額は8万7900円となります。正直ここが一番きついです。
ビート(重税)とセルシオ(重税)で、トータル10万800円。
8万7900円は高すぎますが、支払いは年1回なので月に換算してみるとどうでしょうか。「8万7900円÷12ヶ月 = 7325円」です。
うん、どのみち高いね。
ここはもう、お金が掛かる部分として受け入れるしかなさそうです。逆に言えば、今のところ自動車税以外はそこまでお金は掛からなさそうな感覚です。あとはエアサスなどの大きな部品の故障が無いことを祈るばかりです…
クルマと運転手のギャップも含めて楽しんでいます。
車は相当イカついらしい(周りの人曰く)ですが、上記した通り、乗っている人は全くイカつくありません。「世界一セルシオが似合わないオーナー」である自信があります。
セルシオに乗り換えたあと、会社でも
会社の上司「あのセルシオって誰の?」
会社の同僚「あれおもちさんのですよ」
会社の上司「は???え???なんで???」
こんな会話があったとかなかったとか。
「セルシオだとよく職質されるでしょ?」とも言われますが、今まで一度もされたことありません。深夜帯にパトカーと並走しても全然大丈夫でした。もしかしたら運転手を見て「あっ、コイツはする必要ねぇや」という判断をされているかもしれません。
深夜3時の東京とセルシオ
そんな「クルマと運転手のギャップ」も楽しみながら、日々の生活の足としてセルシオは活躍中です。
車体は大きいんですけど、小回りが効く(最小半径5.2mでカローラ並)ので街中でも扱いやすいのが気に入っています。大きいと言っても、長さは5mを超えます(5015mm)が幅は1830mmなので全然許容範囲内です。
リアのオーバーハングが長いですが、こんな感じでギリギリ大丈夫です。
いつまで所有できるかは分かりませんが、セルシオとの付き合いはもう少し続くみたいです。
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